■■■■■■■■■■■日タイ修好の歩み■■■■■■■■■■■
(戦後から、現在まで)
●「戦後昭和」は、戦争で敗北した日本の 0から復興への苦衷と再構築の
時代であつた。日タイ修好の足跡を振り返ると「史実はミラクル」の言葉
通リ、歴史がもたらす不思議な結果に驚く。
■「戦後昭和(終戦後から現在まで)
(●日本●タイの出来事) ・
・1946(昭和21年) ●天皇人間宣言
●極東軍事裁判始まる
●プーミポン(ラーマ9世)前国王が即位
・1947(昭和22年)●日本国憲法が公布去れる、
・1950(昭和25年) ●米国と経済技術協力、相互防衛援助協定を締結、
・1951(昭和26年)●サンフランシスコ平和条約締結(日本の国際社会への復帰)
・ ●日米安全保障条約を締結、
・1952(昭和27年) ●タイ、日本との国交回復
・1957(昭和32年) ●クーデターでポット内閣成立
・1958(昭和33年) ●クーデターでサリット内閣成立
●タイ国民から絶大な信頼を寄せるタイの前プーミポン国王は、戦後すぐ
の1946年、弱冠19歳でラーマ9世として王位についた。
爾来 戦後の極めて厳しいアジア情勢の中で、国威の振興と経済の発展
のために尽くした。タイ国民から絶対的な信頼と敬愛を寄せられていたが、
昨年死去された。
● 人類学者の梅竿忠夫博士は、1957年,大阪市立大学学術調査隊と
して、初のメコン諸国の調査に出かけた。
古都チェンマイを訪れた時には、日本人の在留者は、国連職員の生駒
さんと田中写真館の田中盛之助さんなど わずか3人のみ、しかし戦争中
は、日本軍が、3万人駐屯していたという。
それが60年後の現在、ロングステイヤーを含め、約3800人の日本人が
余後の生活をしている。まさに修好の成果といえる。
・1960(昭和35年) ●池田首相、高度経済成長政策を打ち出す。
・1967(昭和42年) ●東南アジア諸国連合[ASEAN]成立
・1969(昭和40年)●日本のテレビ受信台数1269万台、世界一位
・1970(昭和45年)●日本万国博覧会開催(大阪)
・1973(昭和49年)●石油ショック起こる
・1975(昭和50年)●ベトナム戦争終結
・1976(昭和51年)●ロッキード事件発覚
●軍クーデターで、ターニン内閣成立
・1977(昭和52年) ●軍クーデターで,クリアンサック内閣成立
・1989(昭和64年)●ベルリンの壁 崩壊
■「平成時代]
・1991(平成3年) ●ソ連邦が消滅を宣言 独立国家連合体CISとして活動開始、
●クーデターでア―ナン内閣成立、
・1993(平成5年) ●55年体制の崩壊
・1994(平成6年) ●タイ、ラオス友好橋開通
・1995(平成7年) ●阪神淡路大震災
・1997(平成9年) ●バーツ暴落による通貨危機発生●
●IMF緊急支援要請
・1999(平成11年) ●バンコク初の都市鉄道(BTS】開通
・2000(平成12年) ●タイ商務省 タイ・ロングステイ推進活動を開始
●タイロングステイ推進活動開始(NPO・JTIRO)
・2001(平成13年) ●タクシン内閣成立
・2003(平成15年) ●スポーツ観光省新設、ロングステイ業務を観光庁に移管
・2004(平成16年) ●スマトラ沖地震による津波被害甚大
・2005(平成17年) ●総選挙で愛国党圧勝, 第2次タックシン内閣発足
・2006(平成18年) ●反タックシン運動活発化
●憲法裁判所、総選挙卯無効宣言
●軍事クーデターでタックシンが失脚 ●スラユット内閣が発足
・ ●スワンナプーム新空港開港
・2008(平成20年)●リーマンショック
・2011(平成23年)●東日本大震災
●インラック氏(タクシン氏の妹)が第28代首相に就任
(当時のタクシン首相)
)
・2011(平成23年) ●タイ大水害発生、工業地帯大被災、
●米軍イランから完全撤退
・2013(平成25年) ●インラック首相来日、安部首相と会談港被災
(暫定首相に就任したプラユット国軍司令官)
・2014(平成26年) ●JTIRO主催ASEAN40周年記念催事「チェンマイお茶会」開催
・2014(平成26年) ●タイ省庁が、デモ隊の支配下に ●下院を解散
・2014(平成26年) ●国軍によるクデター、暫定政権が発足 ・2015(平成27年) ●日本の戦後70年
・2016(平成28年) ●第3次安倍内閣発足
●暫定政権による新憲法草案の国民投票、民政化延期
●日タイ間でバンコク、チェンマイ間の新幹線構想が具体化。
●タイ、プミポン国王死去、ワチラロンコン皇太子が新国王に。
・2017(平成29年) ●日タイ修好130周年
■■(参考資料)■■
■「日本の戦後復興期の全容」
(期間) (実質平均成長率)
●戦後復興期 1945~55 9、0%
●高度経済成長期 1956~73 9,2%
●安定成長期 1974~85 4,0%
●バブル経済期 1986~91 4,9%
●平成不況期 1992~ 1,2%(失われた20年、1991~)
(出所 内閣府経済統計資料)
■「日本人の海外長期滞在者数ランキング」(平成26年現在)
(順位) (国名) (長期滞在数)人
●1位 米国 240,481
●2位 中国 130,687
●3位 タイ 63,061 ●
●4位 英国 49,683
●5位 豪州 36,494
●6位 シンガポール 33,732
●7位 フランス 30,848
●8位 ドイツ 29,873
●9位 韓国 28,558
●10位 カナダ 23,350
■「日本の都道府県別 総生産と世界各国のGDP比較」
(順位)(府県名) (県内総生産) (府県とほぼ同じ経済規模の国) 2013年調査
●第1位 東京都 91,1兆円 韓国(GDP 89,1兆円)
●第2位 大阪府 36,4兆円 イラン
●第3位 愛知県 31,6兆円 南アフリカ
●第4位 神奈川県 29,8兆円 タイ ●
●第5位 埼玉県 20,1兆円 香港
●第6位 千葉県 19,0兆円 イスラエル
●第8位 兵庫県 18,3兆円 アイルランド
●第9位 福岡県 18,0兆円 フイリピン(GDP 17,5兆円)
●第10位 静岡県 15,8兆円 パキスタン(人口1億7千万人)
●第11位 茨城県 11,2兆円 ハンガリー
●第12位 広島県 10,8兆円 クエート
●第13位 京都府 9,4兆円 バングラデシュ(人口1億5億千万人)
●第14位 新潟県 8,6兆円
●第15位 宮城県 8,0兆円 モロッコ
(出所 経済産業省)
出所 経済産業省 経済統計資料)2013年
■「日タイ両国に栄光あれ」
●日タ修好130周年に当り、史実とともに、激動の日タイ修好の足跡を
検証してきた。
そこから見えてきた事は、世界の人々の思いやりと手厚い支援で、日本
もタイも大きく飛躍してきた事である。不思議というよりも、両国の「好運」
ひいては「強運」と「絆」を強く感じる。
なにはさておき、修好130周年を契機に、日タイ両国が協働して、アジア
と世界のために、限りなく貢献する事を期待したい。 (終)
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