じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪高校女子サッカー冬の選手権予選順位決定リ━グ最終節展望

2017-09-18 21:05:50 | 高校サッカー

✳大商学園━大阪桐蔭

大商学園の左サイド対大阪桐蔭の右サイド。ここの戦いをどちらが制するかにかかってるかも知れません。大商学園の左FW11はとてもフィジカルの強い選手で中央を縦に強く切り裂くかと思えば左サイドから鋭くえぐってゴ━ル前に切り込むことも。シュ━トの意識も高く瞬時に判断して狙うこともできる。大阪桐蔭としてはCB、右サイドの選手を中心に、この大型FWをいかに止めるかにかかっているかも知れません。一対一の勝負は極力避けたいところですが、他にも強い選手が揃っており、難しい対応を迫られるかもしれません。一方大阪桐蔭の右MF18もまた、単にドリブル突破力があるだけでなく、状況を瞬時に捉え、的確なプレー選択をすることができる好選手。大商学園の左CB10はピンチを素早く察知し未然に防ぐ力に長けてみえ、前節やや乱れて見えた左サイドの連携が修正されれば、なかなか切り裂くのは容易ではなさそう。加えてスタミナの消耗が激しそうなプレースタイルに見えるため、フルタイムでの稼働は難しそう。大阪桐蔭は負ければ近畿行きの条件である2位以内が怪しくなり、引き分け以上なら近畿行き決定。これをどう捉え、スタメンはディフェンシブな布陣でいくのかそれとも攻撃は最大の防御でアグレッシブに行き、時間帯、試合状況など頃合いを計ってディフェンシブな布陣に選手を入れ替えるのか?など、大阪桐蔭の選手起用もまた、試合の行方を左右するかもしれません。対する大商学園は引き分け以上で近畿行きを一位通過で決定。逆に負けるとそれが一気に厳しくなるだけに、ともすれば大阪桐蔭以上に戦い方が難しくなることも考えられる。大阪桐蔭としては、そんな大商学園の状況を逆手にとり、何とか食らいついて、大商学園に無理をさせないような試合展開に持ち込みたいところかと思われます。

 

✳大阪学芸━リベルテ

近畿行きを逆転で決めるには大量点での勝利が求められることになりそうも、その可能性は十分にある学芸と、何とか勝ち点をとりたいリベルテ。学芸が攻めリベルテが凌いでカウンター狙い。そんな試合展開が予想されますが、鍵を握るのは、学芸の抜き差し加減、かもしれません。リベルテの初戦の相手大商学園はしっかりパスをつないで6点、次の相手大阪桐蔭は縦にガツガツいって7点。一見似たような数字に見えますが、内訳を見ると大商が前後半3点ずつだったのに対し大阪桐蔭は前半5点とるも後半は明らかに燃料切れで2点に終わり取りきれなかった感が。この事から、学芸としてはガツガツ行くだけでなくじっくりつないで相手を誘き寄せ、相手が前に出てきたところを一気に。といった考えも必要になってくるかと思われます。あくまで80分感覚で捉え、ガス欠にならぬよう、押して引いてをうまくできれば、前の2校を上回る得点を奪い逆転で近畿行きゲット。逆に押してばかりだと、リベルテが勝ち点を得る展開も十分あるかと思われます。


9月18日大阪桐蔭 星翔

2017-09-18 07:51:19 | 高校野球

✳投手

大阪桐蔭:エ━スの本格派右腕が完封。変化球おきにいったようなのが時折あったのは、予想される仰星、偕星戦に調子をもっていくための調整段階なのかもな?と邪推しながら見てました。球速そのものも感じさせる力強いストレートで打者を差し込ますなどねじ伏せる。強敵や肝心要の試合、内を突きにくい場面などでも、特に右打者の膝元へ制球できる頻度が今日よりさらに上がってくれば、単にドラフト候補というだけでなく、一位指名、さらには一年目から活躍できる投手に、高校在学中になれると思いますし、その可能性は十分秘めていると思います。

星翔:背番号3の打っても4番の本格派右腕、ストレートはなかなか伸びがありましたし、変化球も時折良いのがきてました。やや手投げにも見えましたので、体全体を使って投げられるようになれば、ストレート変化球共にもっと強さを感じる球に進化する可能性を十分に秘めていると感じました。

 

✳打線

大阪桐蔭:旧チ━ムからのメンバーが多く残りますが、まだ、打線、にはなりきれていないかもですね。昨年からのメンバーは今さら特筆するまでもないかと思われます。新戦力ではこの日7番に入った背番号9の左利きのライト、この選手の手首の強さ柔らかさが印象に残りました。

星翔:この日はあたった投手が悪くここ一番ではねじ伏せられてましたが、こうした超高校級の投手を向こうにまわしても、カウントをとりにきた球なんかは、弾き返すことは出来てました。

 

✳総合

大阪桐蔭:同校の守備走塁は今年も同様。今さら言うまでもありません。背番号2のこの日8番に入った捕手のインサイドワ━クの良さが印象に残りました。送球が安定してくれば、世代屈指の捕手になれるかも?ですね。プレミア世代と言われる彼らが本当にそうなれるかは打線が鍵を握っていそう。この日途中で代えてきたファーストセカンドを今後どう考えるかが、当面の課題かもですね。いずれにしても、今年も全国トップクラスの強さであることに、変わりはありません。

星翔:外野守備の良さが印象に残りました。背番号15のレフトは強肩、背番号8のセンターにライトはいずれも守備範囲広かったです。この日投げた投手も及第点ですし、秋、冬を越えて選手の骨格がもっとしっかりしたものになってくれば、投打にバランスのとれた好チ━ムになると感じました。現時点でも、大阪の2番手クラスの強豪相手なら、十分五分にやれるのでは?と、推察いたします。