■■■■■■■■■■■■褒めて育てる■■■■■■■■■■■■
中西英樹
(タイ王国チェンライ市在住、ロングスティヤー)
■■[褒めて育てる]
🔵褒めて育てる貶されるより、褒められるほうが気分はいい.,育児も
褒めて育てるが基本だ。
[褒めて育てる]の利点は,---------------
①自己肯定感が上がる、
②なんでもチャレンジできるようになる、
③子どもも周りの人を褒めるようになる 、
④良好な親子関係が築ける、
の4つだそうだ。
子供に限らず、大人だって人に褒められれば、自己肯定感が生まれ, 俺っ
てなかなかやるじゃんと、益々やる気とチャレンジ精神が湧いてくる。
テニスでもたまにスマッシュうまく決まれば,「ナイススマッシュ!」と
声がかかる。よし、次もやってやろうじゃないか、と言う気持ちになる。
褒められて自信がつくとパートナーや対戦相手にも自然と「 ナイス・サ
ーブ、ナイス・リターン」と相手を尊重する掛け声が自然と出るし、失
敗にも「マイペンライ」と素直に言える。結果としてコート仲間と良
好な関係が築かれていくというわけだ。
テニスを終えて自宅に戻ってもPCに向かい、日本や日本人を褒めてくれ
るユーチューブを見る。これはタイに来た頃から続いている習慣である。
大分前に「すごいぞ日本」といったビデオを見て喜んでいる「ネトウ
ヨジジイ」と揶揄されたことがあったが, 褒めてもらえば素直にうれしい、
それで何が悪い、という気持ちだ。
■■「人種差別」
🔵しかしながら、日本、日本人を称揚するユーチューブにはフォロワー
を稼ぐために 「相棒」の脚本のほうがまだ真実味があるのでは、と思う
ほど見え見えの脚色が施されているものがある。日本は,欧米に比べて人
種差別の少ない国だと思う。日本で差別を受けなかった黒人が感動の涙,
といったビデオはどういうわけかパターンが決まっている。
黒人が憧れの日本にやってきて、有名な寿司店に入り舌鼓を打っていた。
ところが店内で騒いでいた白人のグループの一人がこの黒人のもとに や
ってきてこう言う「お前のような黒人はこんな高級店には相応しくない。
目障りだからとっとと失せろ」。その黒人はアメリカのレストランでも
同様の仕打ちを受けたことがあった。
日本でも黒人は差別されるのか、彼は悲しい気持ちで席を立とうとした。
その時、黙って寿司を握っていた老店主が初めて口を開く.「店の雰囲気
を壊すのはあなた方です。あなたたちにはもう二度と この店に来てほし
くありません。どうぞお帰り下さい」。
それを聞いた白人たちは「もうこんな店に来てやるものか」などと 悪態
をつきながら出ていく。
店主は黒人に向かって「失礼しました。あなたは何も悪くない。どうぞ
寿司を存分に楽しんで下さい」。寿司屋、居酒屋、屋台のおでん屋など
場所は変わっても白人が黒人を差別しようとして店主に追い出される、
というパターンは同じだ。
アジア旅行で、まず中国でひどい目にあって、そのあと 訪日し、彼我の
対応の違いに吃驚というパターンもある。2歳の幼児を連れた黒人夫婦が
中国のレストランに入った。汚いテーブル、脂ぎった料理、子供が 泣き
だす。泣き止まない。周りから静かにさせろ、うるさいの怒号が飛ぶ。
老人がやってきて子供を指さし、泣き止まないのなら出て行け,と夫婦に
命令する。
日本のレストランで同じような状況に陥った。慌てる夫婦、でも周りの
日本人は夫婦を非難する様子はない。隣のテーブルにいた中年男性が話
しかける。「子供は泣くのが仕事です。一生懸命仕事をしているのです
から気にしませんよ」。店員が小さく切ったバナナを持ってきて「サー
ビスです」そして袖から小さなぬいぐるみを取り出して幼児に握らせた。
子供は泣き止み周りの人は微笑でそれを見守った。
■■「国家ブランド指数で世界一」
🔵先頃、世界60ヶ国を評価対象とし、
・「輸出」
・「ガバナンス」
・「文化」
・「人材」
・「観光」
・「移住と投資」
の6カテゴリーにまつわる認識を調査し、国家のブランド力を算定する
「国家ブランド指数」の2003年度版で日本が,第1位になったこと
が報じられていた。
国家ブランド指数は当該国に対する世界的イメージを明らかにすべく、
15年以上連続で発表されている連続調査だ。 マナーとか 料理だけでは
なく、総合的な国の魅力を反映しているこの調査で 日本はいつも上位に
位置していたが一位は初めてらしい。
「国家ブランド指数」日本が初の1位に 全評価カテゴリでトップ10入り
- NewSphereタイで長らく暮らしているが差別を受けた事は皆無である。
大事にされればタイ人を尊重する気持ちにもなる。良好な関係が次世代
にも受け継がれるよう、後ろ指をさされるような行動は慎む。
多くの在タイ邦人はそう思っている。その一人一人の積み重ねが国の評
価につながっているのかもしれない。
⬛️⬛️「運気を上げる」
🔵ネット上にシュフーズというお役立ち情報がある。「運気を上げる行動
と思考!パワースポットや風水も実践しよう」 「文句ばかり言う人のスピ
リチュアル的な特徴や対処法とは?」、「独身でも幸せな人に共通する5
つの性格と特徴!幸せを高める生き方とは?」といった記事が並んでいる。
いまさら運気を挙げても仕方ないしなあ、これ以上幸せを高めなくてもい
いけれど、などと思うのであるが、何かの参考になるかと思ってついつい
目を通してしまう。好奇心がまだ衰えてないということか。
まず「運気を上げる行動と思考」。
運気を上げるには神社、お寺、教会、パワースポットで霊気に触れるのが
いい。更に旅行に行く、温泉に入る、新しい下着をつける、髪を切る、
笑顔、これで運気が上がる。運気を上げる思考とは要するにポジティブ思
考、人に感謝し、自分は運がいいと信じ、自信を取り戻すことだそうだ。
温泉で運気がつくとは思わないが、いつも笑顔で人に感謝しているならば
明るい気持ちになる。心身共に快調な人に自然と運気はついてくる。くよ
くよ悩む人は運気が逃げていくということか
🔵締めくくりは以下の通り。
「運気は、それぞれの人が様々な人生経験を積んでいるように、運気にも
様々なかたちがあります。あなたが歩んできた人生経験にぴったり合う運
気は、自力本願で掴むものです。
そうなのです。あなた自身でしか引き寄せることができないのです。運気
をあげたいのであれば、日々の努力を惜しむことなく、人生に真摯に向き
合うことで、あなたに最も適した運気が自然に流れ込んできます。それが
今後の人生のステージアップへと着実に繋がっていくことでしょう。」
自己努力が一番ということは神社仏閣、旅行、温泉、新しい下着はそれほ
ど運気上昇に関係ないみたいだ。今後の人生と言っても自分に10年後があ
るかどうかわからない。「運気上昇」を求めているうちに人生が終わって
しまう。
⬛️⬛️「心に余裕がある人」
🔵ついでに標記の4選について
1)自分の外見に気を使っている心に余裕がある人は、
自分が 他人から どのように見られているのかと気を使う。そのため、
自分に似合う清潔感のある服装を心掛ける。そうすることで、周囲の
人との関係をスムーズ に構築できる。
2)自分の言葉に注意している自分が発する言葉は、
自分に必ず帰ってくる。言葉に気を配る事ができる心の余裕がある人
は、周囲の人から人気が高 い。
3)陰口や悪口は言わない, 心に余裕がある人は、
他者に対して 攻撃的にならない。陰口や悪口を言わないのは、敵を増
やさないだけでなく,賢くない行動だとわかっている。
4)落ち着きがある落ち着きがある人は,
精神的に余裕がある。落ち着いているということは、それまでにしなけ
ればならないことを終わらせているということだ。やらなければならな
いことを、効率よく済ませるスキルを持っているため、時間にゆとりあ
る行動がとれる。時間にゆとりがあれば、心も自然と落ち着いている。
要するにTPOを弁え、悪口は言わず発言には注意し、やるべきことはやる
ということのようだ。自分にも難しいのだから政治家にも難しいはずだ。
まず自分にできることは政治批判を控えることくらいか。
(出典:JIJI通信)(英国女王夫妻を訪ねた日本の上皇夫妻)
⬛️⬛️ 「上流階級とは」「両陛下の佇まいに感動」
🔵天皇皇后両陛下が6月にチャールズ国王の招待を受けて 国際親善のた
め国賓としてイギリスを公式訪問された。穏やかな微笑でイギリス国民、
関係者に応えられる両陛下をニュースで拝見し、一臣民として誇りに思
った。
国の品位は国のトップの品位と重なるところがある。陛下の立ち居、振
る舞い、ご発言の一つ一つに居ずまいを正し、日本に生まれた幸福を感
じたものだ。世界にロイヤルファミリーは数あれど皇統は神話時代を含
めれば2600有余年、はっきりしているだけでも1700年の長きにわたって
続いている。
外交は政治家や官僚が主として担っているが、皇室外交は 皇室でなけれ
ばできない。他国との親善を深めるにあたって皇室外交 どれだけ日本の
国益増大,親善関係構築に資したかわからない。「よく天皇陛下の外国ご
訪問は、大使100人分の働きに匹敵すると言われますが、それは間違いで
す」と元東宮侍従の竹元正美氏は言う。「皇室の役割は, 大使の役割とは
異次元の重要性を有しているのです。比較することはできません」。
皇室の人と同じ空気を吸うのも嫌だ、といった野党議員がいたが、サヨク
には「国の品位」が何処からくるのかわかっていないのだろう。
●出典:JIJI(日本の天皇夫妻)
⬛️⬛️「上流階級」
🔵生まれもよく、代々富裕層に属し,高学歴、教養豊かで外国語にも堪能、
内外の人脈を持つ上流階級は日本に存在するのか。自分としては上流階級
が日本にも存在し、日本の品位を代表してくれたらいいな、と思っている。
だが妬み、嫉み、上を引きずり落そうとするサヨクが跋扈する日本に上流
階級は果たして存在するのだろうか。
八幡和郎著『家系図でわかる 日本の上流階級 この国を動かす「名家」
「名門」のすべて』には、岸田家、安倍家、麻生家、小泉家、鳩山家、河
野家など政界、渋沢家など財界、そして皇室、旧宮家、旧華族……ほか
「華麗なる一族」たちの系譜が綴られている。
安倍さんや麻生さんは育ちの良さを感じさせるが、岸田首相や河野太郎氏
は狡いところが感じられ、日本の品位とは少しずれているように思う。世
襲政治家を上流階級とみるかどうかは別にして、世襲ということは家業で
あり、家業を守るために日夜、必死に働いていることは確かだ。
半世紀も前になるがテレビでイギリスのドラマを観た。平民の若者が貴族
の娘に恋をする。彼は恋人の父親に会う。父親は「君は働かないと食べて
いけないのか」と若者に言い放ち、横を向いてしまう。ドラマの筋はとも
かく、そうか、イギリスの貴族は働かないでも暮らしているのか、とショ
ックを受けたものだ。
働くなんてね、労働階級、農民がすることなんよ、と言っても、日本では
天皇陛下をはじめとして、政治家、旧宮家、旧華族、財界人に至るまで、
日々、その務めに邁進している。その意味では日本に上流階級はいない。
働かないで自由、気儘に暮らしている自分は見た目、英国の貴族に近いか
もしれない。でも自分を上流階級という人はいない。上流どころか人生裏
街道の「下流老人」だ。
⬛️⬛️「タイの上流階級」
🔵タイに上流階級は存在するか、と聞かれれば、答えはイエスだ。タイに
は4つの社会階級が存在する。
1.農民階級: 貧しく、志す職業は工場の労働者、メイド、ウェイター等。
2.都市部低階級: 中間層を目指している人もいる。
3.都市部中流階級: この階層の人たちが地位を上げるためには教育が要
である。 学位次第では上の階層に受け入れられる可能性がある。
4.上流階級(Hi-so class)「ハイソクラス」は、非常に裕福な人たち
のことを指すタイのスラングだ。 財産相続をするようなもともと裕福
な家系や苗字(家柄)で、生まれた時から高い階級が約束されている
人たちや、ビジネスや投資で成功して最近裕福になった人達もこの中に
含まれる。
●出典:JIJI(タイの国王夫妻)
タイ語で生まれのいい人を「コン・ルアイ」という。お金持ちと同義語
だ。生まれはよくても貧乏な人はいないの、とジアップ先生に訊いてみたら
タイにはそういう人はいないとのこと。皇室、旧宮家とは比較にならないほ
どの多数の王族がいるし、相続税がない国であるから金持ちは何代も金持ち
だ。彼らは彼らのネットワーク(コネ)で益々財産を増やす。
農民階級や山岳民族には生まれた時からのハンデがあって社会的な上昇は難
しい、それは中流階級にも言える。言葉、習慣も階級ごとに違うから、その
階級内で暮らすことが生活、精神の安定につながる。
日本は能力、性格が優れていれば上流階級に食い込める可能性がある。でも
可能性がある限り、切磋琢磨、激しい競争が続く。階級固定で安定した社会、
浮沈極まりない競争社会、どっちがいいのか自分にはわからない。
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