🔵山笑う ふるさとびとの誰彼に(憲吉)お彼岸もすぎ春まじか,川辺の桜はほぼ五分咲き、観光で訪れた外国人の姿が多くを数える。
学校は春休み、お役所は年度末,いずこも総決算月で1年の始末に忙しい。慌ただしい中にも日一日と春が近ずく。1年の中で,こんなに幸せを感じる時はない。
🔵日本の新年度予算が決まった。日銀総裁も決まった。文化庁の京都移転も終わった。子供庁も発足する。
岸田総理は念願のウクライナ訪問を果たし広島サミットに挑む。岸田内閣の支持率が回復した。国民が政府の脚を引っ張っていて、政治が進むはずはない。ウクライナ戦争以来,目が外に向きがちだったが、此処で国情に思いをいたし足元をしっかりと見つめ直したい。迫りくる台湾問題やアジアやASEAN諸国との関係をもう一度深く掘り下げたい。春4月、世界はこぞってビジネス新年を迎える。改めて皆さんと日本とアジアの最新データ(図説)を読み解きたい。(Yama) . . . 本文を読む
🔵3月半ばを過ぎると、訪れるところがある。東大阪市にある司馬遼太郎記念館である。早咲きの菜の花が
側道で迎えてくれる。この記念館は、司馬さんの没後、大量の著作の
管理のために建築家の安藤忠雄さんが設計、完工した記念図書館である。
司馬さんの作風と言えば、産経(大阪)新聞の記者出身のせいか、綿密な取材を重ねて
物語を進める独特の手法と言っていい。しかも歴史小説は
多作にも拘わらず名作揃いだ。加えて記者の領域を超えた「街道」ものは、遠く
モンゴルに及ぶ。そして国思う心の発露と大阪への憧憬は作品全編に及ぶ。
🔵いつも春先になると私は「司馬遼太郎が考えたこと」(新潮文庫)をポセットに
忍ばせ、毎日の様に行きつけの喫茶店でこの本を読みふける。私にとって至福のひと時である。
この本は「司馬遼太郎が考えたこと」の第13)だが、最近14)と15)が相次いで発刊
された。これは司馬さんが生前、さまざまなところで書いたり話したことを
収録したエッセイ集で、発表年代別に編纂され文庫15冊として発刊された。
先週の日経新聞土曜日朝刊「私の愛読書」欄では、作家の夢枕駁さんが「司馬遼太郎が考えたこと」
をいつも鞄に入れて愛読しているとの記事に出会った。同じ思いの人がいるとわかると
益々司馬遼太郎への憧憬は募るばかりだ。没後30年の2025年には待望の関西大阪万国博が開催される。(Yama)🔵(告知)アジアの情報は次号のHeadLineNewsで特集の予定。
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⚫️オリンピックが目前にせまりつつある。しかしコロナ・ウイルスは、衰えを見せない。
戦禍の中で、たぐり寄せた先の東京オリンピックの感動を知るものにとって、今回のコロナ感染によるオリンピック中止説の台頭は、残念でならない。●国民自ら結束してコロナ終息に動き、オリンピック開催を目指すという心意気の程が見えてこない。みえるのは、暇つぶしに乗じた誹謗中傷ばかり。
野党含めて政治の怠慢もさることながら、国家観を見据えての対処や議論がない。現実わたし達が手にする平和が、何故ここにあるのかを推考し、アスリートフアーストの視点に立って、平和の象徴オリンピックの開催に諸手を挙げて欲しい。
国民的努力で、東京オリンピックの実況を世界の全家庭に送り届ける事が出来るなら、これほど素晴らしい事はない。有事のオリンピック成功物語として、必ず世界の歴史に残る事だろう。●この今を日本の危機と見るか、チャンスと見るかで発想と行動が違って来る。(Yama)
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●相変わらず巣籠りの毎日である。いい加減にして欲しい。と思いきや政府は、緊急事態宣言を解除するという。だけど確たるコロナ衰退の確証はない。菅総理の賭けの一念とみた。理由は国民の心機一転を狙うが如し。数値が上がれば、緊急事態警告を出せばいい。緊急事態は度重ねるものではないという学者もいるが,他にいい手があれば示すべきだ。人口数百万の北欧の国と違い1億人を超す大国では、緊急事態の時には、臆せず緊急宣言を出すべきだ。そして打つ手があれば変えればいい。警告が遅れる事こそよくない。それにしても、1年を超すコロナ
被害で、日本経済は相当の打撃と思いきや、観光や飲食やインバウンドを除けば、既に回復基調にあるという。大したものだとしか言いようがない。そこで日本の景気動向を数値で追ってみた。(山)
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●1月も終盤。コロナとの闘いが続く。 丑年のイメージは、粘り強く目前の事を着実に進めて行けば成功に繋がると言う。願わくば、丑大明神の力でコロナを一掃して欲しい。もうそこまで、東京オリンピックの聖火の灯が近づいている。
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●波乱に満ちた2020年もいよいよ終盤を迎える。ここにきて、またぞろコロナウィルスが蔓延跋扈し、先行きが怪しくなってきた。なんとかおさまりの良い師走であって欲しいと祈るばかりだ。仕事も人生も、先を見て今日を歩むか、足元を固めて先に進むか、ちょっとした視点と視角の取り方で、歩みが違ってくる。その時頼りになるのが、経験からくる勘だと言われる。デジタル時代ともなれば、集積したデータの持ち合わせと、その読み具合が勝負所となる。
勿論、そのデータを読み取る感性も、先行きを決める大きな決め手となる。
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●戦後75年目の夏が真っ盛りである。灼熱のような毎日が続く。日常経済の失速を恐れて、政府はGoToトラベルを発想したが、肝心の東京が排除されたために、当初の予想を裏切る結果になってしまった。その背景には、自然現象に近いコロナが伏在するため、その成否は、まさに運任せである。最近の安倍内閣は、些か元気に欠けるが、運も遠ざかっているようで可哀そう。こんな時は、何もかもがうまくいかない。管さん。こんな時こそ運を呼び込む大作戦が必要のようですね。日本のために頑張ってください。 . . . 本文を読む
●明けても暮れても武漢コロナである。巣籠り生活も当初は、余裕ができていいなと思つていたが、ものの半月も過ごすと、飽きてきて
耐えきれなくなる。そこへまた、緊急事態のほぼ1ヶ月の延長である。
さて、此処にきて、世界は、虎視眈々と、アフターコロナの世界を狙い始めた。覇権の争奪である。中には大統領の覇権もある。国家の覇権もある。民族の覇権もある。
加えて、思想信条が絡むからややこしい。しかも深慮遠謀、手練手管、極めて奥深い。顔色では戦略は読めない。同盟国でも経済が絡み、国家財政が関係してくると、昨日の約束も反故になりかねない。政治家も外交官も、相手の心の深層を読む力が、真摯に求めれらる。
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●世界に令和を告げる「即位の礼」が終わった。その伝統的なしきたりと幽玄の美は、全世界の人たちに大いなる感動を与えた。 これに際しての国民の願いは、いつまでもこの日本が、謙虚に平和であって欲しいという事に尽きる。時を継いで行われた世界ラグビー大会は、日本と対戦した南アフリカが優勝した。開催国日本に対する世界の評価は「礼節とおもてなしの日本」という素晴らしい印象だったらしい。いま世界は、商品でも、企業でも、外交でも、お国柄でも、イメージが優先する時代だ。 素晴らしい印象は、素敵なイメージの根源といえる。来年は、いよいよオリンピックだ。5年後には、関西万博がやって来る。この令和のイメージをどこまでも大切に、2つの世界イベントを大成功させたい。 . . . 本文を読む
●タイは不思議な国である。タイの歴史をひも解くと、いまだ1度も戦争に負けた事がないという。今はやりの地政学的にみると、日本などと異なり周辺を異国で囲まれている。特に戦前はその周辺国が、欧米列強の侵略で植民地と化し、隙あらば隣国タイへと、あらゆる手段で近ずいて来た。それを、のらりくらりとかわしながら、徹底的に自国の安全のために外交努力を企て国の安全と独立を守ったという。タイ人の先祖は、早くは漢の武帝のころ、その南進政策でタイに 来た人たちが多いという。タイの人たちは、総じて賢い。由緒ある漢民族の血を一部受け継いでいるからだろか。かくして 第2次世界大戦の際も、日本側で戦っていたが、終戦間際、米側に鞍替えして戦勝国に回った。その理由も極めて明確で、 国民の利益のための選択だったという。そして今では日本ととても仲良しである。タイは本当に不思議な国である。(冒頭の写真は、今も夏模様のチェンマイ花市場の名花一輪) . . . 本文を読む
●日本の夏、アジアの夏、世界の夏、 暦の上では、もう初秋というのに、暑い夏が、いま盛りである。日本は、あの忌まわしい戦争のあと、74年にわたって平和を謳歌し続けている。反省にもとずく、国民の努力の賜物だが、 やがて、戦争を知る世代がいなくなると、タガが外れないか心配だ。戦争の悲劇と無駄を語り次ぐしかない。 しかも他国に向けての語りかけが欠かせない。ところが国には、それぞれお国事情がある。中には自国ファ―ストを標榜する大国も出現する。外交力や説得力、内では格別の統率力が要求される。そういうリーダーを育て、そういう リーダーをもった国が、平和に栄える時代になってきた。さて日本の明日はいかに。 . . . 本文を読む
●タイに待望の民政の夏が巡ってきた。あの忌まわしいクーデターから、早くも5年が経過した。軍政派も、今回 の総選挙では、北部のタクシン一族に、 よほどの警戒心をもって臨んだと見えて、事前から 相当の手練手管を 尽くして政権の座を確保したとみた。 それだけに、このまま安寧に政権運営がいくとは 考えにくいが、まずは 全国民の安寧を考え、アジアの平和と発展に貢献して欲しい。一方、米中貿易戦争は 、ASEAN諸国に漁夫の 利をもたらすかに見えたが、米中の市場が、あまりにも巨大なために 輸出の減少で、目論見が狂った国が多いと 聞く。やはり世界経済は、平和でないと後退する。 . . . 本文を読む
●令和が始まったばかりにも拘わらず、世界GDP第1位と第2位の経済大国米中の貿易戦争がはじまった。大国の覇権をかけた争いだけに、成り行きが心配される。米中を最大の貿易相手国とする第3位の日本は、影響を受けないわけにはいかないだろう。早速、日本の株価は敏感に反応して大幅に下落した。5月下旬には、令和初の国賓として、トランプ米国大統領が訪日する。そして6月には、全世界の首脳が集うG20が大阪で開催される。米中首脳も久方に会合する。当然,安倍首相率いる日本の調整力や指導力が試される事になる。ここでは、当事国の首脳が顔を合わせ、胸襟を開いて話し合い語り合う。誤解を解き歩み寄ることも可能になる。そして世界平和のために国々が協働する。世界の局面打開に、令和の日本外交が、大きな役割を果たすよう期待したい。 . . . 本文を読む
●タイは、新国王の戴冠式で全土が喜びに包まれた。前の国王が死去し、2年前に即位したが、公式の戴冠式は、2年後の喪明けの今年5月になったというわけである。 日本は初めての天皇の生前退位により、すぐの新天皇の即位となり、国中がその喜びに沸いた。今回のタイの場合や 平成の場合を見ても、生前退位による即位の方が、元号代わりの喜びとしても格別明るくてよいことがわかった。 さてタイは 戴冠式とおなじくして総選挙による民政化が進むが、こちらの方は軍政の名残がいささか 残りそうだが、まずは政治の正常化に期待しよう。 . . . 本文を読む