じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

男子高校サッカーインターハイ大阪府予選最終順位決定リーグ展望

2019-05-20 21:35:10 | 高校サッカー

✳第一節

大阪桐蔭ー関大一

 共に今大会全試合1失点以内に抑えていることから、一点勝負の展開が、ここまでの両校の今大会の戦績見る限りでは予想される。大阪桐蔭としては攻めてはシュートチャンスを逃さずどんどん放って相手に怖さを与えたいところ。守っては自陣でいかにファウルせずに厳しく相手にいけるかかと思われる。関大一は現在大阪一部5位だが力的にはプリンスで中位から上位を窺うだけのものがあるかと思われ、大阪桐蔭をやや上回る力を誇っていても不思議でない。守ってはいかに相手のシュートスペースを防ぐか、攻めてはカウンターだけでなくいかに相手陣内で攻撃を継続し、圧力をかけ続けるかにかかっているのかもしれない。ロースコアの展開でドローも十分あり得るカードだが、ともに残り2試合が強敵との戦いとなることを考えると、互いに是が非でも勝ち点3がほしい試合かと思われます。

東海大仰星ー阪南大学高校

共にプリンスリーグで首位争いを演じ、力的にはプレミア中位から上位をも視野に入れるだけのものがあるかと思われる。現状大阪のトップをいくかと思われるこの2校が、順当にいけばインターハイ出場2枠をゲットするものと思われる。東海大仰星の攻めは激しく、阪南大学高校が自陣深くまでスペースを与えてしまうと、一気に押し切られる危険性も秘める。相手に寄せられた難しい体勢からでも精度の高いシュートやクロスが放てる阪南大学高校と、ここまでインターハイ予選はおろかプリンスリーグも含めて全試合1失点以内に抑えている仰星ディフェンスとの攻防は、見どころ満載かもしれませんが、残り2試合のことを考えると、展開次第では無理せずドローでOKというゲームメイクになる可能性も考えられるかと思われます。

 

※第二節

大阪桐蔭ー阪南大学高校

プリンスリーグでは阪南大学高校が大勝。だが大阪桐蔭がその時とは戦い方を大なり小なり変えてきているかと思われること、阪南大学高校が相手に守りを固められてるせいもあるのかプリンスリーグの時ほどの得点力を見せることができていない事等から、予断を許さないかと思われる。阪南大学高校はプリンスリーグでも引いて守る相手への対応に苦慮して見える跡があることから、大阪桐蔭としてはまずはしっかり守りを固めてカウンターへとつなげていきたい。特に今季の同校は縦への鋭さには見るべきものがあるだけに、一発で仕留める力はあるかと思われる。

東海大仰星ー関大一

東海大仰星の激しい攻撃を関大一が受け止め続けることができるかが焦点かと思われる。関大一としては、堅守を誇る仰星相手にそう多くの得点は望めないかと思われるため、1点以内のロースコアの展開に持ち込みたいところかと思われます。

 

※第三節

大阪桐蔭ー東海大仰星

東海大仰星の強く激しく、そして速さ鋭さ、さらにはしつこさも十分な分厚い攻撃を大阪桐蔭がいかに凌ぐかがポイントかと思われます。大阪桐蔭は今大会ここまで全試合一失点に抑えてはいるが東海大仰星の攻撃はここまで対戦した学校のように単発では済ましてくれないことが予想され、いかにゴール前で集中してスペース、各選手のポジションバランスを取り続けることができるかがポイント。大阪桐蔭が攻めに転じた際に相手に逆に食らうカウンターへの迅速な切り替えからの対応力も求められるかと思われ、厳しい戦いになるかとは思われますが、ロースコアの展開に持ち込むことができれば勝機も出てくるかと思われます。同校としてはまともにぶつかりあうと不利かと思われるため、できれば先の2試合で2位以内に入り込んでおいてこの試合である程度守りを固める戦いができるようにしておきたいところかとも、思われます。

関大一ー阪南大学高校

相手に寄せられるなど難しい体勢の中からでも精度の高いシュートやクロスが放てる阪南大学高校相手に、関大一としてはいかにそのスペースを塞ぐかがポイントかと思われます。一方で阪南大学高校がカウンターへの対応にやや不安があって見えた為、関大一としてはまずはしっかり守って鋭いカウンターへとつなげていきたいところ。一発で仕留める可能性も十分あるかと思われます。

 

まとめ

順当なら東海大仰星と阪南大学高校がインターハイ切符を手にするものと思われますが、その通りになるかどうかはこの両校がプリンスリーグで見せているような得点力の高さを見せつけることができるかどうかにかかっているかと思われます。ここまでは相手に守りを固められてしまう試合が多かったのかその得点力を思うように発揮できていない跡が戦績から見てとられ、大阪桐蔭や関大一も同様に封じることができれば、おおいにもつれる展開も予想される。その場合参考PKの結果が例年以上に大事なものになってくるかも知れないかとも思われます。東海大仰星と阪南大学高校が初戦でぶつかることから、もし勝敗がつけば勝った方は勢いに乗ることが予想されるが、一方で負ける方は流れ、リズムを失い、致命傷になる恐れも考えられる。この事からも、波乱含みな4校のマッチメイクになったかと、思われます。