人は皆いずれ、自力で動けん時期が必ずやってくる。 924話目 2017-07-26 10:24:17 | 法話 結婚もせず好き勝手に生きてきた兄にブチ切れた妹が「兄が『俺が死んだら骨は海に捨てろ。誰にも迷惑は掛けん』と。冗談じゃない。誰が捨てに行くのよ、後味の悪い。身内が無視したとしても、警察、検死のドクター、火葬と、人は誰一人として第三者に迷惑を掛けずに死ねる人なんていない」と。確かに。
年功序列も人の意欲を掻き立てるには確かに大事。だが、そればかりでは。 923話目 2017-07-25 07:17:42 | 法話 組織改善に苦悩の社長が相談に。「人は過去から得た知識と知恵を羅針盤として先行く道を。人間はある程度の地位や名誉を手に入れたら向上する努力を。企業のトップは役員達。その人達が足止まっておれば当然企業はそこで頭打ち。力量ある社員は『ここからもう得る物は』と他社へ。役員改善が急務」と。
何が微笑ましいって、老夫婦が手を繋ぎ、労わりあって歩いている姿かな。 922話目 2017-07-24 07:12:56 | 法話 大戦中満州で数百人の若衆を束ね土建業親方をしていた気の荒いわが爺様だったが、婆様に手荷物を持たせている姿を見たことが。「頭が高いという人間は案外に力がない。ないから威張った態度で威嚇を。弱い犬ほどよく吠えるもんだ。本当に力のある人間は常に感情は穏やかで人には優しい」と口癖の様に。
本能寺の変で信長公と共に森蘭丸が討ち死にしたは14歳の時。(写真は東京湾アクアライン。君津へ仕事に) 921話目 2017-07-23 08:15:37 | 法話 ある銀行では新入社員に1週間掃除だけを。それでその人間が仕事が出来るか大方判断が付くと。使える人間の発掘といえば信長公。「誰かある」の声で家来が「何か」と。「もうよい」と。これを繰り返す中、森蘭丸だけが信長公の横に置いてあったゴミを拾って下がったと。出来る人間は目の付け所が違う。
女房殿は何でも話が出来る大親友にて。大親友なら大事にせにゃ。 920話目 2017-07-22 06:56:24 | 法話 諺に「女房と畳は新しい方が良い」と。新しい物は清々しくて良いという意味なんだが、言葉尻だけ取れば「喧嘩売っとんかい」と。が、畳は新しい内は粉吐くから手間が。女性も結婚時には角隠しが。仏の諺では「女とワインは古い方が良い」と。私は仏側に1票かな。長年馴染んできた人の方が落ち着ける。