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彼等が図書館から借りてきた映画は何と黒澤明監督の「IKIRU」でした。
1954年、日本の役所に勤める胃がんになった公務員の最後の半年。
生きる目的もいなく、役所仕事を惰性でやりながら、あだ名もミイラとつけられていた初老の課長(役者、志村喬)の最後に生きた証を自分の為に必死になってやり遂げるというストーリー。
名も知れなく人生を完結!
戦後の日本の貧乏生活の中にも清貧に甘んじて現代文明を築き上げてきた日本。
アメリカ文化を何が何でも取り入れたシーンが出てきたら、「良くない~」と,(笑)
日本の古い映画が今話題になっています。黒澤明はアメリカで有名。
英語の字幕付きでしたが、「日本人の心」についてアメリカ人は学びたがっています。
今、若い人のカトリック帰りも物質文明から心の時代に帰って行っているのを感じます。
世界の日本ブームはこれからますます反転しながら、世界に貢献するでしょう。