じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

関大北陽 大阪桐蔭

2018-05-20 17:42:12 | 高校サッカー

✳守備

関大北陽:サイドをやられることはある程度仕方なし、ゴール前などセンターラインをしっかり固めようというふうに見えました。終始その効果はあったと思います。

大阪桐蔭:延長での1失点のみですから、総じて見れば出来は良かったと思います。守備で目立つことが出来ていた選手が、時間帯問わず個々に多人数出てきていたと思います。ただ、前半に絶好のFKの場所で、みる限り別にやらずに済んで見えた軽微なファウルを犯してしまい大きなピンチを招いてしまったり、安易にセーフティファーストなプレーを選択してしまったりと、厳しく見れば自陣深くでのプレーにしてはやや軽く見えたプレーが時間帯に関係なく数度ではありますがあったことが、ついには命取りになったかと思われます。

 

✳攻撃

関大北陽:基本攻撃はサイドアタックが中心、センターラインは守り重視に見えましたので、いくら攻めてもなかなか得点には至りませんでしたが、愚直にアタックし続けたことが、延長でついに実を結んで見えました。右MF10の強さと相手に怖さを与えるシュートへの決断力、,右SB2の最後まであきらめない走りが印象的でした。

大阪桐蔭:敗因はズバリこちらにありと感じました。とにかく一人一人の球持ちが長すぎました。ゴール前に人数をかける相手にドリブルでまともに突っ込んでゴールをこじ開けられるわけがありません。サイドはある程度やらしてくれてみえ、45'度あたりからのシュートがもっとあって良かったと思いましたし、実際そのチャンスは幾度かありましたが、そこで瞬時の決断ができず一手待ってしまう間に詰められて見えました。チャンスで待っていては得点できません。序盤に深澤選手だったと思うのですが、そうした場面で瞬時に放って相手に怖さを与えてましたが、以降、延長に入るまでそれが出来なかったように思います。瞬時の決断力を身につけるには、いい意味での粗さ、が必要。瞬時に決断するわけですから緻密に計画したうえでというわけにはいきません。粗いものになります。必要なのは粗さ、荒々しくという意味ではなく粗さが必要。とにかくこの日の攻撃は特に、あまりにも綺麗過ぎました。

 

✳関大北陽

戦術が見事にはまった勝利だったと思います。最終順位決定リーグで2位以内に入りインターハイ出場を決める鍵もディフェンスの成否にありそう。我慢強く戦い抜き、久々古豪復活なると良いですね😃

 

✳大阪桐蔭

この日のスタメンはかなり攻撃的に見えました。前半でリード奪い後半でスコアメイク、終盤前線での守備に秀でた清藤選手を投入し逃げ切りという感じに見えましたが思うようにいかず清藤選手を早めに起用して、負けない戦い、をせざるを得なくなり、以降ゲームを落ちつかせる事はできるも得点には至らず逆に失点、そうなると途中出場で体力が余ってる清藤選手を下げてでも点をとりにいかざるを得なくなり、そうなると疲弊しやすい前線の選手を一人余計に使い続けざるを得なくなりと、やや相手を上から見て見えたスタメン選考が終始、以降の起用で後手にいってしまった要因に見えました。後、ボールに追いつけたかもな場面でやや諦めが早く見えた場面が多かったのも気になりました。それと、この日は強さよりうまさが目立つ。勝ちたければ最後は強さを見せないと勝てません。攻撃の所でも触れましたがこのチームに足らないのは、粗さ、だと感じました。特にこの日の相手はゴール前に人数を固めて見えただけに、それをこじ開けるにはFWに強さが目立つ選手が有効に見えましたし、結果論かもですが、木村選手は二列目サイドよりFWの方が良かったかもしれませんし、Bチームでそうした場面でスーパーサブ的にも使われてたボンバー系の選手がベンチに控えていただけに、この選手今こそここでとおもいながら見てました。そう言えば2月から3月にかけて見たBチームの中でこの選手はレギュラー捕るかなと思った選手が二人ほど全くと言っていいほど姿を見ないのが気になります。特に一人は前線で強さが目立つ選手でしたしBチームには例年より強さが目立つ選手が多く、今のメンバーがダメだと言うわけではもちろんないですが、メンバーの再考の余地が、特にこの日はBチームの戦いに観られた強さを前面に出した戦いに欠けて見えただけに感じました。例年より選手層は分厚いと思いますし、目でみて感覚的に感じる強さは歴代の同校でも屈指かも知れません。インターハイ逃すと大概以降覚醒して見える同校、特に今期はその可能性を感じさせるチームかと思われます。今の3年生は部史上はじめて、1度もインターハイにいけない世代になってしまいましたが、是非とも肥やしにしてほしいと思います。



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