ゴールデン?ウィークの海外旅行者の出鼻を挫く感染症の爆発が始まったらしい。
映画の世界ではない。本当に起こっている事態のようである。
NHKなどの報道によると、メキシコで発生した豚インフルエンザが人間同士で感染する状態に変異し、アメリカまで広がりつつあると言う。
NHKニュースでは、疾病対策センターCDCのスポークスマンが「The early stage of an Outbrake(アウトブレイク)」という用語を使っており、フェイズ3の状況と判定しているし、メキシコでは人から人への感染で68名が死亡しているようだから、一定の深刻な状況になっているらしい。
メキシコでは小学校から大学まで全ての学校が休校となり、音楽コンサートやサッカーなどのスポーツ試合が中止されるなど、本格的な感染管制体制を取っているようだ。
豚には何も罪はないのだけれども、また鳥インフルエンザの時のように大量の家畜が殺されるのかと思うとやりきれない。
いわゆる「狂牛病」では牛が殺され、鳥インフルではニワトリやウズラが袋詰めにされて生き埋めにされ、もう豚しか安全な食肉は無いのかと言われていただけあって、豚にもインフルエンザが感染したとなると何を安心して食べれば良いのだろうか?
「ブタータス!おまえもか!」 豚に罪は無いけれど・・・
と書いたのは、このためである。
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豚インフル WHO緊急会合へ
NHK 04月25日 19時05分
メキシコとアメリカでヒトに感染している豚インフルエンザウイルスは同じ種類で、アメリカでは、ヒトからヒトに感染した疑いが強いことがわかりました。WHO=世界保健機関は、まもなく世界各国の専門家による緊急の会議を開き、新型インフルエンザの国際的な警戒レベルを上げる必要があるかについても検討する見通しです。
メキシコでは、本来、豚に感染する豚インフルエンザウイルスにおよそ1000人が感染した疑いがあり、このうち68人が亡くなっています。検査の結果、18人の患者から「H1N1」というタイプのウイルスが検出され、アメリカで相次いで8人に感染したウイルスと同じ種類であることがわかりました。
また、アメリカの8人については、いずれも回復していますが、豚に接触していないことなどから、ヒトからヒトに感染した疑いが強いということです。
WHOでは、感染者がさらに増えるおそれがあるとして、日本時間の25日午後11時、国際保健規則に定められた専門家による緊急の会合を開く ことを決めました。
この会議は、国際的に感染症が広がるおそれのある場合に開かれるもので、各国の専門家が参加し、国際的に対策を呼びかける必要があるかなどについても検討します。
新型インフルエンザの国際的な危険度を示すWHOの警戒レベルは、現在、6段階のうち下から3番目の「フェーズ3」となっていますが、会議の参加メンバーの1人で国立感染症研究所の田代眞人インフルエンザウイルス研究センター長によりますと、このレベルを4以上に上げるかどうかについても検討される見通しだということです。WHOが仮にフェーズを上げた場合、日本を含む各国とも検疫態勢の強化などの対策を取る動きが出ることになります。
【関連記事】
ヒト感染 メキシコで影響拡大
NHK 4月25日 18時15分
メキシコとアメリカで、豚インフルエンザがヒトに感染したという症例が相次いで報告されたことを受けて、メキシコでは、大勢の人が1か所に集まらないよう、学校が休校になったり、音楽コンサートなどの行事が相次いで中止されたりと影響が広がっています。
メキシコの保健省によりますと、豚インフルエンザの感染が疑われる症例は、首都メキシコ市を中心に、1004人に上り、これまでに68人が死亡しました。死亡した人のうち、20人は豚インフルエンザウイルスへの感染が確認されたということです。メキシコ市内では、予防のため多くの市民がマスクをしているほか、薬局で、マスクや薬を買い求める人が相次ぎ、品薄になっています。薬局を訪れた女性は「怖いです。子どものために抗ウイルス薬を探していますが、見つかりません」と不安そうに話していました。また、別の男性は「何時間もマスクを探し歩いて、ようやく見つけました」と話していました。今回の事態を受けて、メキシコ政府は、市民に対し、なるべく人込みを避け、自宅にとどまるよう呼びかけ、メキシコ市や周辺の地域では、小学校から大学まですべての学校が休校になりました。さらに、予定されていた音楽コンサートや文化行事などおよそ500の催しが取りやめとなったほか、サッカーの試合や水泳の大会が観客なしで行われることになるなど、影響が広がっています。メキシコの日本大使館によりますと、これまでに現地の日本人の間で感染が疑われる症例は報告されていないということです。大使館では、在留届を出している日本人に対して、電子メールで最新情報を伝えるとともに、外出を控えるよう注意を呼びかけています。また、アメリカでも、カリフォルニア州とテキサス州で、すでに症状は回復したものの、8人の感染が確認されています。アメリカ疾病対策センターは、ヒトからヒトへの感染が起きている疑いがあるとみて、警戒を強めています。
成田空港で旅行者に注意喚起
NHK 4月25日 18時15分
メキシコとアメリカで、本来、豚に感染する豚インフルエンザのウイルスが相次いでヒトに感染している問題を受け、成田空港の検疫所は、メキシコなどに向かう旅行者に注意を呼びかけています。
成田空港では、25日午後、検疫所の職員が、メキシコやアメリカに出発する旅行者に向けて注意を呼びかけるポスターをはり出したり、チラシを置いたりするなどの対応に追われました。これらのポスターやチラシを通じて、検疫所は、せきやくしゃみなどによる感染を防ぐためにマスクを着用し、手洗いやうがいを積極的にして、帰国したときに異常があれば相談するよう呼びかけています。メキシコへのツアーに参加した名古屋市の女性は「旅行会社から、人がたくさん集まる場所の見学は中止になるかもしれないと言われました。楽しみにしていたのに、心配です」と話していました。出張で乗り継ぎのため2日間メキシコに滞在するという男性は「なるべくホテルの外に出ないようにします」と話していました。一方、メキシコからの便の乗客に対しては、赤外線による乗客の体温チェックが到着ゲートで行われ、検疫所の職員たちが、乗客の中に体調のすぐれない人がいないか、声をかけたり、念のためマスクを配ったりしていました。仕事で3か月メキシコに滞在していた男性は、現地の様子について「こんな騒ぎになっているとは知らなかったので、帰国して驚きました」と話していました。また、キューバ旅行の帰りに乗り継ぎのためメキシコに1日滞在した旅行客の男性は「飛行機の中で検疫所の検査があると聞いて、たいへんなことだと思いました。少し心配です」と話していました。これに関連して、外務省は、25日、渡航情報を出し、メキシコを訪れる準備をしている日本人に対して、今ほんとうに行く必要があるかどうかや、仮に訪問した場合は感染しないように安全対策が取れるかどうかを検討するよう呼びかけています。