みなさん、こんにちは。
今回は、ゆっくり(過ぎる!)ハリーポッター (27)、
HARRY POTTER and the Philosopher's Stone
by J.K.ROWLING
Chapter Twelve
The Mirror of Erised より、鏡に関する表現をご紹介します。
前回、クリスマスプレゼントでもらったCloakを使って、夜中に部屋を抜け出して、不思議な鏡、The Mirror of ErisedのところにHarryがまた行こうとしているのをRonが止めているシーンをご紹介しましたが、今回は、そこから少し進んで、Professor DumbledoreがHarryに、その鏡について説明しているシーンにあった、鏡に関する表現をご紹介します。
それでは、さっそく、引用、その前に、Professor Dumbledoreの話によると、その鏡は、それを見る人が見たい物を映し出す鏡(”It shows us what we want.”)で、世界で一番幸せな人だけが普通の鏡として使用できる鏡である、つまり、鏡を覗いたら、その人のそのままの姿が映ります。(”The happiest man on earth would be able to use the Mirror of Erised like a normal mirror, that is, he would look into it and see himself exactly as he is.””本文より)
ですが、大抵の人は、なかなか叶えられない希望や夢があったりします。そして、Harryの場合は、両親に会いたいという気持ちが強いので、When he looked in the mirror, it showed him his family. で、Ronの場合は、彼の兄のようにリーダー的存在になりたい思いが強いので、When Ron looked in the mirror, it showed Ron himself as Head Boy.でした。
自分が見たいものが見れると言っても、その鏡の前で、現実逃避(?)して、ずっとじっと座っているわけにはいきません。
そのため、Dumbledore先生は、規則を破って、夜中に何度もこっそり部屋から抜け出して鏡を見に来ていたHarryに、"It does not do to dwell on dreams and forget to live, remember that."(夢ばかり見て、自分の生活(本分)を忘れてはいけないよ)と言ってたしなめます。 ※dwell は to live somewhere という意味ですが、onとセットになって dwell on / upon ~ で to think or talk a lot about something , to look at something for a long timeという意味になります。(オックスフォード現代英英辞典)
あることをずっと考えたり、ずっと話したりしているということは、ある意味そこに”住んでいる(留まっている)”ようなものですから、面白い表現だなぁと思います。
さて、ここから、今回のお勧め表現が入った部分の引用です♪ (※Harryの質問からのスタートです)
・・・・・・・・・・・・・
'Sir- Professor Dumbledore? Can I ask you something?'
'Obviously, you've just done so,' Dumbledore smiled. 'You may ask me one more thing, however.'
'What do you see when you look in the Mirror?'
'I? I see myself holding a pair of thick, woollen socks.'
※今回のお勧め表現が入った部分を太字にしています。
・・・・・・・・・・・・・
☆今回のお勧め表現☆
『鏡を見る』look in the mirror
lookを使って「~を見る」という時の基本となる表現は、"look at something" ですが、「鏡を見る」という時、実際に見るのは、鏡自体というよりは、鏡の中に映っている物です。鏡は”その中を見るようなもの”ということで、的を目指すatではなく、中を表すin が使われます。
「鏡に映った自分を見る」は、実際に見る対象となる”自分”が登場しますので、I look at myself in the mirror. となります。
(レッスンで「LOOK」を使った表現を学習済みの生徒の皆さんは、Look at yourself in the mirror.という文章でお馴染みですね!)
Harryは、Professor Dumbledoreに、
"What do you see when you look in the Mirror?" (←下線部、特別な鏡の事ですので、大文字になっています)
(あなたは、その鏡を見た時、何が見えますか。)
と尋ねます。
すると、Professor Dumbledoreは、
'I? I see myself holding a pair of thick, woollen socks.'
(私ですか?私は、分厚いウールの靴下を持った自分だね。)
なんだか拍子抜けするような答えですが、Harryも”え?何ですか、それは??”という反応をします。
この続きは次回ご紹介したいと思います。
ちなみに、今回の引用したシーンの前半にあった、二人のやり取りですが、
'Can I ask you something?'(質問してもいいですか?)と尋ねたHarryにProfessor Dumbledoreが、
'Obviously, you've just done so,'
(もう、そうしたよね。)→つまり、”質問してもいいですか?”という質問をもう既にしたということ。
'You may ask me one more thing, however.'
(でも、もう一つ聞いてもいいですよ) と言っていました。
「質問してもいいですか」がカウントされるなんて
英会話のジョークでたまに見かけるやり取りです
今回紹介したシーンは12章の終わりに登場します♪
本当に話せる英会話、始めませんか?英会話教室 English and Beyondでは、洋書や記事を教材に、沢山英語を話す練習をして頂いています。
English and Beyondのホームページはこちら→ English and Beyond スカイプレッスンも行っています♪ 体験レッスン受付中☆ 詳しくはお問合せ下さい。
今回は、ゆっくり(過ぎる!)ハリーポッター (27)、
HARRY POTTER and the Philosopher's Stone
by J.K.ROWLING
Chapter Twelve
The Mirror of Erised より、鏡に関する表現をご紹介します。
前回、クリスマスプレゼントでもらったCloakを使って、夜中に部屋を抜け出して、不思議な鏡、The Mirror of ErisedのところにHarryがまた行こうとしているのをRonが止めているシーンをご紹介しましたが、今回は、そこから少し進んで、Professor DumbledoreがHarryに、その鏡について説明しているシーンにあった、鏡に関する表現をご紹介します。
それでは、さっそく、引用、その前に、Professor Dumbledoreの話によると、その鏡は、それを見る人が見たい物を映し出す鏡(”It shows us what we want.”)で、世界で一番幸せな人だけが普通の鏡として使用できる鏡である、つまり、鏡を覗いたら、その人のそのままの姿が映ります。(”The happiest man on earth would be able to use the Mirror of Erised like a normal mirror, that is, he would look into it and see himself exactly as he is.””本文より)
ですが、大抵の人は、なかなか叶えられない希望や夢があったりします。そして、Harryの場合は、両親に会いたいという気持ちが強いので、When he looked in the mirror, it showed him his family. で、Ronの場合は、彼の兄のようにリーダー的存在になりたい思いが強いので、When Ron looked in the mirror, it showed Ron himself as Head Boy.でした。
自分が見たいものが見れると言っても、その鏡の前で、現実逃避(?)して、ずっとじっと座っているわけにはいきません。
そのため、Dumbledore先生は、規則を破って、夜中に何度もこっそり部屋から抜け出して鏡を見に来ていたHarryに、"It does not do to dwell on dreams and forget to live, remember that."(夢ばかり見て、自分の生活(本分)を忘れてはいけないよ)と言ってたしなめます。 ※dwell は to live somewhere という意味ですが、onとセットになって dwell on / upon ~ で to think or talk a lot about something , to look at something for a long timeという意味になります。(オックスフォード現代英英辞典)
あることをずっと考えたり、ずっと話したりしているということは、ある意味そこに”住んでいる(留まっている)”ようなものですから、面白い表現だなぁと思います。
さて、ここから、今回のお勧め表現が入った部分の引用です♪ (※Harryの質問からのスタートです)
・・・・・・・・・・・・・
'Sir- Professor Dumbledore? Can I ask you something?'
'Obviously, you've just done so,' Dumbledore smiled. 'You may ask me one more thing, however.'
'What do you see when you look in the Mirror?'
'I? I see myself holding a pair of thick, woollen socks.'
※今回のお勧め表現が入った部分を太字にしています。
・・・・・・・・・・・・・
☆今回のお勧め表現☆
『鏡を見る』look in the mirror
lookを使って「~を見る」という時の基本となる表現は、"look at something" ですが、「鏡を見る」という時、実際に見るのは、鏡自体というよりは、鏡の中に映っている物です。鏡は”その中を見るようなもの”ということで、的を目指すatではなく、中を表すin が使われます。
「鏡に映った自分を見る」は、実際に見る対象となる”自分”が登場しますので、I look at myself in the mirror. となります。
(レッスンで「LOOK」を使った表現を学習済みの生徒の皆さんは、Look at yourself in the mirror.という文章でお馴染みですね!)
Harryは、Professor Dumbledoreに、
"What do you see when you look in the Mirror?" (←下線部、特別な鏡の事ですので、大文字になっています)
(あなたは、その鏡を見た時、何が見えますか。)
と尋ねます。
すると、Professor Dumbledoreは、
'I? I see myself holding a pair of thick, woollen socks.'
(私ですか?私は、分厚いウールの靴下を持った自分だね。)
なんだか拍子抜けするような答えですが、Harryも”え?何ですか、それは??”という反応をします。
この続きは次回ご紹介したいと思います。
ちなみに、今回の引用したシーンの前半にあった、二人のやり取りですが、
'Can I ask you something?'(質問してもいいですか?)と尋ねたHarryにProfessor Dumbledoreが、
'Obviously, you've just done so,'
(もう、そうしたよね。)→つまり、”質問してもいいですか?”という質問をもう既にしたということ。
'You may ask me one more thing, however.'
(でも、もう一つ聞いてもいいですよ) と言っていました。
「質問してもいいですか」がカウントされるなんて
英会話のジョークでたまに見かけるやり取りです
今回紹介したシーンは12章の終わりに登場します♪
本当に話せる英会話、始めませんか?英会話教室 English and Beyondでは、洋書や記事を教材に、沢山英語を話す練習をして頂いています。
English and Beyondのホームページはこちら→ English and Beyond スカイプレッスンも行っています♪ 体験レッスン受付中☆ 詳しくはお問合せ下さい。