✳大商学園━大阪桐蔭
大商学園の左サイド対大阪桐蔭の右サイド。ここの戦いをどちらが制するかにかかってるかも知れません。大商学園の左FW11はとてもフィジカルの強い選手で中央を縦に強く切り裂くかと思えば左サイドから鋭くえぐってゴ━ル前に切り込むことも。シュ━トの意識も高く瞬時に判断して狙うこともできる。大阪桐蔭としてはCB、右サイドの選手を中心に、この大型FWをいかに止めるかにかかっているかも知れません。一対一の勝負は極力避けたいところですが、他にも強い選手が揃っており、難しい対応を迫られるかもしれません。一方大阪桐蔭の右MF18もまた、単にドリブル突破力があるだけでなく、状況を瞬時に捉え、的確なプレー選択をすることができる好選手。大商学園の左CB10はピンチを素早く察知し未然に防ぐ力に長けてみえ、前節やや乱れて見えた左サイドの連携が修正されれば、なかなか切り裂くのは容易ではなさそう。加えてスタミナの消耗が激しそうなプレースタイルに見えるため、フルタイムでの稼働は難しそう。大阪桐蔭は負ければ近畿行きの条件である2位以内が怪しくなり、引き分け以上なら近畿行き決定。これをどう捉え、スタメンはディフェンシブな布陣でいくのかそれとも攻撃は最大の防御でアグレッシブに行き、時間帯、試合状況など頃合いを計ってディフェンシブな布陣に選手を入れ替えるのか?など、大阪桐蔭の選手起用もまた、試合の行方を左右するかもしれません。対する大商学園は引き分け以上で近畿行きを一位通過で決定。逆に負けるとそれが一気に厳しくなるだけに、ともすれば大阪桐蔭以上に戦い方が難しくなることも考えられる。大阪桐蔭としては、そんな大商学園の状況を逆手にとり、何とか食らいついて、大商学園に無理をさせないような試合展開に持ち込みたいところかと思われます。
✳大阪学芸━リベルテ
近畿行きを逆転で決めるには大量点での勝利が求められることになりそうも、その可能性は十分にある学芸と、何とか勝ち点をとりたいリベルテ。学芸が攻めリベルテが凌いでカウンター狙い。そんな試合展開が予想されますが、鍵を握るのは、学芸の抜き差し加減、かもしれません。リベルテの初戦の相手大商学園はしっかりパスをつないで6点、次の相手大阪桐蔭は縦にガツガツいって7点。一見似たような数字に見えますが、内訳を見ると大商が前後半3点ずつだったのに対し大阪桐蔭は前半5点とるも後半は明らかに燃料切れで2点に終わり取りきれなかった感が。この事から、学芸としてはガツガツ行くだけでなくじっくりつないで相手を誘き寄せ、相手が前に出てきたところを一気に。といった考えも必要になってくるかと思われます。あくまで80分感覚で捉え、ガス欠にならぬよう、押して引いてをうまくできれば、前の2校を上回る得点を奪い逆転で近畿行きゲット。逆に押してばかりだと、リベルテが勝ち点を得る展開も十分あるかと思われます。