2日の朝ぐっすり寝て4時に目覚めました。夢は見ませんでしたが、起きてスグに目についた本、「柴田和通「柴田操法」初版、昭和59年11月15日、足心道本部」から発行されました。ボロボロになるほど読んで、大いに影響された本なので抜粋し、紹介したいと思います。この本は絶版になっています。
病気を癒す力は自己にありとの信念であります。
此の観念の有無が最も重要とする所であります。
尚読者にお願いする事は拙劣な文でありますが、一応ご読了後は、疾早くお忘れ願いたい。ここは覚えておこう、この点は役に立つ、と思うより一切を忘れ去る事であります。これを潜在意識に遺されて、施術に於いては何の抱泥する事もなく観念無想其の手の赴くまま指の動くまま一切を神にま委せて患者に接する事であります。「この曲がった指が直りますか」と質問される人があります。学校の教師に「此の子供は覚えるでしょうか」と聞くのと同じであります。曲がった指の持ち主は人並みより曲がって居るなら直そうと思う事が必要です。曲がった指の持ち主は余計な事を云うなと思う自己固執は多分子宮後屈であると共に片意地な精神をも生涯直し得ない人であります。受くる日者も授く者も只共生きの真理に順い自然の恩恵として慶ぶべきであり、何事も素直に心を持ち仏教をで云う三毒即ち「いかり、貧(むさぼり)、うたがい、」を捨て一意お互いを生かし合う心であれば只一個人の健体康心のみであろうか、牽いては世界平和の基であります。
病気は療そうとして癒らぬものがありますが、心身を整えて癒ぬ病気はないのであります。