じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大商学園 大阪桐蔭 大阪学芸 追手門学院

2019-09-15 13:30:22 | 高校サッカー

✳守備

大商学園:自陣ゴール前に常に人数が揃っており、終始安定して見えました。

大阪桐蔭:攻めてるときこそ用心、攻められても相手にシュートを打たせない。このいずれも出来きらなかった事が、2失点につながったと思います。個々の守備はボールへの出足の速さなど良かったと思います。

大阪学芸:自陣で時に戻りが遅いなどやや粗く見えた場面が数度あったのは気になりましたが、ガツガツいって危なげなく守る。は出来ていたと思います。

追手門学院:相手を誉めるべき失点が多かったように思いますが、一方的な展開で集中がやや薄れてしまって見えた失点も、時にあったように思います。

 

✳攻撃

大商学園:GKから丁寧につなぐ攻撃を終始展開。それが新人戦の時同様、ややワンパターンになってしまうことにつながり、スコアメイクしたほど内容的には圧倒出来なかった要因かも知れません。

大阪桐蔭:チームとしての攻撃は良かったですが、相手に怖さを与えるシュートを数多く放つことは、これまで同様、出来ていなかったように思います。

大阪学芸:前線の大型選手達が長い時間働けたことが、大量点につながったと思います。迫力溢れる攻撃を終始展開。

追手門学院:相手の攻撃の圧力に耐えしのぐのに精一杯でなかなか攻めに転じる事が出来ず。数少ないカウンターのチャンスで相手の戻りが粗かった時もあったため、その隙を逃さぬ瞬時の判断が出来ていれば、食らいつくこともできたかも知れません。

 

✳大商学園

1位での関西大会進出に向け幸先の良いスタートを切る。交代出場の選手も相手に怖さを与え選手層の厚みを見せつける。ただ、スコアほど相手に力の差を見せつけるには至っていない内容はやや気がかりかも知れません。次の追手門学院戦は引いて守る相手をいかに誘き寄せるかかと思われます。

 

✳大阪桐蔭

大商、学芸といった強敵2校相手にいかに凌いで最終節の追手門学院戦に可能性を残すか、だと思われますが初戦ではそれが出来ず。攻撃が左サイドからばかりになってしまったことでそこを狙われ失点につながる。FW10,右MF11といった前線で相手ボールを奪う力のある選手を下げてしまったことで前での抑えが効かなくなり、追撃すべくより攻撃的な布陣に変えて見えたにも関わらず逆に守備の時間が長くなってしまう。といったあたりに敗因があって見えました。もし戦術的な理由でこの二人を下げたのなら、何とももったいなく見えました。攻撃が左サイドからに偏ってしまってましたが右MFの、まえちゃん、と呼ばれてた選手、1年生かもな?は、強かったです。後半コーチに位置取りについて指示を受けてましたがコーチではなくボランチや最終ラインからの指示で是正可能だったように見えました。そうすればもっとダイナミックな攻撃が左右から出来たと思いますし、攻撃に強みを終始見せていた左MF9からの攻撃が主と見せつつ右サイドから攻撃し、10や9がゴール前に位置取る形に持っていきゴールってのもあったかと思われます。10に変わって出たFW14は追撃のカードとして起用されましたが、むしろ失点だけは防ぎたい場面、2点差以上でリードもしくは同点の終盤で起用するのに適した選手に見えました。ドリブルの強さ巧さに見るべきものがありましたので、ゴール前で守りを固める我慢の展開でカウンターで敵陣へ切り込み後ろの選手を休ませる。いわば守りのカードとして使うドリブラーに見えました。スコアメイクされての敗戦でしたが力の差を見せつけられての敗戦には見えなかったため、関西大会への進出の可能性はまだあるかと思われます。そのためには次の学芸戦での勝利が条件かと思われ、そのチャンスはあるかと思われます。大商と違って強さを前面に押し出し縦に強くくる相手だけにカウンターがはまりやすい相手とも言えるかと思われます。この日は中央を切り裂けて見えた場面でも版で押したようにサイドにふってましたが、勝つには瞬時の判断で、時に中央を切り裂きシュートまで一気にいくことが出来るかどうかかと思われます。守りは攻めてるときこそリスクマネジメント、攻められてもシュートまでいかせない。事かと思われます。

 

✳大阪学芸

ここも大商学園と同様な感じでいきたいとこかと、力的には思われ、そういう意味でも幸先の良いスタートを切ったかと思われます。終始相手を圧倒してのスコアメイクでしたが、時に守備の戻りなどに粗さが見られ、それが今後命取りになる危険性はあるかと思われます。攻め込んだ時のリスクマネジメントが、今後の鍵かと思われます。

 

✳追手門学院

大阪桐蔭と同様の感じが目指すところかと思われましたが初戦ではそれが出来ず。次の相手は後ろからじっくりつないでくるため、それに誘き寄せられることなくいかに守りを固めてカウンターに繋げるかかと思われます。