みなさん、こんにちは。
今回は、小説 I've Got Your Number (Sophie Kinsella著)より、前回のジョークでも使われていた言葉、perspective を使った表現をご紹介します。
それでは、さっそく引用から♪ のその前に、こちらのお話、主人公Poppy(おそらくとても美人でお洒落だけど、おっちょこっちょいな人)が、婚約者MagnusからもらったMagnus家で代々受け継がれている大事な大事な、そして、とても高価であろう婚約指輪をうっかり失くしてしまうところから始まります。しかも、その指輪を失くしてしまった当日はなんと、The very same day his parents are coming!(彼の両親が訪ねてくる日!)という、めちゃくちゃピンチな状態からのスタートです。Poppyはどうなるか?そして、指輪は!?と気になりますが、今回は、こちらの本の出だしから引用です。
Perspective. I need to get perspective. It's not an earthquake or a crazed gunman or a nuclear meltdown, is it? On the scale of disasters, this is not huge. Not huge.
さて、いかがでしょう?
本文はここからまたもう一つ面白い表現が沢山出てくるのですが、そこはまた本でお楽しみ頂きたいと思います。
絶対に失くしてはいけないもの(婚約指輪)を失くしてしまい、焦ってパニックになる気持ちを抑えるために、主人公のPoppyが自分自身に向かって、Perspective. I need to get perspective. と言い聞かせているところから始まりました。
このperspectiveと言う言葉、オックスフォード現代英英辞典の定義では、
1. a particular attitude towards sth; a way of thinking about sth ※sthはsomethingのこと
≒viewpoint
2.the ability to think about problems and decisions in a reasonable way without exaggerating their importance
という風に説明されています。
(attitude は態度、姿勢を表します。exaggerateは強調すること。)
要約すると、「ある物の見方」を、そして、「大局観」を表す言葉としてよく使われます。
前回紹介したジョーク(エコバッグ??~ジョークに学ぶ英語~)では、
”his unique perspective”とありましたので、「その店員さん(彼)の独特の物の見方(意見)」について語られていましたが、さて、今回はどうでしょう?
めちゃくちゃ焦っている自分に言い聞かせているという状況から、”I need to get perspective.”(もっと広い視野で物を見ないと)と言っているように思います。
果たして、続きには、次のようにありました。
It's not an earthquake or a crazed gunman or a nuclear meltdown, is it?
(地震が起きたわけじゃないし、狂気の銃乱射犯が来たわけじゃないし、原子力発電所でメルトダウンが起きたわけじゃないでしょ?)
On the scale of disasters, this is not huge. Not huge.
(災害の基準で考えたら、決して大きくはないわ。そうでしょ。)
他の最悪な災害のケースと比べて、自分に起きたことなんて、大したことじゃないと一生懸命に思おうとしています。
そこで、自分に、Perspective. I need to get perspective. と。
焦っていたら、視野が狭くなって物が見えなくなることがありますね。それでは、問題が解決できなくなりますから、落ち着く必要がありますね。
落ち着いたら物事がよく見えるようになります。
そういうことから、この Perspective. I need to get perspective. という部分、『落ち着くのよ!落ち着くのよ、私!』とも意訳できますね。
こちらの本、内容が面白そうだったことはさることながら、Perspective.という単語一つだけの文章から始まっている!!!という所がすごく気に入って、ジャケット買いならぬ、単語買いしてしまった本の一つです。
ですが、この後、ジョークあり、涙あり(?)の盛りだくさんな内容のお話で、しかも、生徒のみなさんに知って頂きたいなと思う英語表現も沢山使われていますので、今では洋書リーディングの課題本の一つとして、レベルが合う生徒さんにお読み頂いています。
洋書リーディングに興味があるけれど、なかなか一人では進められていないという方、ぜひ当校で一緒にチャレンジしませんか?通信講座も受付中。詳しくはお気軽にお問合せ下さい♪
お問合せはこちら→ 英会話スクール English and Beyond
本物の英語だからこそ面白い!
今回は、小説 I've Got Your Number (Sophie Kinsella著)より、前回のジョークでも使われていた言葉、perspective を使った表現をご紹介します。
それでは、さっそく引用から♪ のその前に、こちらのお話、主人公Poppy(おそらくとても美人でお洒落だけど、おっちょこっちょいな人)が、婚約者MagnusからもらったMagnus家で代々受け継がれている大事な大事な、そして、とても高価であろう婚約指輪をうっかり失くしてしまうところから始まります。しかも、その指輪を失くしてしまった当日はなんと、The very same day his parents are coming!(彼の両親が訪ねてくる日!)という、めちゃくちゃピンチな状態からのスタートです。Poppyはどうなるか?そして、指輪は!?と気になりますが、今回は、こちらの本の出だしから引用です。
Perspective. I need to get perspective. It's not an earthquake or a crazed gunman or a nuclear meltdown, is it? On the scale of disasters, this is not huge. Not huge.
さて、いかがでしょう?
本文はここからまたもう一つ面白い表現が沢山出てくるのですが、そこはまた本でお楽しみ頂きたいと思います。
絶対に失くしてはいけないもの(婚約指輪)を失くしてしまい、焦ってパニックになる気持ちを抑えるために、主人公のPoppyが自分自身に向かって、Perspective. I need to get perspective. と言い聞かせているところから始まりました。
このperspectiveと言う言葉、オックスフォード現代英英辞典の定義では、
1. a particular attitude towards sth; a way of thinking about sth ※sthはsomethingのこと
≒viewpoint
2.the ability to think about problems and decisions in a reasonable way without exaggerating their importance
という風に説明されています。
(attitude は態度、姿勢を表します。exaggerateは強調すること。)
要約すると、「ある物の見方」を、そして、「大局観」を表す言葉としてよく使われます。
前回紹介したジョーク(エコバッグ??~ジョークに学ぶ英語~)では、
”his unique perspective”とありましたので、「その店員さん(彼)の独特の物の見方(意見)」について語られていましたが、さて、今回はどうでしょう?
めちゃくちゃ焦っている自分に言い聞かせているという状況から、”I need to get perspective.”(もっと広い視野で物を見ないと)と言っているように思います。
果たして、続きには、次のようにありました。
It's not an earthquake or a crazed gunman or a nuclear meltdown, is it?
(地震が起きたわけじゃないし、狂気の銃乱射犯が来たわけじゃないし、原子力発電所でメルトダウンが起きたわけじゃないでしょ?)
On the scale of disasters, this is not huge. Not huge.
(災害の基準で考えたら、決して大きくはないわ。そうでしょ。)
他の最悪な災害のケースと比べて、自分に起きたことなんて、大したことじゃないと一生懸命に思おうとしています。
そこで、自分に、Perspective. I need to get perspective. と。
焦っていたら、視野が狭くなって物が見えなくなることがありますね。それでは、問題が解決できなくなりますから、落ち着く必要がありますね。
落ち着いたら物事がよく見えるようになります。
そういうことから、この Perspective. I need to get perspective. という部分、『落ち着くのよ!落ち着くのよ、私!』とも意訳できますね。
こちらの本、内容が面白そうだったことはさることながら、Perspective.という単語一つだけの文章から始まっている!!!という所がすごく気に入って、ジャケット買いならぬ、単語買いしてしまった本の一つです。
ですが、この後、ジョークあり、涙あり(?)の盛りだくさんな内容のお話で、しかも、生徒のみなさんに知って頂きたいなと思う英語表現も沢山使われていますので、今では洋書リーディングの課題本の一つとして、レベルが合う生徒さんにお読み頂いています。
洋書リーディングに興味があるけれど、なかなか一人では進められていないという方、ぜひ当校で一緒にチャレンジしませんか?通信講座も受付中。詳しくはお気軽にお問合せ下さい♪
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本物の英語だからこそ面白い!