気になったのは死者数と重症者数が同じような動きをしている点です。
検査数が増えて感染者数も増えています。
しかし感染者の増加に対して同様に重症者や死亡者も増加傾向です。
番組は見てなかったので他の要因などに触れたのかは知りません。
自分なら季節や人出などの点を挙げていたのですけど。
ただ、このグラフがちょっと無理があるのは死亡者はその時に亡くなった方ですが、重症者はその時の重症になっている人の数で中には長く入院している人もいるのです。
重症者が溜まると死亡者も増加すると言うのも何か考えたくなります。
重症者にカウントされない、気管挿入を拒む高齢者もいる筈で必ずしもも重症者数と死亡者数の傾向が同じになるとは限らない筈です。
考えられるのは気管挿入を拒む高齢者が少なく大半は重症者になってから亡くなられているのでしょうね。
それにしても感染者数が増えて重症者も増え、その結果として医療の現場が疲弊する事で死亡するリスクが高まるとすればそれはそれで危機感を持たなければならないのです。
表現が下手でもどかしいのです。
最近のグラフをNHKで見る限り、同様の傾向になく重症者は累積的なカーブ、死亡者はピークこそ同様に見えなくもないが日々でバラツキの有る棒線グラフでした。
確かに長期間の値を一つのグラフにしてしまうとそうなるのでしょうけど、それ自体に関連性を証明出来るような話ではないのを直感的に一つに纏めた違和感が残る感じもします。
【追記】
感染は社会的な現象で、自然環境の要因もあります。
それに対して要因の一つとしてGOTOキャンペーンなどの政治的な要因を検証するのにこのグラフで良いのか違和感なくあります。
その中でも累積的な数字と突発的な事象を重ねるのが学術的におかしいのでしょうね。
それに仮に要因が移動による物が多いとしても旅行よりも日常生活を支える通勤や通学、それに物流の方が多い訳です。
そこにあざとさを感じる訳で個々のグラフに要因となるような出来事を時系列で並べるのが学術的なのかと思います。
または自然環境の気温などと比較して確実にGOTOキャンペーンの方が強い要因なのを説明するべきです。
普段学者の話を鵜呑みにするから、自分で考えないと言うか理想論に走ってはここの説明する手法が疎かなのかと思います。
それで言えば、政治家も本来なら分科会の話も聞いて、更に自分でも判断するような情報を得ればここまで国民との乖離は進まなかったのでしょう。
意固地にさせたマスコミもそうですが、何処かにボーダーラインを設定しない官僚の鈍感さも言うなら忖度並みに危険な兆候です。