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2009年1月20日UP
昨日の記事 で、「精神科医意見書を証拠採用」することになったことをお伝えしましたが、その続報です。
控訴審が1月19日行われ、その意見書が証拠として提出されました。
弁護側が畠山被告の精神鑑定を依頼した精神科医(東京)の意見書と尋問調書が読み上げられたそうです。
ただ、この記事を読む限りでは、米山豪憲君殺害も既定の事実として扱われているようであり、『冤罪』の疑いという線で問題提起しているようでは無いようです。
以下、【さきがけOnTheWeb】の引用です。
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長女の死で自暴自棄」と精神科医分析
藤里連続児童殺害控訴審
さきがけOnTheWeb 2009/01/19 20:21
藤里町の連続児童殺害事件で、殺人などの罪に問われ、一審で無期懲役判決を受けた無職畠山鈴香被告(35)の控訴審第5回公判が19日、仙台高裁秋田支部(竹花俊徳裁判長)で開かれ、弁護側が畠山被告の精神鑑定を依頼した精神科医(東京)の意見書と尋問調書が読み上げられた。医師は米山豪憲君=当時(7つ)=殺害時の精神状態について、長女彩香ちゃん=当時(9つ)=の死で自暴自棄になっていたとし、「強い引き金がなくても犯行に至ってしまう状態だったのではないか」などと分析した。
意見書は昨年12月17日の前回公判で弁護側が証拠申請。検察側が一部不同意としたが、弁護側が不同意部分を再度申請し採用された。尋問調書は、今月8日に非公開で行った医師に対する証人尋問をまとめた記録。ただ調書の中で医師自身が「問診に十分な時間を取れなかった」と説明しており、検察側は意見書の信用性を争う。
意見書で医師は、彩香ちゃん事件について「計画を積み重ねたものではなく、突発的と考えるのが自然」と指摘。争点となっている殺意については「あったかどうか、被告自身も分からないのではないか。いずれにしてもかなり場当たり的な犯行」とした。
豪憲君殺害の動機については、検察側の「彩香ちゃん殺害の嫌疑をそらすため」という主張に否定的な見解を示し、「自分を捕まえてほしいという願いがあったのかもしれない。なぜ豪憲君に向かったのかは分からない」とした。
次回公判は30日。検察側、弁護側双方が弁論を行い、結審する見通し。
(2009/01/19 20:21 更新)
さきがけOnTheWeb 2009/01/19
続いて、【河北新報】の引用です。
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河北新報 2009/1/19
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秋田小1児童殺害事件-103
【連載第1回目から読む】 「“任意”で16時間の取調べで“自供”?」
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