✳FW
体格
大阪桐蔭:一列目はあんこ型揃い。ロックはやや線が細くみえた先月と比べメンバーが変わって見えたからかこちらも骨格しっかり。第三列は奥井は言うまでもなし。他の二人はBKのように小柄に見えた先月とメンバーが変わって見えたからかこちらもそのときより大きく見えた。
東海大仰星:皆体の分厚さを感じ体格に穴なしという先月から印象変わらず。
常翔学園:第3列がやや小粒に見えたが一列目はあんこ型揃い。ロックの二人もごつく全体的には及第点に十分な体格に見えた。
スクラム
大阪桐蔭:全国クラスが相手でも相手ボールでしっかりプレッシャーをかけ、マイボールではしっかり踏ん張り確実に活きた球をBKに供給
東海大仰星:相手が強くなってもスクラムは五分を十分にキープ
常翔学園:これまで観た試合では相手より勝っていたがこの日は相手ボールでもやや押され加減なくらいに劣勢。相手の強さを誉めるべきか。
モール、ラック
大阪桐蔭:この日はスクラムで優位にたてていたせいか、特に前半はFW戦にこだわって見えるもどちらかと言えば不発。自陣で踏ん張るそれは、巧さもあいまって相手が押しきることを許さず
東海大仰星:モールで押し込んだ場面もあったようななかったようなで特にこれといった印象は残らず
常翔学園:3月に観たときはラックを粘り強く繰り返し相手の反則を誘うなどして、最後にはトライに結び付ける場面もあったがこの日は前半にFWで押し込めなかった以降は、攻撃はBK展開中心だったように見えた。モールで相手に押し込まれる場面はなし
集散 球だしの速さ
大阪桐蔭:出色のものはあるが昨年の同時期と違って遅れることも時折との先月の印象が、この日も前半はかいまみえた。球だしが遅い場面が目立ったのは、FW勝負に持ち込むための意図的なものに見えた。
東海大仰星:本日も出色。球だしも終始速かった。
常翔学園:これまで同様速さ鋭さが目立つ。この日は敗れはしたが特に序盤、全国制覇クラスの相手にさえも、勝って見えた。
✳BK
体格
大阪桐蔭:CTB,FB以外はやや線が細く見える選手が目立った先月よりSO嘉納選手がそれまでの華奢な感じより分厚さが増して見えるなど、全体的に大きさが増して見える布陣に見えた。CTB山城選手も体格の迫力が増して見えた。
東海大仰星:BKも分厚さを感じる選手ばかりと感じた先月と違ってWTBの二人が細めに見えたので、その時から一部メンバーが変わっていたのかもと思いながら観てました。
常翔学園:全体的に線の細い選手が多いように感じたそれまでと印象変わらず
展開力
大阪桐蔭:後半は昨年のそれを彷彿とさせるような速さ鋭さで迫力がありました
東海大仰星:出色の速さで精度も高いと先月は感じたが、相手のレベルが上がるとノックオンが目立った
常翔学園:今期も速さ鋭さ屈指というそれまでの印象と変わらず。トライは確か全てBK展開によるものだったように思う
タックル
大阪桐蔭:序盤は相手の速さについていけてなかったが、時間が経つにつれ、重たそうなそれが刺さって見えた。ただ、この日はやや前がかりな感があり、相手に裏をスコンと抜かれる場面もあり、今後の課題として残ったかと思われます。
東海大仰星:後半は攻め込まれる場面があまりなく、特別な印象はありません。
常翔学園:特別な印象はありません。
大阪桐蔭:旧チームからのメンバーで主力であってほしい選手が何人か相変わらず出れてないのは気がかり。ハーフ団がゲームメイクという点で、これまでより良い意味で目立たなかった事が、快勝の要因のひとつかも知れません。芦塚選手をFBで起用することにより、両サイドから広く攻撃出来ていたのは先月同様。冬の連覇ヘ向けては奥井、恵良が戻るだけてはダメ。それ以外の旧チームからのメンバーで今期試合に出れてない選手がどれだけ戻ってくるかが鍵という印象は変わりませんが、今期から出場機会が増えてる選手たちの状態が上がってきているのは明るい材料。その甲斐もあるのか、ここにきてようやく、2連覇の匂いも出てきつつあるように思います。最も今年は7,8校にはチャンスがある状況かと思われます。
東海大仰星:この日は今一つにも見える内容に感じましたが、3年ぶりに全国制覇レベルにあるように感じたという先月の印象は変わりません。
常翔学園:今期もBシードクラスの力はあるかと思われ、課題は体格面かと思われた3月の印象から大きくは変わりませんが、よりAシードに近いBシードクラスへと進化して見えました。