洋書で英会話

100冊以上読んできた経験と知識をもとに、英語の小説や雑誌、実用書などから、すぐに使える素敵な表現や文法をご紹介します。

ゆっくり・ハリーポッター(26) ~だったらどうするの?What if?を使った表現

2021年05月30日 | ゆっくりハリーポッター 
みなさん、こんにちは。

今回は、ゆっくり(過ぎる!)ハリーポッター (26)、

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone 
by J.K.ROWLING

Chapter Twelve
The Mirror of Erised より、"What if ~?" (~だったらどうするの?)を使った表現をご紹介します。


クリスマスプレゼントでもらったCloakを使って、夜中に部屋を抜け出して、不思議な鏡、The Mirror of Erised (その鏡を覗いた人が見たいものが見える鏡)のところにHarryがまた行こうとしていることが分かったRonが、夜中にルールを破って歩き回るのは危険だからやめたほうがいいと説得しているシーンからの引用です♪ (まずは辞書なしでお読みください)


(Ron) 'I know what you're thinking about, Harry, that mirror. Don't go back tonight.'

(Harry) 'Why not?'

(Ron) 'I dunno, I've just got a bad feeling about it - and anyway, you've had too many close shaves already. Filch, Snape and Mrs Norris are wandering around. So what if they can't see you? What if they walk into you? What if you knock something over.'


今回のお勧め表現は、Ronが言った、What if 主語+〈動詞〉? (もし、主語が〈動詞〉だったらどうするの)です。

What if they can't see you?  ⇒彼らにあなたが〈見えなかった〉らどうするの?

What if they walk into you? ⇒ 彼らがあなたに〈ぶつかってきた〉らどうするの? 
※walk into ~ で ~に歩いてそのままぶつかることを表しています。

※彼らが歩いて進んできた時に、Harryの姿が見えずに、HarryにそのままぶつかったらどうするのかとRonは心配していました。

What if you knock something over? ⇒ もし、あなたが、何かを〈倒してしまった〉らどうするの?
※knock ~ over で、何かにあたって、それを倒してしまうことを表しています。


「どうするの?」と尋ねていますので、What と ifの間には、What are you going to do? What would you do? という言葉が省略されています。


この表現、仮定の話ですので、What if の後の文章の時制は過去形が基本とされていますが、現在形もよく使われます。
現在形を使う時は、その事柄がより一層起りそうなこと(実際にそうであるかもしれないこと)を伝えている気がします。

以前、当ブログで紹介した本の中でも、このwhat if を使った表現は、本当によく登場します。

例えば、The Zack Files -Great-Grandpa’s in the Litter Box - by Dan Greenburgでは、

主人公Zackに猫が話しかけて家に連れて帰ってもらおうとするシーンで、

・What if I told you I know your name?
 
 (君の名前を知っているって言ったらどうする?) 

・What if I told you I am a member of your family?

 (俺が君の家族の一員だって言ったらどうする?)


など。

A Street Cat Named Bob by James Bowen では、

Bob(猫)を初めて見つけた時のシーンで、

・What if it did belong to the person living in the flat? 
 
 (マンションの他の住民の人の猫だったらどうしよう?)

Bobが行方不明になってしまったシーンで、

・What if he had run out into the road at Piccadilly Circus?
  
 (ピカデリーサーカスの道路に飛び出てしまっていたらどうしよう?)

・What if someone had seen him and picked him up?

 (誰かに見つかって捕まえられていたらどうしよう?)


などなど。


今回ご紹介したのはほんの数例で、このWhat if (主語)+(動詞)?「~だったらどうする?(~だったらどうしよう?)」という場面にとてもよく使われる表現ですので、覚えておくと便利です♪


今回紹介した表現はこちらの227ページに載っています。








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ゆっくりハリーポッター(25)”~に対する” 影響を表す on

2021年02月24日 | ゆっくりハリーポッター 
今回は、ゆっくり(過ぎる!)ハリーポッター(25)"~に対する” 影響を表すonが使われている表現をご紹介します。

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone 
by J.K.ROWLING

Chapter Twelve
The Mirror of Erised より、


それを被ると姿が見えなくなるというCloakを使って、夜中に部屋を抜け出して、不思議な鏡のある部屋へ向かったHarryとRon。

今回の表現は、鏡に映る映像をもっと見たいと、HarryとRonが鏡を見る順番を取り合っているシーンに登場します。 
※鏡には、Ronが覗いた時には、Quittichのキャプテンになって優勝カップを手にするRonの姿が、Harryが覗いた時には、Harryに向かってほほ笑む彼の両親の姿が映し出されていました。

ここから引用です♪ (まずは辞書なしで、流れを想像しながらお読み下さい)

(Ron) 'Do you think this mirror shows the future?'

(Harry) 'How can it? All my family are dead - let me have another look - '

(Ron) 'You had it to yourself all last night, give me a bit more time.'

(Harry) 'You're only holding the Quidditch Cup, what's interesting about that? I want to see my parents.'

(Ron) 'Don't push me -'

その時、部屋の外で音がします。
その音がしたことで、HarryとRonは、自分たちがうっかり大きな声で話してしまっていたことに気が付きます。
'Quick!' というRonの合図で、慌てて二人は、姿が見えなくなるCloakで身を隠します。
二人が身を隠すと同時に、その部屋にやってきたのは、用務員Filchが飼っている猫のMrs Norrisでした。

Mrs Norris(猫)に気づかれないように、Cloakの中で、じっと息を潜める二人の頭には、同じことが浮かんでいました。
それがこちら↓

- did the Cloak work on cats? -


さて、この文章、どのような意味になるでしょうか。

その場にいるHarryとRonの気持ちになって考えると、猫とマント(Cloak)の関係、つまり、このマントは「猫にも通用するのか(効き目があるのかどうか)」ということが気になると思います。

果たしてこの文章は、「このマント(Cloak)は、猫にも効き目があるのだろうか?」という意味で使われています。

通用したのかどうかは、続きに次のように書かれています。

After what seemed an age, she turned and left.

※ageは『歳、時代』を表す単語とあって、このような文脈で使われるageは、「長い時」を表します。

こういう危機的状況の時は、一瞬一瞬が長く感じます。Harryたちにも、Mrs Norrisの反応を待っている時間がものすごく長く感じられたようです。
幸い、Mrs Norrisは、じーっとそこにいた後、向きを変えて(she turned) そして部屋から出ていきます(and left)。

workと聞いたら、自動的に、「仕事」、もしくは、work onとセットで見えたら、「~に取り掛かる」という風に、決まりきった訳でその単語を見てしまいがちですが、毎回そうしてしまうと、文脈によっては、異なる解釈をしてしまうかもしれません。

単語(もしくはフレーズ)の意味を知っていることは、もちろん、大切ですが、英語を正しく理解するには、文脈を見ること、それが一番大事です。


☆今回のお勧め英会話フレーズ☆
RonがHarryに言った'You had it to yourself all last night, give me a bit more time.' より

have (名詞) to oneself 【~を独り占めにする(貸切る)】

Ronと一緒に鏡を見に行く前の日に、Harryは一人でその鏡を見ていました。
もう見たことがあるのに、(もしかしたら、Harryの場合は見たことあるから故かもしれませんが)
Ronが見ているときに、let me have another look【僕にももう一回見させて】とHarryが、Ronを急かします。

そこで、Ronが放ったのがこの一言、

'You had it to yourself all last night, give me a bit more time.'
(昨日の夜ずっと、独り占めしてたんだからいいじゃない。僕にももう少し見させてよ。)

この表現を使って、」例えば、レストランの貸し切り状態なども、次のように表すことができます。

We will have the restaurant to ourselves. と未来形で表すと、これからの話。
We had the restaurant to ourselves. というと過去の話に使えます。

ちょっと知っていると便利なフレーズです。




今回の内容は、226ページに載っています


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ゆっくりハリー・ポッター(24)より情景が描写できる倒置法と手触りに関する表現 Part 2

2019年05月06日 | ゆっくりハリーポッター 
みなさん、こんにちは。
今回は、ゆっくりハリー・ポッター 第24弾 

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone 
by J.K.ROWLING

Chapter Twelve
The Mirror of Erised


Harryがクリスマスの朝に届いたプレゼントの中身をRonと一緒に確認しているシーンより、
より情景が描写できる倒置法を使った表現と手触りに関する表現Part2をご紹介します♪



前回までに登場したプレゼントは...

1つ目:Hagridからの手作りの木製のフルート

2つ目:Uncle VernonとAunt Petuniaから短い手紙とそこに貼られた50ペンス硬貨


この50ペンス硬貨が貼られている様子、本文では次のように書かれています。


Sellotaped to the note was a fifty-pence piece.


※noteはここでは、短い「手紙」のこと
※pieceはここでは「硬貨」のこと ちなみにロングマン現代英英辞典の定義では18番目にMONEY (a coin of a particular value) とあります。

この文章、いきなり過去分詞から始まっていて、気が引っ込んだ状態(わからない知らないと思いながら恐る恐る前に進む状態)で読むと、何のことかわからなくなりそうですが、落ち着いて観察したら、セロテープ、え?もしかして、あの、セロテープ?と自分の知っていることが書かれていることに気付くことができます。


セロテープで何をするか?常識で考えると、「貼ります」ね。
そこで、落ち着いて、もしかして何かが貼ってあるのかも?と見ていくとより理解しやすくなります。


この文章、wasの前後が入れ替わった倒置の文体になっています。
平たい文章(普通の並び)に戻すと

A fifty-pence piece was sellotaped to the note. となります。

こうすると普通の受動態の文になりますので、より意味が取りやすくなりますね。果たして、この文章が伝えている意味は、この平たい並びの文章と同じです。それなら、はじめからこう書いてよ!と思われれるかもしれませんが、それだと、手紙に硬貨が貼られている状態の、何とも奇妙で非常識な様子はそこまで伝わりません。あえて倒置で表すことで、普通の【主語、動詞】の順で並んでいる文章よりもよりしっかりと見なければならなくなります(慣れてくると通常の読書スピードに等しいレベルのスピードでのじっくりになります)し、え?何これ?、うわ!50ペンス硬貨が貼ってある!!と、驚くHarryの気持ちの追体験までできるような表現法になります。

過去分詞から始まるこの倒置の文体、わりとよく使われれる表現の手法ですので覚えておくと便利です



それでは、再び、Harryに届いたプレゼントのリストに戻ります。

3つ目:Ronのお母さんから手作りのRonたちとお揃い(でも色違い)のセーターと手作りのチョコレート

4つ目:Hermioneから大きな箱にいっぱい入った、Chocolate Frogsというチョコレートのお菓子


そして、いよいよ、最後の一つとなった、5つ目のプレゼント、そこには何が入っていたか。
ここからが前回の続きです♪

包みを持ち上げてその感触を確かめたHarry(Harry picked it up and felt it)、とっても軽くて何だろう?と包みを開けるとそこには。。。


ここから引用です♪

Something fluid and silvery grey went slithering to the floor, where it lay in gleaming folds.

(何か液体のように柔らかい銀色のような灰色の物が床にスルっと落ちて、床の上で折り重なって輝いていた)

それを見たRonは、息をのんで、驚きすぎて、手にしていたHermioneからもらったお菓子の箱を落とします。そして、

「これについて聞いたことがあるけど、これが、もし、そのそれだとしたら、めったにないもので、本当に価値のあるものだよ!」とHarryに話します。(‛I've heard of those,’'If that's what I think it is - they're really rare, and really valuable,')


それを聞いたHarryがRonに尋ねます。(ここから先は辞書なしで、知っている単語を大事に、前後の流れをよく観察して知らない単語の意味を想像しつつ、まずは全体をお読み下さい)

・・・・・・・

'What is it?' (←Harryの発言)

Harry picked the shining, silvery cloth off the floor. It was strange to the touch, like water woven into material.


'It's an Invisibility Cloak' said Ron, a look of awe on his face. 'I'm sure it is - try it on.'


Harry threw the Cloak around his shoulders and Ron gave a yell.
'It is! Look down!'

Harry looked down at his feet, but they had gone.


・・・・・・・

Harryに届いた5つ目のクリスマスプレゼントの中身は??
それを被ると姿が見えなくなるan Invisibility Cloak(透明マント)でした。

※invisibilityはvision (見ること)+ able (可能)+ ity(名詞の語尾)に 反対の意味になるinがついて【目に見えないこと】を表す単語になっています。

形容詞形はinvisibleです。
It's invisible. と言えば、「それは目に見えません」となります。
反対にIt's visible.と言えば「それは目に見えます」となります。



☆今回のおススメ表現☆
Harryが床に落ちた銀色に輝く布(cloth:クロス)を拾い上げた時に感じた、その布の手触りに関する表現'It was strange to the touch"です。

基本の型は It is (形容詞)to the touch. で、【それは~な手触りです(触れると~な感じです)】

「(生地などの)手触りがいい」は、It is smooth to the touch.とよく言われます。

It is hot to the touch.と言えば、「触ったら熱い」となります。


Harryに届いたマントの手触りは It is strange to the touch, like water woven into material. (妙な手触りで、まるで編んで生地にされた水のようだった)

水を編むことなどできませんが、そのくらい、すごく柔らかくてサラサラした様子が描写されている面白い表現ですね。


うわぁすごい!という表情のRonに「絶対そう(invisibility cloak)だと思うよ、着てみて!」と言われてHarry はそれを肩から掛けます。
すると、「やっぱりそうだ!(It is!) 下を見てみて!(Look down!)」とRon.
言われる通り、Harryが下を向いて自分の足を見てみると、、、、、

They(足の事)had gone! (消えてなくなっていました!)


Harry Potterの映画は観ていませんので、映画の中で、このシーンがどのように表されているのかわかりませんが、おそらく、ほとんど映像(役者さんの表情や小道具)で表されて、この3分の1くらいしか言葉では描写されていないのではないかなと思います。
不思議な魔法の世界の映画ですので、それはそれで、映像で見るとすごく面白いだろうなとは思いますが、英語学習的には、ちょっともったいないですね。




さて、このマント、誰から届いたのか、気になるところですが、今回はこの辺で♪


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映画もドラマもいいですが、やっぱり読書、お勧めです


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ゆっくりハリー・ポッター(23)Feel it. ~手触りに関する英語~

2019年05月04日 | ゆっくりハリーポッター 
みなさん、こんにちは!4月中はレッスン準備などでバタバタしてしまい、久しぶりの更新になってしまいましたが、今回はゆっくり(すぎる!)ハリーポッター 第23弾

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone 
by J.K.ROWLING

Chapter Twelve
The Mirror of Erised より

Hogwartsで迎えたクリスマスの朝、HarryがRonと一緒に届いたプレゼントの中身を確認しているシーンより、手触りに関する表現、そのほか色々、ご紹介します♪


Hogwartsに来るまで、良いクリスマスを過ごしたことがなかったHarry、まさか自分あてのプレゼントが届くなど全く期待していなかったところに、いくつかプレゼントが届いたので、とても喜びます。そして、一つ一つ、誰から何が届いたのか、中身を確認していきます。

一番上の小包を開けると、そこには、HagridからHarryへ手作りのwooden fluteが入っています。

そして、2つ目の小包には、VernonおじさんとPetuniaおばさんからの短い手紙とそこに貼られた50ペンス硬貨が1枚

'Hagrid and my aunt and uncle - so who sent these?' とHarryが次のプレゼントを見ると、Ronが少し顔を赤くしながら、'My mum.I told her you didn't expect any presents and -oh, no,' 最悪だ~といった感じで、'she's made you a Weasley jumper.'と言います。

WeasleyはRonの苗字なので、たぶん兄弟お揃いの何か...jumperってもしかして日本語にもあるあの服のことかなと思いながら、先を読み進めると、

Harryが小包を開けて中身を見ている場面の描写に a thick, hand-knitted sweater in emerald green と説明が。

イギリス英語ではセーターのことをジャンパーとも言うのですね。(※他にはpulloverという言い方があります)


そして、その包みには、Ronのお母さんの手作りのWeasley家お揃いのセーターに加えて、a large box of homemade fudgeが入っていました。


fudgeはチョコレートのことです。



★ここで、少し注目したいのが、「手作り」を表す英語です。

・ a thick, hand-knitted sweater in emerald green

・ a large box of homemade fudge


日本語の頭で考えると、カタカナにもなっている『手作り=handmade(ハンドメイド)』といつでも言いたくなりますが、チョコレートの時にはhomemade(ホームメイド)という言葉が使われています。


その理由は何故か??

食べ物は基本的に『手で作る』からです。

食べ物以外は機械でも作ることがありますので、”手で作ったんだよ”と伝えるためにhand-を使った表現を使います。ここでは、手編みということで、knit(ニット)と合わせてhandknittedと表現されていますが、handmade sweaterと表してもOKです。





さて、Harryに届いた4つ目のプレゼントは、Hermioneから、大きな箱にいっぱい入ったカエルの形をしたチョコレートのお菓子でした。


その後、あと残り一つとなったプレゼント、それを確認する時のHarryの様子に今回のおススメ表現がありました。


ここからがその引用です♪

Harry picked it up and felt it. It was very light. He unwrapped it.

【Harryはそれ(=小包のこと)を持ち上げて、中身がどんな感じか(この場合は、小包を外から触って確かめている感じですので、重さなど)を確かめてみた。それはとても軽かった。そして、彼はそれを開けた。】


☆今回のおススメ表現☆

「触って確かめてみる」を表す、feel

届くと知らなかった小包などが届いた時、何だろう??と箱を持ち上げて中身を想像したりしますよね。
小さくても、やけに重量感があったり、大きくても軽かったり。
中身が詰まっている感じだったり、ちょっと揺らすと動く感じだったり。
ここでは、Harryが何が入ってるんだろう?と想像しながら包みの感触を確かめている様子が目に浮かびます。


熱があるかないかおでこを触って確かめるときがありますが、その時にもこのfeelを使って表すことができます。
小説 IF TOMORROW COMES by Sidney Sheldonでも、ちょうど熱を確かめているシーンで同じfeelが使われている箇所がありますので、今回はそちらも紹介します。

主人公のTracyが体調を崩して、調子がとても悪くなった時に熱があるか自分で確かめるシーンがあるのですが、そこにあったのが次の文章です。

She felt her forehead again, and it seemed hotter than before.

※foreheadは「おでこ、額」のこと


訳:彼女は額をもう一度触って確かめた。前よりも熱くなっているようだった。


「これ、触ってみて!」と言う時などは Feel. だけで言われることもあります。
(注意:feelの後に具体的な名詞(目的語)を省略した形になっていますので、この一言英会話フレーズは状況が明らかな場合のみ通じます)


基本単語のfeelですが、この意味でも使えるようになると、表現に彩りを加えられます。

Harryに何が届いたのか?!
続きは次回




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今回紹介した表現は215ページにあります♪
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ゆっくりハリー・ポッター(22)the last person とは

2019年03月06日 | ゆっくりハリーポッター 
みなさん、こんにちは!
今回は、ゆっくり(すぎる!)ハリーポッター、第22弾

HARRY POTTER and the Philosopher's Stone 
by J.K.ROWLING

Chapter Ten
HALLOWE'EN より

HermioneがHarryとRonと友達になるきっかけになった出来事が書かれているシーンで使われていたlastを使った表現をご紹介します。



今回紹介する表現は、troll(怪物トロル)に追い詰められて命の危機にさらされていたHermioneをHarryとRonが自らの危険を顧みずに何とか救い出したものの、
一連の騒動の後、trollが出て危険だから、上級生の指示に従って皆で一緒に自分たちの部屋に戻るようにとの先生の言葉を無視して、なぜまだ外でウロウロしていたのか、と
Professor McGonagallに、叱りつけられたHarryとRonを、Hermioneが、先生に、'Please, Professor McGonagall - they were looking for me.'と切り出し、
Hermioneが、本で読んだ知識を元に、一人でtrollをやっつけられると思ってtrollを探しに行って、逆に危険な目にあってしまったところを、HarryとRonが助けに来てくれたんだ、
'If they hadn't found me, I'd be dead now.’と、Harryたちがそれ以上怒られすに済むように嘘の話をした場面の続きにありました。


ここからが今回オススメ表現が入った文章の引用です♪


Hermione was the last person to do anything against the rules, and here she was, pretending she had, to get them out of trouble.



※今回のオススメ表現は青字の部分です。

Hermioneは予習も宿題も完ぺきにこなす優等生。先生にも信頼されている存在です。ルールを破るなんてもってのほか。
そのHermioneがHarryとRonを窮地から救うために嘘を言ったことに、Harryたちはとても驚きます。
その驚きを表しているのが今回の文章です。

そこで使われているthe last personとは。

直訳すると「最後の人」

何をする「最後の人」かは、その続きのto do anything against the rules です。
againstは「反対」の意味合いの単語ですので、
the last person to do anything against the rulesで
「ルールを破る何かをする最後の人」

イメージは、ルールを破る人をリストアップしていった時に、最後に来る人。
何かルールを破ることをする時に、他の人が全員それをした後、最後にそれをする人。

つまり、そのくらい『絶対にルールを破らない人』ということになります。


まとめると次のような意味になります。

Hermione was the last person to do anything against the rules, and here she was, pretending she had, to get them out of trouble.

(ハーマイオニーは絶対ルールを破ったりしないのに、今ここで、彼らを助けるために嘘を言って、ルールを破ったふりをしている)


本文では、ハーマイオニーがクラスメートのために嘘をつくこと、それがどのくらい珍しいことかというのが、ホグワーツにいる一番嫌な性格の先生のことを例に出して言っている文が続きます。

It was as if Snape had started handing out sweets.
(まるでスネイプが急にお菓子を配り始めたみたいな感じだ。)

英語って、こういう例えが面白いなと思います。



今回のおススメ: the last …を使った表現

使い方は今回の①the last person to 不定詞、
そして、②the last person that 主語+would 動詞原形
③the last person that/who would 動詞原形
などいくつかバターンがあります。

今回の引用部分をシンプルに活用してみると、

She is the last person to do anything against the rules.
別の言い方をすると
She is the last person to break the rules.
(彼女は絶対にルールを破ったりしない)

She is the last person who would break the rules. とも言えます。


He is the last person (that) I would want to see. と言うと、「私は彼には絶対会いたくない」


この表現、人だけではなく、他の名詞でも使えます。

例えば、
That is the last place (that) I would want to go. と言えば、「そこには絶対行きたくない」

That is the last car (that) I would buy. と言えば、「私は、その車は絶対に買わない」というような意味です。


この表現、文字通り、「~した最後の人」という意味でも使われます。
例えば、Tom was the last person who arrived at the party. と言えば、
「パーティに最後に到着したのはトムです。」というような意味になります。


仮定法で、「絶対に~(ない)です」という意味か、文字通り、「最後の~」という意味で使われているのか、
最終的に意味を決めるのは文脈です。

前後の流れ、状況をしっかり観察することが大事です。



*今回の表現は191ページに登場します。



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