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🔵JTIROが活動開始後14年の春、「チェンマイお茶会」を開催した直後に軍事クーデターが起きた。政争である。既にASEANの盟主として、自動車生産国のタイを主導する
政府が、そんなにやすやすと軍門に下っていいのと苦情を述べたいところだが、いろいろ難しい問題が伏在するらしい。経済も社会も暮らしも、全ては政治が優先する。現地の親しいタイの人達も、政治については語らない。敢えて避けて通る。🔵JTIROは、ロングスティという日本の進んだ高齢者の移住先として、タイの北部のチェンマイを選んで切磋琢磨してきたが、基盤(フィールド)となる聖地が揺らぐと、如何ともしがたくなる。生活環境が不安な中で、好んでこの地を移住先に選ぶ人はいない。いまJTIROは、最大の岐路に立たされている。相手国の政情の動きまでは想像も及ばなかった。国際交流活動の難しい局面にある。(Yama)
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🔵JTIROの発足から既に12年が経つ。崇高な思いでスタートをしたが、意外や意外、タイ内部の政治情勢に翻弄された。昨日まで国を支え国を統御する内閣、政府が、政策に反意を唱える軍部によって瞬く間に倒されてしまう。クーデターである。戦後、戦争や大きな争いを知らない日本人の私どもにとって、まさに青天の霹靂である。忽ち軍事政権が樹立され首相は追放され、大臣はことごとく罷免された。タイでは、過去何十回となく繰り返されており珍しくないという。但し、タイ政府の
同意と方針に則り,協働事業として進めてきたロングスティはどうなるのか不安が募る。既にチェンマイで暮らす日本人ロングスティヤーも同じ思いだったに違いない。以来ちさな政争は続く。加えてく長期にわたる国際空港の閉鎖や、バンコクを中心にした大水害など約3年刻みの苦境に遭遇する。
政争の原因は、南部の所得層と大部を占める北部、東北部の農民層の対立である。本来穏健な仏教民族のタイ、しかも東南アジアでは、ASEANを
リードする中進国のタイが、何故、政治的に脆弱なのか。不思議でならない。多くの日本企業も進出し、日本との産業連携が始まりつつあるときだけに、
経済と社会と暮らしの基盤である政治の体制が、一日も早く安定するよう祈って止まない。(Yama)
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