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●戦後から70年のタイと日本、そしてアジアの歴史は、とても一口では語れない。しかもとてもドラマチックにあふれている。しかし、一つ筋が通っていることがあるとすれば[no more war]に尽きると思う。タイは、アジアで1国、かたくなに国体を維持した老獪な国として、余りにも有名だが、戦後の国情は、決して豊かではなく、まさに新興国並みの実情だった。戦後はいち早く日タイ関係を修復し、アジアでは最も優先した友好関係と、経済協力関係を作り、プミポンという稀に見る、優れた国王のもと
国を治めてきた。但し政体は脆弱で、未だ安定化しない。その節々で登場するのが軍事クーデターである。しかも、クデターの際も、国王と軍(クーデター)と民(国民)の3者が、何処までも特別の権力で縛るようでもなく、比較的いいバランスで収まつていくという不思議な国情である。国民性からくるものなのだろうか。 . . . 本文を読む