
1年前のその日、そしてその時に、僕はここに立ち、同じように海を見ていました。潮が沖へ沖へ引いていき、ついには見たこともないほど、海底が露出しました。そしてあっという間に今度も見たことも無いぐらい潮が多くなり、台風時の大潮満潮よりも高いラインまで海水が満てきました。ラジオからは、東北、そしてそこから刻々と津波が向かってきてることを伝えていました。
不思議と恐怖はなく、落ち着いていました。ですが、何か心の中でパチンとスイッチが入りました。これが「津波」か。そしてこれを目に焼き付けよう思いました。8年前、スマトラ沖地震をタイに滞在してたときに経験し、それ以降この日は来ると思っていました。
一瞬で2万人近い人の命が失われました。その魂の鎮魂と平安を祈ります。また、1日も早い被災地の復興を願わずにはいられません。
海辺で生きていく覚悟ですが、津波は重い現実です。これを乗り越え、課題をクリアしてかなければなりません。一人一人が海に向き合い、現実を受け入れ、乗り越えていく。この作業が必要です。
津波の前も後も、実は海は何も変わっていません。変わったのは人の意識です。
海は豊かで、気持ちよく、楽しさを与えてくれますが、反面、自然ですので危険や災害もあります。これは昔から何も変わらないのです。我々は知恵や経験を蓄積して先に生かす力を持っています。少しの勇気と努力で課題は乗り越えられると確信しています。
答えは見えている。後はやるかやらないかの問題。 jogo