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■■■■■■■■日本語と日本文化の検証■■■■■■■■
■「海外旅行,新時代」
●今や、世界的な海外旅行ブームである。
日本もご多分に漏れず 海外に行く人たちが跡を絶たない。
いま世界で1日に約4000から4500機の旅客機が、それぞれの海外旅
行客を乗せて、お目当ての外国を目指して、飛びたって行く。
●今年のゴールデンウイークには、どの空港のロビーも 海外を目指
す家族で、最高の出国数を記録した。そしてその後の全国の国際空
港の到着ロビーは、海外からの人たちでで賑わった。
因みに,5月の訪日外国人客は17%増の268万人、そのうちタイ人は
17%増の10万人だった。
●旅客機は、旅行客をもくもくと運んでいるように見えるが、その
旅行目的はさまざまである。、
・ビジネスのための海外出張であったり、
・海外交流のための芸衚家の海外旅行であったり、
・親しい人たちとの海外観光旅行だったり、
・個人個人の目的のための海外旅行であったり、
それぞれ重要な目的のために、貴重な人たちを海外に運ぶケースが
多い。絶対安全に,しかもい快適に、そのうえ正確な到着時間が求め
られる。
●現代の最新旅客機は、エアーバスというにふさわしい500人搭乗
の最新鋭の大型機をはじめ、300人規模の新鋭中型機が大勢を占め
る。
そして国内の地域都市を結ぶ路線には、100人規模の小型ジェット旅
客機が採用されている。巨大な500人収容のエアーバスは、日本から
米国とか、欧州へのいわば花形の遠距離重要路線に投入される事が多
い。
安全といえば、日本の空港のテロ対策や、安全のための搭乗検査や、
旅券のチェックも、一段と電子機能化され、申し分なしである。
●因みに、成田国際空港の週間の総発着回数は4797回、1日当り、
平均約685回という事になる。 旅客機は空を飛ぶだけに、危険極ま
りない物体に思えるが、実は最も安全な乗り物を目指して 全世界の
政府、業界、学会あげて務めている。 そして昨年の日本人海外渡航
者数は、1789万人だった。
■「驚きのインバウンドパワー」
●一方、訪日客(インバウンド)は、これまた初の2869万人を数
えた。タイからの訪日客は、98万7千人だった。
これによる訪日客の消費は、昨年の2017年には、4兆円をこえた。
中でも、
・東京都が1兆6千憶円
・関西が 1兆円
沖縄も 従来と比べ8,5倍と驚異的な売り上げを記録した。
近来、不振をかこっていた上場の名門百貨店、 大丸松坂屋、高島屋、
近鉄百貨店は、訪日客消費で 売り上げが回復し、いずれも今期最高
の業績を記録したという。まさにインバウンド、さまさまである。
●政府は、来る2020年の東京オリンピックイヤーに 4000万人の訪日
客を見込む。 その実現のためには、戦争とは無縁である事、まずは
何をおいても、安全で平和であることが前提になる。
先だっての米朝首脳会談は、日本にとって青天の霹靂ながら、一挙
に戦争回避から、平和協調へと進んだ。
外交にも経済にも、時の総理と内閣の運気が、大きく作用したので
はないかと、少々うがった見方をして、納得した次第である。
人間の世界は何処までも深淵で、不可思議であることに間違いない。
これだけ多くの海外の人達が、日本を目指して来るのは まがいなく、
日本が安全でテロもなく平和であるという確証であろう。
■安全の実証ランキング」(参考資料)
●(世界の観光競争力) 2017
(順位と国名)
1位 スペイン
2位 フランス
3位 ドイツ
4位 日本 ●
5位 英国
6位 米国
7位 豪州
8位 イタリア
9位 カナダ
10位 スイス
11位 香港
12位 オーストリア
13位 シンガポール
14位 ポルトガル
15位 中国
26位 マレーシア
30位 台湾
34位 タイ ●
40位 インド
●(世界の平和度指数ランキング) 2017
1位 アイスランド
2位 ニュージランド
3位 ポルトガル
4位 オーストリア
5位 デンマーク
6位 チェコ
7位 スロベニア
8位 カナダ
9位 アイルランド
10位 日本 ●
12位 豪州
13位 ブータン
14位 ノールウェ-
15i位 ハンガりー
16位 ドイツ
29位 マレーシア
40位 台湾
■「Youは何しに日本へ?」
●さて、日本でいま大評判のテレビ番組がある。テレビ東京バナナマ
ンの「YOUは何しに日本へ」である。
ほぼ毎週のように、成田国際空港はじめ、全国の国際空港で、到着し
たばかりの外国人を「Youは、何処から日本へ」と突撃イン
タビューする。
次から次へと降り立つ外国人は、ヨーロッパあり、アジアあり、中近
東あり、遠くは、はるばるアフリカから30時間かけてやってくる。
訪日の目的は、
・仕事だったり、
・観光だったり、、
・世界的なミュジィシャンだったり、
・中には一人旅だったり、
・老夫婦が、自転車で日本横断をするための訪日だったり、
珍しいケースに出会うことも多い。また
・合気道を学ぶため武神館道場を訪ねたり
・日本の剣道を体験するために練武館(横浜)を目指したり、
・時には、映画を撮影に来たYOU(外国人)だったり
・好きな女性を追いかけて日本に来た波乱万丈な男性だったり、
それは、それは驚くほど多彩である。
ぶっけ本番から生まれる感動が、この番組の高視聴率を保っている
らしい。
●見ていて飽きないし、えっ本当と疑うばかりの意外性にみちあふれ
ている。世界から見て、そんなに日本は魅力的なのかと改めて教えら
れることが多い。
それにしても、冒険心に満ちた外国人が多いのには驚く。どう見ても、
私ども日本人が、特定の国を訪れるのとは、いささか訳が違うような
気がしてならない。
よく言われることだが、日本人の農耕民族性気質と、外国人の狩猟民
族性との違いからくることなのだろうか。
●この番組を見て、驚くいた事がある。
マイクを差し出された外国人の物怖じしない笑顔での対応と、ほぼ半
分位の人が、日本語で話返してくる事である。驚きである。
聞くところでは、ほとんどの人が 現地の日本語学校で学んだという。
しかも、日本語を学ぶきっかけは、パソコンでみる日本のアニメや漫
画や音楽番組を通じて日本の伝統文化に関心をもったからだという。
まさに、インタネットでひろまった日本の伝統的な和の文化や、サブ
カルチャーによるところが大きいようだ。
■「世界に広がる日本語熱」(参考資料)
●いま全世界の日本の学習者数は、約399万人。
その内訳は、
・東アジア 215万4344人
・東南アジア 113万2701人
・大洋州 33万1285人
・北米 17万9049人
・西欧 7万6132人
・南アジア 2万9081人
・アフリカ 8803人
・中東 3505人
・中央アジア 2831人
■(海外における日本語学習塾ランキング)学習者数
■「日本語は堂々の世界第9位」
●世界には多くの国や地域があり、民族的的に歴史を重ね、発展してき
た。そこには、暮らしを支える宗教と同じように、人々の意志を伝える
言葉が生まれ、人々が住まう世界を作ってきた。
いま世界には、俗に言語のかずは約6000以上あるといわれるが、その
うち30%は、話者が平均1000人以下だといわれている。
そこで、海外のWebサイトで著名な[リスト25com]による世界の
言語ランキングを紹介したい。
●(世界言語のランキング)
(順位)(国名) (備考) (話者・使用者数)
●1位 英語 公用語世界一
●2位 フランス語 世界80国延べ 1億2900万人
●3位 スペイン語 世界で20ヶ国が話す
●4位 アラビア語 イスラムの公用語
●5位 中国語 母語とする人 12億人
●6位 ロシア語 母語 1億8000万人
●7位ポルトガル語 母語とする人 2億5000万人
●8位ドイツ語 話者 1億3000万人
●9位日本語 話者 1億3000万人
●10位ヒンズ―スター二語インド公用語 5億4000万人
●23位 タイ語 5000万人
(出所:リスト25com)
■(インターネットの使用言語ランキング)
■「文化とは,精神性の魂」
●日本文化に詳しく、日本で美術工芸の会社を営むデービッ・アトキ
ンソンさんは、「日本文化が凄い」という異常ともとれる日本ブ
ームに警鐘を鳴らす。
「確かに日本の文化はすごみがある。超一流、作品には深みがある。
日本文化の根本は、その精神性の魂にある。
しかし余りに無邪気に「日本は凄い」と自慢する人に、違和感を覚
える事が多い。所詮は「仏作って魂入れず」の中国産の漆を塗った
「京漆器」や、訪日外国人に着付けを進める着物が、実は東南アジ
アで織った偽着物だったり、中身が伴っていない文化が多すぎる。
これが 現在の日本文化の実像ではないか、
「日本文化を誇って発信するならば、自分でやる しかない。凄い
というなら、自らの手で「凄いもの」を作り出すべきだ。
そうしないならば、日本文化は自慢ばかりで、やがて、たれにも担
われることなく衰退する。お稽古でなく、日本文化を真に極めるべ
き時代が来ている」
●やがて4000万人の訪日客を予測して、日本文化が凄いからと実像
を顧みないでいると、やがて日本が空洞化するのではないかとの心
ある警鐘である。まさに同感である。
日本には「おごる平家、久しからず」という故事がある。
いつぞや「隣の中国は日本の真似ものばかりで,けしからん」と警鐘
を鳴らし続けていた日本人が、実は「換骨奪胎の主」とは、実に情
けない。
●これを機に偽物日本文化は、徹底的に排除し、規制するべきだろう。
多くの訪日客にどこまでも本物と、伝統的な真の日本文化を体感して
いただく。折角の機会である。恵まれた日本と日本の文化について、
私ども日本人一人一人が改めて検証するいい機会にしてはどうだろう
か。
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