●日本は令和の時代を迎え、新しい時代がやってきた趣きで、国中、明るさで沸き返つている。折角の機会なので、日本と同じ世界の王国を探ることにした。日本の場合は、敗戦後の特殊事情が奏功して、象徴天皇制が極めてうまく機能したと思われる。しかし、長い世界の歴史を振り返ると、王国と覇権と権力と権威は、国民たる民衆が、常に属する形でしかなかった。 しかし、いま情報社会の到来で人権優位となれば、国のかたちも 変容せざる得ないところにあるのではないか。 そんな世界の王国の実情を探つた。 . . . 本文を読む
●令和が始まったばかりにも拘わらず、世界GDP第1位と第2位の経済大国米中の貿易戦争がはじまった。大国の覇権をかけた争いだけに、成り行きが心配される。米中を最大の貿易相手国とする第3位の日本は、影響を受けないわけにはいかないだろう。早速、日本の株価は敏感に反応して大幅に下落した。5月下旬には、令和初の国賓として、トランプ米国大統領が訪日する。そして6月には、全世界の首脳が集うG20が大阪で開催される。米中首脳も久方に会合する。当然,安倍首相率いる日本の調整力や指導力が試される事になる。ここでは、当事国の首脳が顔を合わせ、胸襟を開いて話し合い語り合う。誤解を解き歩み寄ることも可能になる。そして世界平和のために国々が協働する。世界の局面打開に、令和の日本外交が、大きな役割を果たすよう期待したい。 . . . 本文を読む
●タイは、新国王の戴冠式で全土が喜びに包まれた。前の国王が死去し、2年前に即位したが、公式の戴冠式は、2年後の喪明けの今年5月になったというわけである。 日本は初めての天皇の生前退位により、すぐの新天皇の即位となり、国中がその喜びに沸いた。今回のタイの場合や 平成の場合を見ても、生前退位による即位の方が、元号代わりの喜びとしても格別明るくてよいことがわかった。 さてタイは 戴冠式とおなじくして総選挙による民政化が進むが、こちらの方は軍政の名残がいささか 残りそうだが、まずは政治の正常化に期待しよう。 . . . 本文を読む