「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

盛りだくさんのことがあった今年のサッカーシーン

2016年12月30日 12時51分29秒 | サッカー選手応援
今年も残すところあと2日、今年もいろいろなことが盛りだくさんの1年でした。頭の中だけで思い浮かべようとすると、今年前半はどんなことがあったか思い出せなくなります。

今年は、世界のサッカーシーンもずいぶん、いろいろなことがありました。
「コパ・アメリカ・センテナリオ」「EURO2016」「リオデジャネイロ五輪サッカー」

日本代表がらみでは、今年前半が「リオデジャネイロ五輪サッカーアジア最終予選」後半は「ロシアW杯アジア最終予選の前半5試合」

そしてJリーグ前期・後期・チャンピオンシップ、最後に2016クラブW杯。

そのほかにもU-19アジア選手権、U-16世界選手権などユース世代の活躍にも湧いた年でした。

すごい年でしたよね。ここに欧州サッカーシーンが取り上げられていないのに、です。

欧州でもすごかったです。MSNのバルセロナ、BBCのレアル・マドリー、そして岡崎のレスターがプレミア制覇、そのプレミアに殴り込みをかけたグアルディオラ。サッカーの世界はどれをとっても尽きることのない盛りだくさんです。

話題にのぼった選手を忘れないようにする意味であげておきましょう。
欧州サッカーシーンでは、今年最後にクラブW杯制覇の立役者にもなったC・ロナウド、EURO2016ポルトガル初優勝の立役者でもありますから、やはり今年一番の選手でしょう。

次にあげられるのがネイマールでしょうか。2014ブラジルW杯準々決勝でケガをしてしまい、ブラジルがドイツに歴史的大敗を喫した屈辱をはらすべく、リオデジャネイロ五輪サッカーにオーバーエイジ枠で出場、ブラジル悲願の金メダル獲得を果たしました。

ドイツとの決勝戦、PK戦までもつれこんだ試合に決着をつけたのがブラジル5人目のキッカー・ネイマールです。たいしたものです。キャプテンという重責を受け入れ(大会後、重圧だったとキャプテンの座を降りたものの)優勝に導く、そういう星の下に生まれたとしかいいようのない選手です。

そのほかにはフランス代表でアトレチコ・マドリーの司令塔グリーズマン、EURO2016でウェールズをベスト4に導いたレアル・マドリーのベイル。

メッシはバルセロナでは依然輝きを見せたものの、コパ・アメリカで振いませんでした。彼のキャリアがピークを過ぎて下り坂になりつつありそうです。

日本選手では、一番が原口元気選手、次に清武弘嗣選手、大迫勇也選手、シーズンの最後に頭角を表した鹿島のプラチナ世代、柴崎岳選手と昌司源選手といったところでしょう。

今年後半の主なテーマとなった日本代表の世代交代。これまで代表を牽引してきた本田圭佑選手、岡崎慎司選手、香川真司選手、長友佑都そして内田篤人選手たちの時代が確実に終焉を迎えつつあることを、彼らに対する称賛と敬意とともに書き記しておきたいと思います。

プラチナ世代で、私がどうしても代表の中心に戻ってきて欲しいと思っている宇佐美貴史選手については「どうしてますか?」とだけ書いておきます。

忘れてはならないもう一人が、若干15歳にしてJリーガーとなった久保建英選手。そして、彼の一つ上でボランチという地味なポジションながら替えの利かない選手といわれつつある平川玲選手なども、将来が楽しみです。

今年は残念ながら「なでしこ」選手の活躍がみられませんでしたが、来シーズンは密かに「まな」と「まい」に期待します。

もし書き残したイベントや選手がいたら、大切な記録という意味で、あとで書き足すことをお許しください。とりあえずここまでにします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鹿島と川崎、いろいろな意味で楽しみな天皇杯決勝

2016年12月30日 12時09分45秒 | サッカー選手応援
第96回天皇杯サッカー決勝は鹿島と川崎の組み合わせになりました。チャンピオンシップに出場した2チームが決勝を争うのですから、今年のサッカーシーズンを締めくくるにふさわしい最高のカードといっていいでしょう。

そして、このカード、いろいろな意味で楽しみな試合でもあります。

おもいつくままあげても「チームのサッカースタイルの違うチームの激突」「風間監督の5年間の最後をタイトル獲得で締めくくれるのか川崎」「第三期黄金時代の扉をあけた鹿島が、覇者として王道をずんずん突き進む試合にできるか」「この2チームを砂をかむ思いでみつめる浦和、G大阪、広島などが巻き返しを図る来季となるのか」などなど。

まずチームのサッカースタイル。高速パスを連発して観る人たちを魅了する川崎の調攻撃的サッカー、一方の鹿島、手堅く手堅く試合を進め、最後には勝つサッカー。

Jリーグでは勝ててもアジア以上の舞台では勝てなかった以前の鹿島とは違う時代の鹿島。観る人たちを楽しませるキャラクターの存在を包み込むチームになって、アジアの壁どころか世界を驚かせることができました。

風間監督の退任が決まっての決勝進出、ここまでシルバーコレクターできてしまったチームが退任の花道を初タイトルで飾れるかチーム全員の力が試されているとも言えます。

鹿島は、今シーズン前期優勝を飾って、第三期黄金時代到来を予感させました。しかし後期失速して夢は幻かと思いましたが、チャンピオンシップからクラブW杯にかけて、見事に黄金時代に入りつつあることを示してくれました。

川崎が勝てば、風間監督の見事な花道になりますし、鹿島が勝てば、当分のあいだ、覇者として王道をずんずん突き進むことになりそうです。

そして、もう一つの興味は、このこの2チームを砂をかむ思いでみつめる浦和、G大阪、広島などが、どう巻き返しを図るのか、来季の勢力図はどうなるのかです。

1年前、勢力図は浦和、広島、G大阪の三つ巴でした。今年は、浦和、川崎、鹿島の三つ巴といえるでしょう。来季は、浦和、川崎、鹿島、広島、G大阪の群雄割拠になるのでしょうか?

それとも鹿島が一つ抜けた力を発揮するのでしょうか、あるいは、この5チームに割って入るチームが出てくるのでしょうか?

こうしたJ1の覇権争いをもっとも砂をかむ思いで見つめなければならないチームが名古屋です。来年1年でJ1に戻る底力を見せられるかどうか、クラブ力のすべてが懸っているといっても過言ではありません。

後悔先に立たずで、7月下旬の段階で監督更迭を含めて立て直し策を講じていれば、こうはならなかったと思っています。まさに「たら」「れば」そのものです。

ここ数年、J2から1年で戻ってきたチームの上昇力がすごいです。柏、G大阪、そして今年の大宮、いわばJ2陥落を奇貨としてチーム改革を進めたチームだろうと思います。

名古屋もそうなれるかどうか注目です。もう一つの注目が横浜Mです。鹿島とともにJリーグスタート時の10チームでJ2陥落を経験していないチーム、このチームがいまガタガタになりつつあります。

なんだかチーム事情はよくわかりませんが、性急なチーム改革が日本的風土に合わないことになりそうなのか、どうなのでしょう。

主力選手の大量移籍など、さながら湯郷ベルのような事態になった時、果たしてチームが生まれ変われるのかどうか、このチームも来季に注目です。

新年は、いよいよロシアW杯アジア最終予選の後半、命運のかかる試合が始まる年です。ハリル監督が、最後の最後に世代交代を決断したおかげで、何とか予選突破の道筋が見えてきて、柴崎岳、昌司源といった新たなレギュラー候補も加わり、ずいぶん気持ちが楽になっています。

いろいろ思いを馳せることができる決勝は、元日です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新しいコンビ、すいスタとさいスタ

2016年12月30日 11時51分24秒 | サッカー選手応援
前回の書き込みでは「まな」と「まい」の笑顔はじけるコンビについて書きました。いつも笑顔でいて欲しい二人です。

今回のコンビは「すいスタ」と「さいスタ」です。勘のいい方はすぐにおわかりと思います。元旦の天皇杯決勝は「吹田スタジアム」で行なわれるそうです。

そうです。東の「埼スタ」西の「吹スタ」、サッカーの新しい聖地コンビのことです。
これまでサッカーの聖地といえば「国立」でした。

それが2020年東京オリンピックに向けて建て替えられることになり、国立の歴史に幕が下りました。そして重要な試合は「埼玉スタジアム」へと移りました。

先日のクラブW杯決勝のように横浜スタジアムが使われることもまれにありますが、やはりサッカー専用スタジアムの魅力は「埼スタ」です。

国立から埼スタ、いずれも関東のスタジアムです。関西にも長居スタジアムや神戸スタジアムなどの大きなスタジアムはできましたが、今年誕生した「吹田スタジアム」が西のナンバーワンの地位を得そうです。

収容人員は40,000人ながら専用スタジアムの魅力は代えがたいものです。
そして、新しい聖地コンビ、東の「埼スタ」と西の「吹スタ」と呼べるコンビになりそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする