「21世紀はアジアとの時代」 (Jtiro🔴Jpn) SDGs.Webサイト(Editor: K.Yamada)

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■東京五輪回顧

2022-07-30 | ●東京オリンピック
🔵「ひとりでは何もできない.しかし、ひとりが動かなければ何もできない(「人生の流儀」城山三郎)] 東京オリンピックが終わって早くも1年になる。 コロナパンデミックによる1年開催延期の上で、無観客開催という史上初の大会を無事終えた事は特筆に値する。 よくよく考えると、日本が主導し100を超す世界の国々が追随した結果の成果である。世界の国々との理解と協働が、難関を切り拓いたと言っていい。 🔵いま世界の随所で分断が進む。ロシアのウクライナ侵攻も、ウクライナがNATO非加盟ゆえに狙われたという。 話は大きく飛躍するが、日本でも緊迫する極東情勢下での集団的自衛権の在り方について、さまざまな論議が進む。1年経過した東京オリンピックの経緯を見るにつけ、スポーツはもちろんの事、ビジネスでも外交でも、他国の人々と胸襟を開いて語り合う事で分断は無くなり、スムーズに物事は進むはずだ。折しも8月は、日本が苦惨をなめたあの敗戦から77年が経つ。 幸運にも平和が続く。殆どの国民は平和ボケと言われる如く平和を享受している。しかし尖閣や竹島や北方4島など、国境問題は厳然と不穏な状況下にある。 折角の東京オリンピックの成果を過去に追いやらないで、お互い人生の良き系譜として平和の存在理由を確かめる事が必要ではないのか。 🔵「平和の有難さは、失ってみないとわからない。しかし失ってからでは遅すぎる(「人生の流儀」城山三郎)] (Yama) . . . 本文を読む
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■羅漢

2022-07-23 | ●北條語録
⚫️一見、科学的で進化したように見えるデジタルな現代だが、二律背反的に意図しない戦争や紛争や覇権争いが世界各地で起こる。 そして機能しない政治による分断と混迷が、人類の困惑と失意を生む。作家五木寛之氏は著作「人は皆大河の一滴」の中で、「人は死ぬのではなく、死んでゆくのだ。」 「ブッダは、究極のマイナス思考から出発した。」と述べている。現代科学では救われない、人間の本質に触れる思いがした。 ⚫️先日も、この北条語録の現地取材を兼ねて京都伏見の山寺「石峰寺」を探訪した。酷暑にも拘わらず、訪れる人が多いのに驚いた。 そこには野仏ならぬ多くの五百羅漢像に、敬虔な祈りを捧げる人びとがいた。 しかも若冲が直接、五百羅漢の作成に関わったと言うことを知る人が多かった。 デジタルな情報社会とは言え、仏や神を自然に尊び畏敬する日本人が殆どだ。 これは宗教や信仰とは異なる日本人特有の伝統文化からくるものとしか言いようがない。これからも歴史的で伝統的な家庭環境を大切にしていきたい。⚫️かの偉人作家の司馬遼太郎は、「風塵抄」の中で、「日本の人々に恒心がなければ、戦後日本の社会は崩れていた」と述べている。どんなにデジタルな利便が浸透しようとも、日本の伝統文化はいささかも揺るがないと確信した。もちろん五百羅漢も風塵に耐えて我々を護り続けてくれる事だろう。(Yama) ●標題の絵は「棟方志功の釈迦大弟子像」 . . . 本文を読む
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■日本サッカーの源流

2022-07-16 | ●松本語録
🔵「持続的成長」「極上の選択」「稀有な人」 日本サッカー界の礎を築いた偉大な先駆者、元日本サッカー協会会長の故岡野俊一郎氏は、創世記の日本のサッカー界の関係者に、様々な価値ある助言を語り続けた。先を見据えた優れた洞察力に、誰しも感動と畏敬の念を抱いたものだ。 その偉大な指導者がこの世を去って5年が経つ。 🔵「2002年サッカーワールドカップを何故日本に誘致するのか」岡野氏は1997年にサッカー関係のシンポジュウムで講演した。その内容を読み解くと、30年後のいまの日本のあるべき姿を予言している。驚くほど精緻で適切なものだった。私たちサッカー関係者は、その鋭い洞察力に多大の感銘を受けた。 今回は、30年前の玉珠の岡野提言を読者の皆さんと共有したい(生前公開許可済み)。 今年11月に開催される2022年FIFAワールドカップカタ―ル大会日本代表の勝利に栄光あれ。 松本光弘 (筑波大学名誉教授・元 日本サッカー協会理事・元 筑波大学蹴球部監督) ●標題の写真(2002年サッカーワールドカップ/出典:集英社) . . . 本文を読む
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■老人の覚悟

2022-07-09 | ●中西語録
⚫️「安倍元総理、凶弾に斃れる」突然の訃報だった。  今の日本に最も欠かせない、偉大で稀有な政治家だった。本当に惜しい人を 亡くした。残念至極、謹んでお悔やみを申し上げたい。 安倍元総理は、当面する日本の最大の政治課題である景気回復、経済、外交、 国防、人口問題に誰よりも果敢に取り組んで来た。 本来の政治は、国民のための広大な継承の仕事。誰が安倍元総理の仕事を引き継ぐのか、期待して注目したい。 ⚫️さて本日の中西語録は「老人の覚悟」である。日本は世界一の高齢化国家で、高齢化率が極めて高い。 国の人口問題は、直近のことではなく少なくとも20~30年来の政治課題として、国を挙げその改善に取り組んできた。 しかし表に経済や社会事情、裏に若者や家庭事情やトレンドがあり、思うほど簡単ではない。そのような中で、団塊世代700万人が一挙に加わり、日本の高齢化は未だかつてない4人に1人が高齢者という世界でも例を見ない超老人国家になった。 問題は3500万人近い高齢者が、どの様に生き甲斐を持って生きるか、生きられるかがいま問われている。 ⚫️殆どの高齢者は仕事を持たない。大きな社会環境からは疎遠になる。独り住いの高齢者が700万人を超える。孤独との闘いもある。 経済や家庭や健康など生活環境との問題もある。しかし時間は有り余るほどある。幸せに生き抜くためには、何事も「ほどほど」に自然体で他人に感謝という生きかたもある。そのキーワードは、3500万人がそれぞれ、多彩、したたか、熟練、晩年という生き方だろうか。 積年の知識を活かして、「老いのスタートアップ」という今風の隠し手もある。 何かしら世界に大きく開かれた多彩な希望の道が、まだまだあるように思えてならない。(Yama) . . . 本文を読む
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■源流を探る

2022-07-04 | ●日本の新潮流
🔵「初心忘するべからず」「原点回帰」「源流をたどる」 人生のうちで、なんどとなく聞かされたり聞き及んだ大切なフレーズである。何事も初めが肝心。 誰しも最初に取り組むときの異様なまでの緊張感、清新な心配り、これを初心と言い、その感動や感触をいつまでも大切にすると言う。 起業の成功者に聴くと「成功の要諦は、全て源流に在り」と答える。スタートアップ全盛の時代だが、いまも昔も変わらぬ成功の秘訣は、前抜きの姿勢と起業を決意したその源流にあるという。🔵起業が絶えない限り国の経済は栄え、国は滅びない。どこまでもその源流を大切にしたい。(Yama) . . . 本文を読む
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■7月の歳時記

2022-07-01 | ●歳時記2)
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