新作のレッスン用テキスト作りのため、ずいぶんとお久しぶりの更新になってしまいましたが、
今回はその新作のテキストに使用している本、Sushi&Beyondから使える表現をご紹介します。
この本はタイトルからおわかりの通り、日本食がテーマになっている本ですが、
グルメのお父さん率いる英国人のある一家が日本を実際に旅して、伝統ある日本食から
日本人の現代食までを食べて味わってインタビューして回った記録や感想が書かれている本です。
よく知っている料理を英語で読むとそんな風に説明したらいいのかと勉強になります。
今回はそんな料理についての本から、料理に関してではありませんが、
昨日見つけて、あぁ!なるほどと思った表現をご紹介します。
魚料理について紹介している章の中で一家が立ち寄ったparasite(寄生虫)の博物館があるのですが、
そこで色々な展示物(parasiteはあまり魅力的ではないのでここでは深く触れませんが
(^-^;))に目をやりながら
parasaiteが人に及ぼす被害(?)を見ながら、著者が心の声で一言、
And to what end?
というシーンがありました。
ちょうどレッスンで
At the other end of the table, there is a spoon.という表現について勉強したこともあり、
endを使った表現が目にとまったのですが、
endは皆さんもよくご存じの「終わり」と言う意味ですね。
そこから物事の終わり、幅のある物でしたらその「端」を表す意味になります。
そして、先に紹介したAnd to what end?は物事の終わり、何かをしたその先の端っこを表して、結果を訪ねる
「そして、何のために?」という意味で使われる表現になります。
「何のために?」はもちろんこのほかにも For what?など色々な表し方があります。
生徒さんが、どうしてこの単語だけじゃだめなの?と
例えば「見る」一つ取っても、look, see, watch, admire, stareなどなど
色々な言い方があることに不満を漏らすのを聞くことがありますが、
その表現のいろどりを面白い!と受け取れるかどうかで英語力の伸びは違ってくるのかな?と
最近よく思います。
話がそれましたが、あることをしてその先(end)にあるものに視点を置いている表現として
To what end?は面白いな~と思いました。
ちなみに、at the other end of the tableは
「テーブルの反対側の端に」という意味です。
このendを使ったもう一つ覚えていたら楽しい表現があります。
それは「電話の相手」を表す表現で
the person at(もしくはonでもオーケー) the other end of the line といいます。
試しにググってみましたら、
The other end of the line.というコールセンターを舞台にしたラブコメディーの映画がありました(^-^)
話が広がってしまいましたが、
英国人独特の?皮肉が効いた賢いジョークが満載で、
Sushi&Beyondに出てくる表現は面白いのでまた機会を見つけてご紹介します♪