⚫️米中の静かな覇権争いの中で、いまアジアの注目は台湾にしぼられつつある。
中国は台湾を自国だと主張し、台湾は、あくまでも自主独立を主張する。
その争いは戦後日本が領有権を放棄してから、いまに至る。
その間に中国の体制も世界の趨勢も大きく変われど、
中国の主張も台湾の主張も、些かも衰える事はない。
これがもとで第3次世界大戦の引き金に成りかねないと心配する向きも多い。その明確な表れが、米中2極の軍拡競争である。
⚫️日本にとって今や台湾は最も信頼のおける隣国として、かけがえのない存在で
ある。77年前は同じ国民だった事、いま不足する半導体の生産國として世界一である事、デジタル人材を擁する事でも世界有数、国民
の大半が日本贔屓で、古い人々は日本語を話すという。しかも日本の南端石垣島と
隣接する。何という素晴らしさだろう。
日本に欠ける部分を三顧の礼を持って補完してもらうに足る最も信頼のおける
血脈通じる国である。
改めて日本国民の熱烈な眼差しを台湾に注ぎ続ける時が来たと思う。(Yama) ●標題の写真、蔡台湾総統(JIJI通信) . . . 本文を読む
🔵日本もタイもインバウンドが解禁になる。足掛け3年半ぶりの快挙である。
中でもタイは世界有数の観光先進国(世界第4位)で、インバウンドがGDP(国内再生産)の3割を占める。それだけにコロナパンデミックによる観光客ゼロは、日本以上に大変な事だったに違いない。そんな時、去る2000年にスタートした日タイ国際協働プロジェクに先陣を切って参加し、今もタイ北部の観光都市チェンライに住まう中西英樹さんに、当ブログの客員執筆者として参加頂く事にした。
コロナ後のタイ事情や近隣国の最新情報を、リアルタイムで伝えて頂こうと思う。
🔵今を去る10数年前Jtiroのタイロングステイ体験ツアーで、チェンマイ・ソンクラーン(旧正月)の現地の案内役をお願いした。また2014年開催のJtiroチュンマイお茶会(外務省共催)には、愛用のバイクを駆って遥か遠方から参加頂いた。懐かしい想い出ばかりだ。特に中西さんのタイロングステイの動機が、一般のシニアと異なる。母堂の介護を目的に常夏のタイで常住するという、当時としてはかなり先進のものだった。🔵介護ロングステイを推進するJtiroては、
チェンライの中西邸を訪ね、海外介護の実情を視察させて頂いた。
その母堂は既に天国に逝かれ、その後はご自身のロングステイ人生をチエンライでお過ごしと言う。定年後JICAから派遣され東欧ウズベキスタンの大学で教鞭に付かれたり、敬服する国際人でもある。
アフターコロナを機に、公私ともの交流が再開出来る事を期待している。Yama) ●(標題の写真は、天皇に所縁ある社寺の扉
にある皇室の記し) . . . 本文を読む
🔵日本はこの1月来、コロナとウクライナに翻弄されて来た。だがコロナの
蔓防解禁やインバウンドの再開で、心なしか街々に明るさが戻ってきた。
株価も今週、日経平均28000円に戻した。
しかし世界経済がボーダレス化する中で、東欧の戦争の影響がもろに日本経済を襲う。GDP世界第11位のロシアだが、資源大国だけに西側諸国の禁輸が進むと、たちまち資源の高騰や関連物資の品不足が起きて軒並み消費物価があがる。
当初は、ロシアの先制パンチで戦争はすぐ終わると思いきや、既に5ケ月近くに及ぶ。両者とも知恵比べ、我慢比べ、
意地比べ、メンツをかけて引くに引けない様相である。本来、仲裁すべき国連の力不足が、あからさまになってきた。
🔵今回の戦争で世界の国々は、改めて国防の本質、すなわち不埒な国の侵略に独自で対決する体制と意気込みの
必要性を学んだ。
今回の北条語録を拝見すると、日本では古き群雄割拠の時代から地方の為政者である地元大名が自藩防衛のための城を築き、地政的な知恵を生かして外からの侵略に備えてきた。
「いざ鎌倉!」、この心構えは、デジタルの現代にも絶対不可欠だ。
戦後77年,戦争体験世代が少なくなるにつれて、憲法9条や日米同盟があれば
日本だけは大丈夫という甘い考えが他国の侵略を呼び、再び敗戦の憂き目を見る事になる。
「いざ鎌倉!」その時に堂々と対決できる体制が、いま全ての日本国民に求められている。(Yama) ●標題の写真は国立民族学博物館蔵の
アジア民族の旧い面。
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🔵いま、日本からどんどん人が減りつつある。 200年後には日本の人口が、わずか1000万人になると言う。 にもかかわらず泰山鳴動、亡国の危機の声は聞こえてこない。 この国はどうなっているのか? ごく最近、驚くような事実がわかって来た。2021年の日本の出生数が81万人、死者数が145万人、この一年で島根県が日本から消えたことになる。そして278年後の2300年には、日本には誰もいなくなると言う。 🔵17世紀、今から270年前、英国から大量の移民が米大陸に渡り今のアメリカが生まれた。その米国は、いまや世界一の経済大国として、世界の 安寧と平和に大きな力を発揮している。その事例から、いま中国の侵攻計画が危惧される台湾について 言えば、戦前の台湾は日本領だった。 仮説だが、中国の台湾侵攻などがあれば、台湾から日本へ2000万人ほどの大量の移民に来て貰う事で、新しい東アジアと日本の歴史が始まるかもしれない。「事実は小説よりも奇なり」何か現実味を帯びた話に見える。 日本は、人口が減って滅ぶほど野暮ではあるまい。 英知を絞って亡国の危機から抜け出せるよう期待したい。(Yama) . . . 本文を読む