じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

インターハイでの大阪桐蔭女子バスケ

2021-08-11 19:52:40 | 大阪桐蔭

※守備

札幌山の手戦では相手のコートをワイドに使った高速パスワークに最後まで対応しきれてなく見えました。サッカーで言うところのアーリークロスに対応出来てない感じでした。
 
※攻撃
ミドルレンジからの2点シュートの精度が高い選手がいなかったことが、特に第3ピリオドで封じ込まれた要因に見えました。昨年まで在籍していた松川選手が抜けた穴を埋めきれてないのかも知れません。ゴール前やスリーポイントの精度は及第点のものがあっただけに、上記の精度が上がってくれば、相手ディフェンスは今より的が絞りづらくなり、得点力が増してくるかと思われます。
 
※札幌山の手戦で猛追及ばず2回戦敗退の要因は流れを掴むチャンスで決めたか否かの差に見えました。相手が大阪桐蔭の選手がフリースロー二本とも外して気落ちして見えたところを逃さずたたみ掛けるなど要所で決めて突き放したのに対し大阪桐蔭は相手がフリーで3本立て続けに外してくれたにも関わらずその後の攻撃で自分たちも外してしまい相手がくれた流れをものに出来ずといったあたりで勝敗が分かれて見えました。初戦を見る限りではスターターの5人プラス向山主将、阿部選手、洪選手あたりは強い相手でも十分決め手になるプレーが出来そうに見えましたが札幌山の手戦ではスターターの内石原選手山本選手北條選手が殆ど出ずっぱりになってしまい終盤目に見えて消耗して見えた事が、強いスターターの選手達が強さは見せつつも勝利を呼び込むプレーをするには至らなかった要因かと思われます。先に挙げた選手等が強敵相手でも出場時間が長くなればスターターの選手達の質も終盤まで衰えないでしょうし旧チームから強さを誇る北之坊選手が当然の如く大半の時間をコートで過ごすようになれば、札幌山の手クラスの相手との戦いにおける勝敗も変わってくるかと思われます。全国ベスト8の昨年より選手層の厚さはじめ殆どが上。唯一劣って見えるのがシュート等一つ一つのプレーの精度。旧チームと比べるとまだまだ粗いと感じました。札幌山の手と比べると速さ鋭さでは勝って見えるも強さ、そして何より雰囲気で現状劣って見えたので最終ピリオドで猛追もわずか2点差で惜敗ではあるものの、スコア以上に差は感じ、負けるべくして負けたようにも見えました。特にチームとしての雰囲気が出てくれば、例え激戦ブロックに入っても結果が出せるようになると思いますし、薫英にも勝てるようになるかと思われます。