JUNSKY blog 2015

私の時事評論等です
文化関係の記事は、
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米山豪憲君とウサギの毛 (畠山鈴香被疑者)

2006-08-07 18:02:39 | 事件・事故
1週間前に書いた記事に対し多くの方からコメントをいただきました。
その中で、畠山鈴香被疑者が米山豪憲君を殺害したとされる、“証拠らしき『事実』” 「ウサギの毛」についても幾つかコメントを頂きましたので紹介します。

kitsune さんより、「ウサギの毛」についてコメント(2006/7/31)
【ふと、思いあたったのですが、豪憲くんの遺体遺棄で逮捕された時に、出て来たウサギの毛・・・
 ウサギって、けっこう世話が大変なので(以前飼ったことがあるので・・)育児放棄しているような家で飼うとは思われない動物です。
それに、ウサギって、いかにも小さな女の子が飼いたがるような動物ですよね。きっと彩香ちゃんの希望で飼ったのではないのかな~と。
だとすると、やっぱり仲の良い親子だったんじゃないのかな・・・普通に犬とか猫を飼うより、世話が面倒でも、娘の望むウサギを飼ってくれる母親だったのだと思います
あまり記事と関係のないコメントで恐縮ですが・・虐待なかった説に、ヒットポイント!と、つい誰かに伝えたくなってしまいまして・・・】

これに対して田原さんより(2006/8/1)
【私自身はウサギを飼ったことが無いのですが、(中略)今のウサギはだいぶ小さくて可愛らしく、完全にペットとしての品種みたいですね。
あまり大人が飼いたがるようなものでもないような気がするので、やはり彩香さんのために飼ってあげていたのではないかと私も思います
 豪憲君の服に付いていたというウサギの毛ですが、ある掲示板では防寒着のものではなかったのかと言っていた人もいました。
今年は遅くまで寒かったですから、秋田あたりでは、あの頃でも襟などにウサギの毛皮を使った上着などを着ているお子さんもまだいたのではないでしょうか。と思っていました。
 人の毛も毛根が付いていなければ正確なDNA鑑定は出来ないそうですからウサギも同じことでしょうが、品種によって毛の色や質の違い、また服のものであれば加工の跡などが多少はあるかもしれないので、細かく見比べれば同じものかどうかはある程度はわかるのではないでしょうか?
 マスコミもその辺のところにしっかり喰らいいついて、どこまで調べて結果はどうだったのかということまではっきりと聞き出して書いてくれれば、もう少し信用してもいいのですが、いつも何かが「出た」という話だけで終ってしまいますね。】

続いて布引洋さんより(2006/8/1)
【室内飼いのペット用ウサギとして、中型のアナウサギを品種改良したネーデルランド・ドワーフ(2キログラム以下)という小型ウサギがペットショップで良く売られています。
 特徴としては、このウサギの毛は、普通の犬や猫の毛よりも極端に細く微細です。
空気中を浮遊します。服に付いたら、なかなか取れません。
ウサギの種類を特定する報道が無いのが残念です。どこかに情報は無いでしょうか。?】

確かに、今や「ウサギの毛」などは、全く無視されていますね。「何かが出た!」という垂れ流し放道ばかりで、精査した追跡報道がないのは、日本の“ジャーナリズム”の弱点です。(2006/8/7 JUNSKY)

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秋田小1児童殺害事件-36    【連載第1回目から読む】

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アクセス数新記録

2006-08-06 23:20:00 | ブログ保守管理
この1週間にも5日間上位千位以内に入りました。ご来訪していただき、支持してくださる皆さんのおかげです。

先週・今週は週間でも千位以内に初めて入りました。
先週は962位(599,407サイト中);1,605・IP, 6,451アクセス
今週は642位(604,079サイト中);2,174・IP,11,201アクセス
と、ついに週間アクセスが1万を突破!

日ごとでは
8月4日に 674・IPから述べ4,791アクセスというかつて無い訪問で一挙に189位(697,467サイト中)、
8月5日は少し落ちましたが349・IPから1,895アクセスで450位(608,116サイト中)という結果をえました。
8月4日は「ソプラノ歌手シュワルツコップさん亡くなる」ですから、それほど多くのアクセスは無かったかと思いますが、
前日の8月3日に「プール事故にも小泉“改革”の影」という記事をUPしていますので、これへのアクセスだろうと思います。
やはり畠山鈴香被疑者の話題より、『プールでの引き込まれ死・事故』の方が今の時点でははるかに感心が高いものと推察致します。
もう一つの要因は、”木村剛さんのブログより、トラックバック(TB)が来たことによるのかも知れません。
週間!木村剛


訪問頂いた皆さんありがとうございました。

湯布院外乗

2006-08-06 21:59:42 | 健康づくり
今日は好天に恵まれ「外乗」には、Very Good な条件であった。

「外乗」とは、乗馬クラブの建屋の外で馬に乗るという意味であり、
クレインでは、湯布院外乗、金沢外乗、モンゴル外乗など、さまざまなイベントがある。

 西戸崎の クレイン福岡 に8:30に集合、9時前出発。
交通事情がスムーズで、11時過ぎには湯布院の町から由布岳の方に相当登った クレイン湯布院 に到着した。

 11:30から早めの昼食。
12:30から外乗開始。
私のパートナーは芦毛(あしげ:白馬)のシューマイ君。


 夏も盛りで、草原には熊笹が背丈ほども茂り、草に埋没しながらの乗馬となった。 潅木や草むらの中を歩く(常歩;つねあし)。
草の背丈が少し低いところで速歩(はやあし)、そしてある程度開けた所では駈歩(かけあし)。
 こういう広い屋外での駈歩は、クラブのサークルの中をぐるぐる回る駈歩とは速さが全然違う。長距離をほぼ、直線で駈歩で走れるのは、外乗の醍醐味。


 1時間半の外乗を終わった後は、ふもとの温泉でくつろぐ。
源泉100%掛け流しでお湯も透明で、雰囲気もそこそこで入湯料金500円。
日曜日の午後3時頃という絶好の条件なのに訪れた客は私たちだけ。
 自動販売機でチケットを買い、その横のポストのような箱に、そのチケットを入れるという無人管理の温泉であった。

今日は3000m

2006-08-05 20:10:58 | 健康づくり
前回2000m泳ぎましたと報告した、県立プールでの水泳。

 今日は体調も快調で、最初に500m泳いだ後、1000m連続で泳いだ。
それでも全く疲れないのでさらに500m。

 その後トイレ休止と温かいシャワーで体温を調節。
すでに2000m泳いではいるが、あと500mクーリングダウンに泳ぐことに。
その500mを終えても余裕があるので、さらに500m。

結局3000mを泳いだ。

 端の二つ分のコースでは、小学生らしき数人の団体がシンクロナイズド・スイミングの練習を、コーチの指導下で行っていた。水中では、それを見ながら泳いでいた。
音楽は、水中では良く通る。カラオケセットのような音響装置から水中スピーカーをつないで音を流している。水上では、距離が離れると聞き取りにくくなるが、水中ではプールの端でもよく聞こえる。

 今週火曜日にも泳いだのだが、その時はもっと上の年代の学生がシンクロの訓練をやっていたし、また飛び込みプールでは高飛び込みの練習をしていた。
最上段からも飛び込んでいたが、テレビでみるのと違い、実物を見ると本当に高い。10m位あるのではないだろうか?失敗したら痛いだろうな。

ラテンアメリカの挑戦 チリの場合

2006-08-05 01:49:20 | TVレビュー
NHK「ラテンアメリカの挑戦」
後半は、チリやボリビアなどの近況を描く。

 今年(2006年)1月。チリでは民主的な選挙でラテンアメリカ初の女性大統領ミチェレ・バチェレが選出された
【彼女の父は将軍で、1973年9月11日のピノチェトの軍事クーデタに反対し、獄死した。彼女も母とともにピノチェトに投獄され、拷問を受け、その後国外追放された、という経歴をもつ。
 彼女は、夫とともにチリ革命武装戦線という抵抗運動のメンバーであった。彼女の夫は暗殺された。彼女は逮捕され、ピノチェトの最も悪名高いVilla Grimaldi拷問収容所に投獄されたのであった。】(Yahoo 情報検索より引用)

 番組では、1970年に世界史上初めて選挙によって成立した社会主義政権アジェンデ大統領が、それまで国際石油資本や米系大企業に支配されてきた経済を国民本位に転換し始めたというところから紹介を始めた。
 そして、CIA秘密報告文書を映像で追いながら、度重なるクーデターや経済封鎖を米国主導で仕掛けてゆく様をありありとフォローする。
そして、米国のシナリオによるピノチェット将軍によるクーデターが1973年に終に“成功”し、政権を担ってきた政党や支持者や労働組合員が次々に逮捕・弾圧される様を当時の映像で追う。
そして多くが殺され、また今に至るも行く辺不明であると説明し、30年間毎年追究し続けている集会を映し出す。
 (チリ共産党が大弾圧され、ヴィクトル・ハラなど多くの文化人・知識人が虐殺された。)
 無名戦士の墓には、まさにN.N(No Name に相当)と書かれた十字架の墓標が立ち並ぶ様を示す。

 ピノチェットによる独裁政権は長く続き、一面ではアメリカ的反映は見せつつも、貧富の格差と失業者は空前のものとなった。

 ようやく30数年ぶりに民主的な選挙が改めて行われ、バチェレ大統領が選出されたのである。
 番組では大統領顧問らしき側近がインタビューに応じていたが、この方も同年代の女性であった。
女性パワーが彷彿としていたのも特徴である。
 チリでは、実績作りはこれからである。
番組も、チリでの挑戦はこれから多くの課題を抱えていると締めた。

今日の出来事 「反米に揺れるラテンアメリカ」

2006-08-05 01:22:39 | TVレビュー
福岡ではFBS福岡放送配信の【今日の出来事】(23:30~)では、
「反米に揺れるラテンアメリカ」
と称したシリーズを今夜スタートさせた。

いま、番組とリアルタイムで書いている。

ペルーの大統領選をまず取上げた。
番組では、左派ウマラ候補のジョギング姿からはじめた。
左派民族主義を掲げ、現状に不満を抱く貧困層を中心に支持を広げた。

もう一人の“左派”としてガルシア氏を紹介。
彼は以前政権を担ったとき、新自由主義に巻き込まれ7000%ものインフレを起こした傷がある。
また、どちらかというと親米派であり、FTAAにも肯定的だ。

左派同士(あくまで、番組の紹介の仕方です)が泥仕合を続ける中で、チャベス・ベネズエラ大統領がウマラ候補支援に回った。番組では介入と称した。
さすが、「今日の出来事」である。「チャベス大統領は独裁者だ、我々は民主主義を望んでいる」、というペルー国民の声を中心に紹介している。

番組ではチャベスの介入に怒った国民の反感を買い、ガルシアの辛勝の結果となったと紹介する。
得票数ではウマラは惜敗したが、過半数の選挙区でガルシア氏を上回っていることを紹介していた。

このチャベス大統領を、評論家はラテンアメリカの安定にとって危険な存在であるかのように話す。

 右派“ジャーナリズム”ならではの捉え方だが、それでも取上げざるを得なくなった状況に、今のラテンアメリカはある。

 NHKと右派ジャーナリズムの捉え方の好対照を示した番組編集であった。
シリーズはどちらも続くようである。

ラテンアメリカの挑戦

2006-08-05 00:31:46 | 国際関係
NHK総合8月4日午後10時から 
「ラテンアメリカの挑戦」 第2回として、
今晩は、ブラジルとチリを中心に描いていた。

 ブラジルは、バイオ・エタノール生産で世界の最先端を行く。
バイオ・エタノールは化石燃料に変わる代替燃料として注目されているものであり、地球温暖化防止の切り札となる燃料である。
植物由来の燃料や搾りかすは、燃やしても、植物が短期間で二酸化炭素として取り込むことから、カーボン・ニュートラル(二酸化炭素を地球上に増やさない)な燃料とされ、地球温暖化防止に有効であり、また植物を植えることにより酸素の供給や、表土を守り、洪水調整にもなる効果もある。

 ブラジルの左翼ルラ政権は、これに注目し、これをサトウキビから作る。
日本では沖縄でテストプラントによる実験を続けているが、ブラジルではすでに、バイオ・エタノール商業化に成功しており、国内で多くの自動車を走らせているばかりではなく、中国・インドなど今後のエネルギー消費大国を相手に輸出を計画している。
 海底油田(石油)の開発なども進めているが、おおもとが石油に頼らない国づくりであり、これは今のところ石油の恩恵で民生に力を入れているベネズエラ(同特集第1回)とは、経済建設の方向が異なる。

 この番組をみて驚いたのは、ブラジルが発展途上農業国ではなく、サトウキビだけでも300種類以上の品種改良の実績を持ち、今では遺伝子組み換え農作物の研究でも先端を行っていること(遺伝子組み換えに私は反対であるが、それはともかく)、衛星写真を使った農地の土壌分析と、それにもっとも適した品種の選定など先端科学を駆使して農業の生産性を急速に上げている実績である。
ハイテク農業先進国ともいえるであろう。

 これを梃子に、ブラジルは近隣ラテンアメリカだけではなく、中国・インドなどの発展途上大国とも連携し、アメリカ主導の新自由主義実践の『自由貿易協定』に反対の立場を明確にしている。
番組では、バイオ・エタノールの生産ノウハウを独占するのではなく、その貴重なノウハウをインドや中国に積極的に提供する協定を結んでいる模様が映し出された。
そして、ブラジル一国では世界を相手にエネルギー戦略を打てないが、世界のあちこちに拠点を設けることによって、バイオ・エタノールが世界のエネルギー需要を変えてゆくという壮大なエネルギー戦略を語っていた。

 昨年、アルゼンチンで開かれた米州サミットで、ブッシュ米大統領が突然議題に上げようとしたFTAA(米州自由貿易協定)について、ブラジル代表ルラ大統領の覚めた態度での反対表明と、ベネズエラ代表チャベス大統領の熱血的な反対演説が映し出され、ブッシュの野望は失敗したことが明らかにされた。
そのブッシュの失敗演説は「進出してくる中国・インドに米州が一致して対抗しよう」という趣旨であるから、ラテンアメリカの動きと国際的交流を全く理解していないお粗末な演説というしかない。

 番組は続いて、チリの近況に迫る。(以下、別項に移します。)

エリザベート・シュワルツコップさん亡くなる

2006-08-04 16:02:10 | 音楽レビュー
(写真は「音楽と季節の記」
 さんのブログより転載)

往年の名ソプラノ
エリザベート・シュワルツコップさん
が8月3日に亡くなったそうだ。
90歳と言う。

私も若かりし頃はレコードを聞いたものだ。
特にカラヤン指揮のベートーヴェン「第9交響曲」は有名である。

プール事故にも小泉“改革”の影

2006-08-03 17:54:38 | 事件・事故
 埼玉県ふじみ野市の市営プールで、小学2年戸丸瑛梨香さん(7)が、吸水口に吸い込まれて死亡した事故について、安産管理を市から指定管理業者に丸投げしたうえ、その業者もさらに下請けに丸投げし、そのうえアルバイトに訓練を施すことも無く、安全マニュアルさへ渡さずに使っていた ことが判明した。

プール事故、監視員の大半が高校生 13人中11人 (朝日新聞) - goo ニュース

 小泉内閣で、公共施設の運営管理を「指定管理者」という民間業者が行えるようになったが、その悪い側面がそのまま出てしまったという感じである。

 西日本新聞は、事故直後の8月1日に社説を出し、【指定管理者制度の趣旨広めたい】 と題して、
【 これまで自治体や外郭団体などが独占してきた公共的施設の運用管理を、民間事業者や民間非営利団体(NPO)など民間人の手法に委ねる「指定管理者制度」がそれです。
 この制度は、小泉改革が目指す「小さな政府」の柱となる施策の1つで、2003年9月の地方自治体法の改正でスタートしました。
 指定管理者制度を導入することで、経験豊富な民間人の知恵とノウハウを活用し、多様化する住民のニーズに対応し、より一層サービスを向上することができるでしょう。
 同時に、指定管理者制度にいち早く取り組み、約十数億円の削減効果を生んだ北九州市のように、経費の節減を図ることが期待されます。】
と、あからさまにコスト削減を謳っている。
 事故は、前日の昼過ぎに起きており、この社説には、充分この事態を反映できる時間があったにも関わらず、民間“ノウハウ”の活用とコスト削減を率先して「主張」するとは、何と言う感覚であろうか! 
西日本新聞の常識を疑わざるを得ない。

 何か、民間に任せれば全てバラ色かのような言い方である。

 しかし、ここで言う【経験豊富な民間人の知恵とノウハウ】というものが、たいていの場合において、労働を非正規雇用(パート・アルバイト・派遣・短期契約社員)に置き換えてコストを削減することであることは、これまでの実態から明らかである。

 その民間の“ノウハウ”というものが、冒頭に挙げた事態であり、プールと言う一つ間違えれば危険を伴う施設の監視を訓練も受けていないアルバイト(13人のうち11人が高校生の『夏休みバイト』)にやらせるというヒドイのものである。

 上のリンクからasahi.comの記事を読んでいただければよいのだが、安全に対してこんなにズサンであったのかと思わせる事態である。
 この結果も小泉“改革”がもたらした負の遺産である。


参考ニュース
プール事故、指定管理者制度の見直しを!
 PJオピニオン(2006/8/2)

ゲド戦記

2006-08-02 18:09:44 | 映画レビュー
1stDayスペシャルで、「ゲド戦記」を見た。
宮崎Jr.が監督で、スタジオジブリの制作。

1000円で見られるのでなかったら、見に行かなかっただろう。

これまでの、宮崎父監督のようなグロテスクなキャラクターは登場しないが、クモ(田中裕子・声)が唯一液状に変化(へんげ)するところで、若干引継いでいる。

原作の日本語訳は随分長期に亘って行われ、それなりに人気のある作品らしいが、私はこのアニメ作品の予告編で初めて知った。

1stDayスペシャルで、午後9:45分からという仕事を済ませて駆け付けることのできる時間帯ではあったが、場内はガラガラ。
私は6列目の中央(後ろが通路)に席を取ったが、この6列の全体に私一人という状況で、言わば一人で劇場を独占している雰囲気だった。
通路より後ろもせいぜい数十人という入りで、全体の2~3割程度の入りであった。

やはり、聴衆は宮崎Jr.が親の七光りで制作したものと割り切っているようである。

出演“者”のキャラクターは同じ顔ぶれで、変化に乏しく、面白くなかった。
手塚治虫が確立した「キャラクターキャスト方式」のつもりではあろうが・・・

背景の群集や植物や市場の商品などが、動きのない固定した絵であり、手抜きは免れない。
宮崎父が絶妙の質感をあらわしていた水や空気の流れが、全くお粗末であった。

宮崎Jr.の初監督作品は駄作の大失敗といえるであろう。

「偽装請負」についての朝日新聞やNHKなどのキャンペーン

2006-08-01 15:53:38 | 雇用・労働
JMIU(全日本金属情報機器労働組合)・博多協議会よりメールを頂いたので、ブログを見てみましたところ、重要な内容が掲載されていましたので、一部抜粋して転載します。
リンクアドレスを書いていますので、アドレスバーにコピーして見てください。

なお、メイン・ページは、http://blog.goo.ne.jp/jmiufk です。クリックするとつながると思います。
抜粋には、文字フォントの色や大きさの強調はありませんが、元のブログ(数回分)ではわかりやすくなっています。

以下、一部抜粋
+++++++++++++++

7月31日「朝日新聞」一面トップに、イスラエル・レバノン戦争を押しのけて
「偽装請負」 の記事が、一面の半分以上を使って報道されている。
主な見出しは、こうだ

大見出し【偽装請負 大企業に横行】
中見出し【低賃金、安全責任あいまい】【法に抵触、実態は派遣】
小見出し【多くは若者】【死亡事故も】

 そして、これまでは公表を避けてきた企業名を、日本経団連会長を出しているキャノンを筆頭に日立、ニコンを始め列挙している。

 光洋シーリングテクノの名前も見られ、一面の下段の方に、矢部さんを始めJMIUの仲間が偽装請負を告発して、組合を結成して立ち上がっていることも紹介していた。
 さすがに、「JMIU」という固有名詞は使ってはいなかったが、労働者のたたかいをいよいよマスコミも取り上げざるを得なくなってきたようである。

 朝日新聞は、2面の「時時刻刻」でも、派遣法の改悪の変遷と請負・派遣の急増ぶりをグラフで示し、詳しい解説を加えている。

 27面 (いわゆる3面記事)では、偽装請負で働く労働者の「密着レポート」で、生々しい生活実態を伝えている。
ここでも「年収2百万円」が合言葉のように書かれていた。

 この記事が、徳島で開催された「偽装請負を告発するシンポジウム・激励集会」の翌日に報道されたということは、偶然の一致ではないと思う。

 これだけ大きなスペースを使って報道された背景には、徳島の集会の大成功があったからこそ と思う。
 JMIU徳島地本からは、朝日新聞はメーデーの頃から密着取材を始めていたという情報がよせられた。

http://blog.goo.ne.jp/jmiufk/e/baebeac7236827ad91f0bc2bdc6b9755


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 朝日新聞の記事では、偽装請負と派遣の違いについても別にコラムを設け解説している。(下記をクリック)
 これまで、全国紙では唯一「赤旗」だけが報道し、労働組合の機関紙や街頭宣伝での配布ビラなどでしか伝えることができなかった 「偽装請負」や非正規雇用の問題が、ここまで大きく取り上げられる
ようになったのは、昨日も書いたように、徳島地域支部をはじめとする、全国のJMIUの闘いが共感を広げてきたからであると思う。
 今回、朝日新聞で名前が出た多くの職場は、JMIUの組合が、旗を掲げているところであることからも、それは確認できる。

 これを一つの足掛かりに、組合への加入を進める活動を強める必要がある。
朝日新聞を見ただけでは、JMIUについての認識が広がる訳ではないので、この記事を活用しつつ、この情勢を切り拓いてきたのがJMIUであると知らせてゆかなければならないと思う。

http://blog.goo.ne.jp/jmiufk/e/dceec278b61d1ab277918ee0a7fe41ee

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7月31日の朝日新聞朝刊の記事を受けて早速成果が出た。

キヤノン、偽装請負一掃へ
 数百人を正社員に
7月31日の朝日新聞朝刊の記事で「偽装請負」という違法行為を指摘された、日本経団連会長を送り出しているキャノンでは、
その日のうちに偽装請負の派遣労働者 数百人を正社員にすると発表した。

「企業コンプライアンス」(企業は法律を守らなければならないという宣言)を主張している会社だけに、自らの違法行為に目をつむる訳には行かなかったのであろう。
「日本経団連会長を送り出している会社が是正を図った」と言うことは、私たちJMIUの闘いの成果として、大きな意義がある。 

 全国で労働者と労働組合による「コンプライアンス遵守の要求」を強め、これを無視する場合は告発する、という運動をを強めれば、大きく前進できる可能性が開けてきた。
朝日新聞も「全体のごく一部」と指摘しつつも「財界トップ企業の偽装請負解消へ向けた取り組みは、他社にも影響を与えそうだ」と書いているように、「正社員化の流れが広がるかどうかは」今後の労働者の活動に掛かっている。

http://blog.goo.ne.jp/jmiufk/e/1c4f8a3250820cbcf5bd1aa66caf4cff


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8月1日付けの朝日新聞は、前日の「偽装請負」に引続き、世界的企業である松下電器産業の最も売れ筋商品であるプラズマテレビをつくる「松下プラズマディスプレイ(MPDP)」が、違法性の高い「大量出向」を行なっていた事実を報道した。
「プールの排水口に女児が引き込まれて死亡する」という痛ましい記事を抑えて、TOP記事に。
 朝日新聞のこの問題に対する断固たる姿勢が現れているようだ。

請負会社に大量出向
 違法性回避策?

 複雑な脱法行為を行なっているようなので、すぐには理解が難しいが、昨年7月の労働局の指導で「偽装請負」から派遣に変更したが、今年5月から再び請負に戻し、違法性を回避するために、松下社員を下請けのパネル製造会社に出向させて『指導』させている、ということのようだ。
 そこまでしてでも安価な労働をさせるというところに「ルール無き資本主義」の貪欲さが現れている。

http://blog.goo.ne.jp/jmiufk/e/52612d3603d3248f1445f717f31d4963


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一方、日経新聞では、これに先立つ6月12日付けで、
『IT業界のコンプライアンス診断』
と題して、偽装請負が罰金百万円の違法行為であり、
【最近のコンプライアンス(法律遵守)に対する社会全体の動きを見れば、「赤信号みんなで渡れば」という甘い観測をそろそろ捨てる時がきていると思われる。】と指摘している。

http://blog.goo.ne.jp/jmiufk/e/4a68a9e196a6a123cb4542ecb2f982ec


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先日7月23日の「ワーキング・プア」の実態を生々しく伝えたNHKの努力をはじめ、
4月12日の光洋シーリングテクノで偽装派遣と闘う仲間をレポートした「生活ほっとモーニング」など、
労働者の闘いが少しづつではあるが、マスコミを動かし始めている。