じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

桜花学園 大阪薫英女学院 京都精華学園 岐阜女子 明星学園 大阪桐蔭

2021-08-15 19:04:37 | 高校バスケット
※桜花学園(愛知)
スターターは皆外国人選手のよう。控えまで雰囲気がありました

※大阪薫英女学院(大阪)
準決勝の岐阜女子戦は組織力、核になる選手の力等総合力、チームとしてのバスケでも相手が上と思いました。その中で相手の組織ディフェンスを特に序盤幾度となくかいくぐった都野選手、宮城選手等のドリブルでの突破力が光りました。この試合でリードを許した最終盤で宮城選手が決めた逆転のスリー、その後の相手の強い外国人選手のゴール前での動きを佐藤選手など複数人で体を張ってすれすれのところで守りきったディフェンス、そして最後の攻撃で泥臭くボールに喰らいつきついに逃げ切った一連の下りは感動しました。準決勝以降スターターの5人のみで戦いきった事も特記事項かとは思いますが、今後は選手層の厚みを増すことが分かりやすく課題として浮き彫りになったかと思われます。それが成されれば、決勝で力尽きることもなくなるかと思われます。

※京都精華学園(京都)
ジェシカ選手ウチェ選手は単に大きくて強いだけでなく柔らかい技術力も高いときますから相手はたまりませんね。総合力は桜花に勝るとも劣らないものを感じました。二人以外の選手も強い選手が多いですが、今後はチーム全体として桜花学園のような雰囲気を身につけられるかどうかかと思われます。

※岐阜女子(岐阜)
チュクウ選手は見た目以上に強かったです。後選手交代などベンチワークの強かさが光って見えました。チュクウ選手中心の攻撃と組織ディフェンスが売りのチームに見えましたが、今後はチュクウ選手以外の攻撃力がどこまで増してくるかが鍵かと思われます。

※明星学園(東京)
準々決勝の京都精華戦では最終ピリオドで強力なエスター選手アフォディヤ選手が二人ともファイブファウルで使えなくなってしまった事が突き放された要因に見えました。この二人の選手の負担をいかに減らすか、またこの二人がいかにファウルをもらわないプレーが出来るようになるかが課題かと思われます。そうすれば全国制覇も現実味を帯びてくるかと思われます。

※インターハイ見る限りでは桜花、京都精華、明星学園がウィンターカップの優勝争いの中心になってくるかと感じられ、薫英、岐阜女子等が追う展開かと思いました。大阪桐蔭がこれらの学校に追いつくにはひとつひとつのプレーの精度を上げていくこと。特にミドルレンジからの2点シュートの精度を上げていくことが急務のひとつなように感じました。ここに挙げさせていただいた学校等はそれが当たり前レベルと言っていいくらい出来ていたと思います。全国クラスとはまだまだ差がある大阪桐蔭ですが、可能性も感じさせたインターハイだったかと思われます。