2010年2月24日(水)
2月16日の記事 に続き、このブログでも何度か「罪を着せられた可能性」を
指摘してきた厚生労働省元局長・村木厚子氏の郵便不正事件の『その後』。
TV報道等によれば、部下も上司も村木厚子氏の関与を完全に否定し、
ますます検察(大阪地検・特捜部)の作文による冤罪の可能性が増した。
Web記事を要約すると
上村元係長は、
*「自分の判断でやったと説明しても調書に書いてくれなかった。」と証言
*「企画課長だった村木被告の顔は知っているが、仕事で話をしたことはない」
*「村木被告には証明書を渡していない」
*「村木被告とのやりとりが生々しく書かれているが、全部でっち上げ」
と涙ながらに訴え、検察側の取り調べを批判した。
*「予算のことで頭がいっぱいで一刻も早く雑事を片づけたかった。
偽の決裁書類を出した時点で、将来的には証明書も偽造しないといけないと
追い込まれ、6月1日に偽造を自分で最終決断した」と説明した。
とのこと。
上村元係長の、この証言が事実だとすれば、上村元係長は村木厚子企画課長(当時)を陥れようとしてこの犯罪を行った訳ではなく、個人の意志でやった問題を検察が一方的に上司であった村木厚子企画課長が主導したものとしたことになる。
昨日のニュースを見ていると、この問題の震源地が民主党の石井議員(今や長崎県知事選挙の際の露骨な「利益誘導演説」で有名!)であったことも解っており、検察による民主党潰しの一環だった可能性さえ疑われる。
いずれにせよ、村木厚子氏は検察によって陥れられた訳であり、女性事務次官を嘱望されていた有能な人材の前途を奪ってしまったことになる。
この責任をどう取るつもりなのだろうか?
もっとも、上村元係長とは全く別の事務次官有力候補(いわゆるライバル候補)またはそれに連なる“派閥”の部下が、村木厚子氏の将来の芽を摘むため“派閥抗争”で『冤罪』を検察にリークした可能性は今も否定できない。
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「元局長の指示ない」と部下証言 厚労省文書偽造公判(共同通信) - goo ニュース
郵便不正公判、元係長「村木被告と話したことない」(読売新聞) - goo ニュース
「供述調書はでっち上げ」=厚労省元局長公判で元係長-大阪地裁(時事通信) - goo ニュース
村木被告の元部下「調書はでっち上げ」…郵便不正(読売新聞) - goo ニュース
元係長、涙声で「申し訳ない」=郵便不正、厚労省元局長に-大阪地裁(時事通信) - goo ニュース
厚労省元係長「調書はでっちあげ」
郵便不正公判で主張
2月16日の記事 に続き、このブログでも何度か「罪を着せられた可能性」を
指摘してきた厚生労働省元局長・村木厚子氏の郵便不正事件の『その後』。
TV報道等によれば、部下も上司も村木厚子氏の関与を完全に否定し、
ますます検察(大阪地検・特捜部)の作文による冤罪の可能性が増した。
Web記事を要約すると
上村元係長は、
*「自分の判断でやったと説明しても調書に書いてくれなかった。」と証言
*「企画課長だった村木被告の顔は知っているが、仕事で話をしたことはない」
*「村木被告には証明書を渡していない」
*「村木被告とのやりとりが生々しく書かれているが、全部でっち上げ」
と涙ながらに訴え、検察側の取り調べを批判した。
*「予算のことで頭がいっぱいで一刻も早く雑事を片づけたかった。
偽の決裁書類を出した時点で、将来的には証明書も偽造しないといけないと
追い込まれ、6月1日に偽造を自分で最終決断した」と説明した。
とのこと。
上村元係長の、この証言が事実だとすれば、上村元係長は村木厚子企画課長(当時)を陥れようとしてこの犯罪を行った訳ではなく、個人の意志でやった問題を検察が一方的に上司であった村木厚子企画課長が主導したものとしたことになる。
昨日のニュースを見ていると、この問題の震源地が民主党の石井議員(今や長崎県知事選挙の際の露骨な「利益誘導演説」で有名!)であったことも解っており、検察による民主党潰しの一環だった可能性さえ疑われる。
いずれにせよ、村木厚子氏は検察によって陥れられた訳であり、女性事務次官を嘱望されていた有能な人材の前途を奪ってしまったことになる。
この責任をどう取るつもりなのだろうか?
もっとも、上村元係長とは全く別の事務次官有力候補(いわゆるライバル候補)またはそれに連なる“派閥”の部下が、村木厚子氏の将来の芽を摘むため“派閥抗争”で『冤罪』を検察にリークした可能性は今も否定できない。
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「元局長の指示ない」と部下証言 厚労省文書偽造公判(共同通信) - goo ニュース
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元係長、涙声で「申し訳ない」=郵便不正、厚労省元局長に-大阪地裁(時事通信) - goo ニュース
厚労省元係長「調書はでっちあげ」
郵便不正公判で主張
朝日新聞 2010年2月25日(木)01:00
自称障害者団体を郵便割引制度の適用団体と認める偽の証明書が厚生労働省から発行された事件で、虚偽有印公文書作成・同行使の罪に問われ、無罪を主張する同省元局長村木厚子被告(54)の第8回公判は、24日午後も大阪地裁で続いた。村木元局長の共犯として起訴された当時の担当係長上村(かみむら)勉被告(40)は検察側の証人尋問で、元局長から不正な発行を指示されたとする捜査段階の供述調書は「でっち上げだ」と訴えた。
上村元係長は、昨年5月に大阪地検特捜部に逮捕された後の取り調べ状況を問われ、「検事は紳士的だったが、自分の判断でやったと説明しても調書に書いてくれなかった。厚労省の組織犯罪にしたかったのでは」と主張。村木元局長の関与を認めた厚労省関係者らの証言を知らされて誘導されるなどし、記憶に反する内容の供述調書に署名したと語り、「悔しい思いでいっぱい」と涙ぐんだ。
一方、偽の証明書は村木元局長にでなく、自称障害者団体「凛(りん)の会」(現・白山会、東京)元幹部の河野克史(こうの・ただし)被告(69)=元局長らとの共犯で起訴=に厚労省近くの喫茶店で手渡したと述べた。河野元幹部はこれまでの公判で、上村元係長からの受け取りを否定している。
検察側は、上村元係長が「単独犯行」の動機を「予算の仕事に集中したかった」と述べていることや、証言内容がほかの関係者と食い違うのは「不自然」と判断。捜査段階の供述調書の内容が「真実」として、裁判所に証拠採用を求める方針。