今夜のニュースで、麻生首相が今日、衆院本会議で行った施政方針演説の極一部を紹介していたが、その部分は先日のオバマ米国大統領の就任演説の“盗用”部分だった。
曰く【『大きな政府か小さな政府か』といった発想だけでは、あるべき姿は見えない】
オバマ大統領の演説は、【今日、我々が問うのは、政府が大きすぎるか小さすぎるかではなく、機能しているかどうかだ。】というものである。
(写真は、毎日.comより引用)
あいにく、麻生首相の演説全文は今のところUPされていないが、NHKのニュースサイトからコピペすると以下の通り。(改行は適宜引用者にて実施)
麻生総理大臣は冒頭、「世界が新しい時代に入ろうとしているなかで、日本が果たすべきは 『新しい秩序創りへの貢献』 であり、日本自身も『安心と活力ある社会』を目指す」と述べました。
そのうえで麻生総理大臣は「『官から民へ』といったスローガンや、『大きな政府か小さな政府か』といった発想だけでは、あるべき姿は見えない 」と行き過ぎた改革路線に警鐘を鳴らし、「政府の重点を生活者の支援へと移す」と強調し、小泉元総理大臣が推進した改革路線からの転換を鮮明に しました。
また、麻生総理大臣は「急ぐのは景気対策で、大胆な対策を打ち、世界で最初に不況から脱出することを目指す。
異常な経済には異例な対策が必要だ」と述べ、総額75兆円の経済対策の意義を強調しました。
その一方で、「大胆な財政出動を行うからには、財政に対する責任を明確にする必要がある」としたうえで、「経済状況を好転させることを前提として、遅滞なくかつ段階的に消費税を含む税制抜本改革を行うため、2011年度までに必要な法制上の措置を講じる。実施時期は経済状況をよく見極めて判断するが、わたしとしては、2011年度に向けて景気が回復するよう全力を尽くす」と述べ、西暦2011年度に消費税率の引き上げを目指す姿勢を明確にしました。
また、「こうした措置は、不断の行政改革の推進とむだ排除の徹底の継続が大前提だ」と述べ、国民の理解を求めました。
一方、外交面で、麻生総理大臣は「アメリカのオバマ大統領と地球規模の課題に連携して取り組み、同盟関係をさらに強化する」と述べたほか、
ロシアとの間の北方領土問題や、北朝鮮の拉致問題などの解決に向けて全力で取り組む考えを強調しました。
また、アフリカのソマリア沖の海賊対策については「関係国と連携して実行可能な対策を早急に講じる」と述べ、海上警備行動の発令によって海上自衛隊の艦船を現地に派遣する考えを示しました。
演説の結びで、麻生総理大臣は「景気の後退を食い止め、不況から脱出するためにも、予算と関連法案を早急に成立させることが必要で、これが日本経済、日本の将来を決める。
国民が望んでいるのは迅速に結論を出す政治だ」と述べ、平成21年度予算案と関連法案の速やかな成立に向けて、野党側の協力を呼びかけました。
そして、「日本は、半世紀にわたって平和と繁栄を続けた、諸外国から尊敬される1つの成功モデルであり、自信と誇りを持っていい。
日本の底力は、必ずやこの難局を乗り越え、明るくて強い日本を取り戻す」と強調しました。
以上、NHKニュース・ホームページより引用
1月29日追記
【麻生首相の施政方針演説全文】 首相官邸ホームページより
施政方針演説:野党「あいまいな麻生政権そのものだ」
毎日新聞 2009年1月28日 20時57分
施政方針演説:麻生首相「読みやすさ、簡潔さ優先」
毎日新聞 2009年1月29日 0時31分
*******************************************
(左のアイコンをクリックして
もらえたら嬉しいです)
*******************************************
自民・伊吹氏「盛り上がらなかった」 首相施政方針演説(朝日新聞) - goo ニュース
「逆質問」は封印、景気対策で自説 首相が施政方針演説(朝日新聞) - goo ニュース
【視点】首相施政方針演説 政策中心、愚直さ訴え(産経新聞) - goo ニュース