●タイに待望の民政の夏が巡ってきた。あの忌まわしいクーデターから、早くも5年が経過した。軍政派も、今回 の総選挙では、北部のタクシン一族に、 よほどの警戒心をもって臨んだと見えて、事前から 相当の手練手管を 尽くして政権の座を確保したとみた。 それだけに、このまま安寧に政権運営がいくとは 考えにくいが、まずは 全国民の安寧を考え、アジアの平和と発展に貢献して欲しい。一方、米中貿易戦争は 、ASEAN諸国に漁夫の 利をもたらすかに見えたが、米中の市場が、あまりにも巨大なために 輸出の減少で、目論見が狂った国が多いと 聞く。やはり世界経済は、平和でないと後退する。 . . . 本文を読む
●日本は世界一の高齢化国家になった。生産者人口も減退し、当然のように、国の衰退が危惧される。特に4人に一人と言われる定年高齢者が、年金生活者であること。しかも百歳時代という超高齢化時代を迎えておひとり様高齢者の孤立問題が、表出してきた。 元をただせば、人の出会いを大切に、社会を生き抜いてきた人達ばかりだが、 いつしか、定年後、思わぬ孤独や孤立の問題と直面している。 高齢者本人の生きがいの問題ではあるが、それを含む国の今後の経済や財政問題など、高齢者にとっても、他人 ごとで済まされない問題が山積する。(yama) . . . 本文を読む
●東京オリンピックが、1年後にせまった。最初の東京オリンピックの時は、世界大戦に敗れた国が、よくぞという声と、何でという声など、称賛とやっかみの声が交錯した。それほど、オリンピックの開催は、開催国にとって偉大であり名誉なことだった。 日本は、オリンピックを契機に脅威的な経済発展を期した。それを象徴するのが、この年に開通した東京新幹線だ。 従来の東京と大阪6時間が2時間半に半減された。「東京の日帰り出張」が常識化したのも想い出多い。しかし55年を経過して、再度のオリンピックを開催することになった今、日本も世界情勢も大きく変容した。 . . . 本文を読む