じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

常翔学園 天理 東海大仰星 大阪桐蔭 御所実 報徳学園

2018-03-21 21:18:55 | 高校ラグビー

✳FW

体格

常翔学園:エイトがやや細かったかな以外は皆しっかりした体格しており、一列目はあんこ型揃い、ロックも大柄でFLもしっかりした体つきというのが先週の印象でしたがエイトも決して細くなし。先週と違う選手か単なる見間違え。後者の可能性の方が高い?😊

天理:全体的に小型でしたが、あんこ型揃いの一列目など、皆しっかりした体格しており、サイズに穴は感じずという先週と同様の印象。

東海大仰星:あんこ型揃いの一列目など皆分厚さ満載で体格に穴なしという新人戦の印象から変わりなしという先週と同様の印象

大阪桐蔭:一列目はあんこ型揃い。2列目以降は遠目で見れば、全国レベルで見ればまだまだ線の細さを感じる選手が多いという新人戦の印象よりしっかりした体格の選手が多く感じたのが印象的だった先週から主力が復帰した今週は、先週の印象がさらに強まることに。

御所実:両プロップはあんこ型。フランカーがやや細かったかも以外は皆しっかりした体格だったように思います。

報徳学園:やや線が細く見える選手も中にはいたと思います。

 

スクラム

常翔学園:大きな相手に相手ボールでしっかりとプレッシャーかけれていた先週と同様の印象

天理:先週は自分達より大きく見える相手にがっぷり四つで渡り合ってましたが、今週は逆に自分たちの方が体格でじゃっかん勝って見えながら、逆にじゃっかん劣勢に

東海大仰星:相手ボールはもちろん、マイボールでも相手を圧倒という新人戦の時ほどの印象はなしという先週の感じから今週は敢えて押さずに見える例年の仰星らしい感じの戦いかたに。1.5メートルルールの関係かも知れません。

大阪桐蔭:体格差を考えると例年ならマイボールでも押し込むところ、今季はそれがないのが少し気になるという新人戦の頃からの印象とは打って変わって、この日はしっかりした相手にマイボールでしっかり踏ん張り相手ボールでは終始プレッシャーをかけ続ける。主力が一人復帰しただけでこうも違うものかと感じる。

御所実:大型FW相手に終始劣勢を強いられる。

報徳学園:自分たちより体格で勝る相手に互角かやや勝る戦いぶり。しっかり組めていたと思います。

 

モ━ル

常翔学園:特別印象はありません

天理:自陣で低く構えて踏ん張ることができていたというのが先週の印象。この日は敵陣で相手にモールを組ませてもらってない場面もあったような?

東海大仰星:相手に低くしっかり組まれても巧く鋭くドライブ。自陣で踏ん張るモールも見たかったのですが、相手にそうした攻撃が選択できなくなるくらい、攻撃面で圧倒できてたという新人戦の印象でしたが、先週もこの日もモールの印象そのものがありません

大阪桐蔭:体格で明らかに劣る相手にあわやトライ奪われるところまで押し込まれていたのが気になる、攻めこむ場面ではロックの選手かと思いますがしっかり柱になって安定したモールを形成し着実に押し込む。ただ、押しそのものが全国レベルで見ればやや弱く映ったのは気になったというのが新人戦の頃の印象でしたが、この日はそうした相手に自陣で踏ん張れてましたし押し込む力も強くなって見えました。ただ、特に自陣で、全国クラスの相手に踏ん張ることができるかとなると、まだ不安が残るかと思うというのが先週の印象でしたが、この日は強敵相手に自陣で踏ん張れてましたし敵陣ては一気に押し込む場面が複数回。主力の復帰の影響もあるのか、ほぼ文句なしのモールが組めていたと思います。

御所実:自陣や中央付近から虚をついて?一気に押し込む場面はあったものの、自分たちより体格で勝る相手に劣勢を強いられる。

報徳学園:自分達より体格で勝る相手に自陣でよく踏ん張れていたと思います。

 

ラインアウト

常翔学園:まずまず安定していたと先週思うもこの日は特別印象は残らず。高さがやや足りないかも?

天理:リフトの高さが足りなく見える分、安定感という点ではまだまだ課題が残るかと思われるという先週の印象から変わらず。

東海大仰星:相手ボールによく絡むことができてましたが、高さには課題が残るかも知れません。巧みなサインプレーで相手に的を絞らせてませんでしたがスローワーとの呼吸にも、まだ課題が残るかも知れませんというのが新人戦の印象でしたが、先週もこの日もラインアウトの印象そのものがありません。ただ、やはり高さがやや足りないかも?

大阪桐蔭:新人戦決勝の時よりリフトの高さは物足りなかったですし、スローワーとそれ以外の選手との呼吸という点でも、新人戦のときと同じく、課題として残るかというのが先週の印象でしたが、この日はリフトは高いもスローワーとそれ以外の選手との呼吸の問題は相変わらず。相手を誉めるべき要素が多いも、マイボールを奪われる場面が目立つ要因になったと思われます。

御所実:リフト高く安定しマイボール安定して保持。どこからでもモールで仕掛けるぞという姿勢を序盤で見せることができたことも、安定の要因になったと思われます。相手ボールも高さと巧みなボールさばきで奪い取る場面多々。出色のラインアウトだったかと思われます。

報徳学園:リフト高く安定した、こちらも見所あるラインアウトだったと思います。

 

集散の速さ

常翔学園:及第点のものはありますが例年ほどではないのが現状かもとの先週から印象変わらず。

天理:出色の速さで見てて気持ちよかったです。先週もこの日も。

東海大仰星:例年と比べると現状やや物足りないように見えた新人戦より速くなっており、仰星らしい姿に近づいて見えたという先週と同様の印象。

大阪桐蔭:歴代最速かも印象より下方修正が必要かもというのが新人戦の印象でしたが、この日はその頃より速さを感じました。ただ、歴代最速とまで言えるかはなんともというのが先週の印象でしたが、この日は相手の鋭い出足に一歩も引かぬ寄りの速さを披露。それが球出しの速さにつながっていたと思います。歴代最速かも?

御所実:相手に脅威与える出色の鋭さだったと思います。

報徳学園:こちらもまた、見るものを魅了する出色の速さだったと思います

 

✳BK

体格

常翔学園:線の細い選手もいましたが、ハーフ団などしっかりした体格の選手も多くいたという先週の印象でしたが、この日見ると線の細い選手は見当たらず。先週とはメンバーが違ったのか単なる見間違えか?多分後者の可能性が高い?😊

天理:全体的に線の細い選手が多かったです。FBはしっかりしてたかな?という先週の印象と変わらず。

東海大仰星:全体的に線の細い選手が多かったという新人戦の時よりしっかりした体格の選手が目だったのが印象的でした。新人戦決勝から大きくメンバーは変わってないように見えましたので、余計にそのように感じました。新人戦の頃より個々の体が大きくなっているのかもという先週の印象と変わらず。

大阪桐蔭:CTBにWTBはしっかりした体格してましたが一方で線の細く見える選手も多かったという新人戦の頃より体格のしっかりした選手が目だったのが印象的だったという先週の印象から、主力が復帰しても大きく変わらず。

御所実:全体的に線の細い選手が多かったように思います。shはしっかりしてたかな?

報徳学園:全体的に線の細い選手が多かったように思います。

 

展開力

常翔学園:例年ほどではなさそうという先週の印象から変わらず。

天理:出色の速さで見てて気持ちよかったです。この日も。

東海大仰星:例年と比べると現状スピード感という点で物足りないかもという新人戦の頃より速さ鋭さ、そして体格アップからくる迫力も増しており、仰星らしい姿に近づいて見えたという先週の印象と変わらず。

大阪桐蔭:歴代でも屈指の迫力ある高速展開ラグビーからやや下方修正しないといけないかもという新人戦の決勝よりも速さと迫力を、やや強引さも目立ちましたが感じました。全国トップレベルの相手にどこまで強引にいけるか未知数ですし、歴代屈指かはなんともと先週は感じてましたがこの日は強敵の出色の鋭さに一歩も引かぬ全国制覇レベル?の鋭い迫力の高速展開を披露。やはり同校歴代屈指かと思われます。

御所実:こちらも見ごたえある高速展開を披露。

報徳学園:こちらも見るものを魅了する高速展開を披露。

 

タックル

常翔学園:先週は特別印象は残らずもこの日はやや物足りなさも感じる。課題かも?

天理:低く鋭く刺さっていたと思います。この日も。

東海大仰星:低く鋭く刺さっていたという新人戦の印象も、先週もこの日もタックルそのものの印象が残っていません。

大阪桐蔭:新人戦の時よりも低く鋭く刺さっていたと思ったのが先週でしたが、この日は全国クラスの相手に見事に低く刺さるタックルを幾度となく披露。見るたびに伸びているか、相手との兼ね合いかも?

御所実:こちらも相手に脅威を与える鋭いタックルを披露。

報徳学園:こちらもまた、見るものを魅了するタックルを披露。

 

キック

常翔学園:CTB12、冊子の通りなら山本君ということになりますが、左右どちらのサイドからでも、精度の高いキックだったと思います。確か左足で蹴っていたと思いますが早くも記憶おぼろげ。いずれにしても精度は高く、接戦では大きな武器になるかも知れません。

天理:まずまずだったのではというのが先週の印象でしたが、この日は状況に応じたキックという意味では課題が残ったかも?この日は強風。風の影響を受けないようにするにはライナー性のキックを蹴る必要があったかと思われますが、普段通り山なりに蹴って2点をふいにしていた場面があったように思います

東海大仰星:SOの堀田くんが新人戦同様蹴ってましたが、その時よりやや粗く見えたのは気になりました。精度はまずまずでした。途中からこの日はCTB坂田君ではなくウイングの北山君が蹴っていたと思われ、まずまずだったと思います。複数のキッカーを育てることは大事なことのひとつかと思わるというのが先週までの印象でしたが、この日はキックの印象そのものが、何故かありません。

大阪桐蔭:shの萩原君や秋山君が蹴っておりまずまず。本来のキッカー高本くんはこの日も怪我かと思われ出番なしで参考程度ですが、複数のキッカーを育てることは大事なことのひとつかと思われるというのが先週までの印象でしたがこの日はctb13のキャプテン松山くんが蹴る。精度はなかなか高かったですがこちらも、強風のなか、山なりに蹴ってしまい2点をふいに。競った展開ではこうした状況判断ができないと命取りになりかねません。さらにキッカーが増えた要因は定かではないですが、SO高本くんがまだそこまで状態が戻ってないのかも?その高本くんですがゲームのなかでのキックには課題が残ったかと思われます。この日のように全国クラスの出足の鋭さを見せる相手には、蹴る判断とキックそのものをもっと瞬時に行う必要があるかと思われます。でないと、この日のようにチャージされるが多発し、命取りになりかねません。それだけでなく、自身の大ケガにつながる危険性も。次の相手も出足が鋭いだけに、急を要する課題かもと思います。

御所実:確かFBのイシオカ君と言われてたような選手が蹴っていたと思いますが、精度が高いだけでなく、強風の影響を受けないライナー性のキックを蹴っており、状況判断という点でも、光るものがありました。

報徳学園:SOの選手が蹴ってましたが御所実と同様の印象です。

 

常翔学園:現時点でBシードの力はあると思います。昨年は冬の全国でようやく身につけた力を、今季はすでに身に付けており、今後の期待ももてるかと思われます。例年の速さ鋭さ迫力が身に付いてくるかが飛躍の鍵という先週の印象と変わらず。体格はすでに全国制覇レベルのものはあるかと思われます。

 

天理:こちらも全国Bシードクラスの力はあるかと思われます。速さ鋭さを存分に見せながら同じレベルの相手を圧倒できないのはバックスの体格にあるかもしれません。ここが骨太になれば、今後Aシードクラスの力を身につける可能性も秘めているかと思われるという先週の印象と変わらず。

 

東海大仰星:全国制覇するかどうかは、BK陣に歴代のチームのような高速な鋭さが出てくるかどうかかと感じた新人戦の頃よりその状態に近づいて見え、今季もAシードクラスの力を身に付けつつあると先週は思うも御所実にスコアメイクされて敗れる。結果が全てでものを言えば、Aシードクラスの力は身に付けつつあるとはいえ、現状はそこには至っていないということかと思われます。

 

大阪桐蔭:主力が戻りきっておらずまだまだチーム力は未知数だが、少なくともこちらもまた、全国Aシードクラスの力は身に付けつつあるかと思われるというのが、主力が戻ってない中での印象でしたが、彼らが戻って最もベストな布陣に近い状態かと思われるメンバーでの試合内容を見ると、強敵相手に全国Aシードクラスですと言いたくなるくらいの強さを見せる。特にまだ下級生ながら一年から主力のFL奥井君が戻った影響は大きく感じました。パンフレット見る限り、昨年仰星にスピード負けして準優勝に終わったことの影響か、今季は例年とは違ったチームを作ろうとしているように、新人戦で初めて観戦した頃から思ってましたが、その成果が出始めているのかもしれません。他地区の強豪のレベルがわかりませんが、準優勝した昨年以上に、そして歴代で最も、冬の全国で優勝が期待できるチームかと思われます。そのためには、ラインアウトや、瞬時も含めた状況判断と言った細かい部分の精度を、今後上げていく必要があるかと思われます。

 

御所実:Aシードに迫る力はあるかと思われます。今後そうなるには、チーム全体としての体格を上げていくことかと思われます。Aシードクラスの力を身につける可能性は、十分に秘めているかと思われます。

 

報徳学園:鋭さなどチームとしてのラグビーは天理同様全国屈指のものがあるにも関わらず、天理同様、現状全国Bシードクラスの実力に見えた要因は、こちらも体格にあるかと感じました。チーム全体としての体格を上げていくことができれば、今後Aシードクラスのチームになる可能性は秘めているかと、天理同様に思います