じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

9月9日大阪桐蔭 大商学園 大阪学芸 リベルテ

2017-09-09 09:04:49 | 高校サッカー

※守備

大阪桐蔭:前半の2失点はいずれもミスによるもの。してもさして影響のないミスと、致命傷につながるミスの区別はできてないといけません。サッカーに限らず、スポーツに限らず、仕事でもそうですが、そういうのはそれまでの経験によって体や心に染み込ませていくものだと思います。新人戦やインターハイ予選の大商学園戦同様、CB2の選手など、個々の守備には観るべきものがありました。そうした、一対一で絶対に負けない。負けそうなときは無理にいかない。そういう抜き差し加減を、それこそこれまでの経験で感覚的に染み込ませることができている選手が、前に出て全体を鼓舞することができていた点が、春より良くなってる点かも知れません。他、CB10,ボランチ7あたりの守備も良かったです。

大商学園:ほとんど攻めていたため守備の印象はほとんどありませんが、CB10の勝負所をしっかりとらえて見えた守備が印象に残りました。

大阪学芸:前半はしっかりブロックを形成して見えましたが、後半、やや受けにまわって見えたことが、2失点の要因かもですね🎵DF5や右MF8の一対一での強さが光りました。

リベルテ:戦術だったのか相手との兼ね合いでそうなったのかはわかりませんが、終始引いてブロックを形成。ですが相手がパスをつないできたため、こらえることができませんでした。

 

※攻撃

大阪桐蔭:2点ビハインドの後半投入された3年生と思われる選手たちがよくやったと思います。右MF18はどの場面でも的確なボ━ル捌きの選択が出来てみえ、それが反撃ののろしを上げるPKゲットにつながって見えました。この選手は一年の頃からス━パ━サブ的な感じで効いてましたが2年になって見なくなり、3年になるとベンチからも外れて見えたのが何故かはわかりませんが、この日は一年の頃の輝きを取り戻して見えました。後半途中からFWで投入されたFW11も3年生と推察されますが、ロスタイムの同点ゴ━ルは敵陣ふかくでこの選手が蹴ったボ━ルが相手に当たってずれたコ━スがこの選手にとって良い方向に転がり再び素早くボ━ルをつかまえ瞬時にゴ━ル前にグランダ━のクロスをけりこんだことによってもたらされたもの。ラッキーな面もありましたしが体格からも感じ取れるこの選手の強さがもたらした劇的な同点ゴ━ルだったように思います。最後の戦いではうまさより強さがものを言うもの。どの競技でも、最後の戦いでは、こうした3年生が活躍するものだなと思いながら見てました。インターハイの時に感じたつなぎの意識の高さですが、GKが最終ラインで空いてる選手を瞬時に見つける力が増して見えたあたりに、その成果が表れていたかもです。

大商学園:新人戦やインターハイでの大阪桐蔭戦と違ってGKからつなぐ場面が多く感じたのは相手との兼ね合いなのか何らかの取り組みなのかは?です。大量得点のなかで前半にGKとゴ━ル前で一対一になりながら右サイドの選手にパスしてしまっていたのはやや気になりました。FW途中から左MF11は単に体格が良いだけでなく、高さ勝負も含めてフィジカルの強さとドリブルで切れ込むときの迫力を感じましたし、右SB13も強かったです。チ━ム全体で見ても、うまさ以上に強さを感じる選手が、今期も多いように見えました。

大阪学芸:右MF8の強さ、FW9やボランチ7の相手のミスを逃さぬ思いきりの良さが光りました。ここ数年同様、カウンターに鋭さを感じました。

リベルテ:攻め込む時間がほとんどなかったので特別印象はありません。カウンターもほとんど前で止められて見えました。

 

大阪桐蔭:大商学園との差は埋まっておらず他校の突き上げを喰らってる状況ですが、この日は交代で出た4人の選手が悉く機能しており、選手層の厚みは春より増して見えました。

大商学園:インターハイ予選の頃よりさらに強さが増して見えます。今後どこまで伸びるか次第では、初の全国制覇も視野に入れれるほどになる可能性を秘めていると思います。

大阪学芸:大阪桐蔭相手に引き分け、しかも参考PKで勝利は上々のスタート。全体に相手より大きさ骨格の強さを感じる選手が多かったことが要因かと思われます。

リベルテ:この日は大敗に終わりましたが勝ち点をとる力はあると感じました。追手門に引き分けた上で勝ち進んできているのが何よりの証拠です。引いて守るサッカーはこの日の相手のようにつないでくるところには厳しいですがハリルジャパンのようなサッカーするとこには有効。ここを侮ったチ━ムが、奈落の底に落ちてしまうのではないかと感じました。


✳大阪桐蔭と大阪学芸の試合は参考PKが行われましたが、これが参考なのかガチなのかわからずに見てると大阪桐蔭の5人目が外した瞬間、大阪学芸は歓喜の輪ができ大阪桐蔭の外した選手は泣き崩れる。これはガチだったのかなと思いつつ大会要項見てるとやはり参考PKでこの試合は引き分け扱いで共に勝ち点1がつく。しかも順位決めにおいて参考PKの優先順位は、勝ち点、得失点差、総得点、直接対決の勝敗に続いて5番目に過ぎない存在。これが事実ならこの試合で泣く思いをしたのはむしろ学芸の方。2点差をロスタイムで追い付かれ勝ち点3を取り損ねたということになりますし、参考PKとれたのがまだ救いということになりますが、両校のリアクションがそれとは真逆のものであっただけに実際どうなのか?あくまで一戦一戦での一喜一憂だったのかもですね😉いずれにしても今期の冬の選手権の大阪府予選はこれまでの大商学園、大阪桐蔭で決まりで最終節は消化試合みたいな感じだったのとは一変し、最後の最後までもつれるスリリングな展開になりそうですね🎵

 


コラム 思わず書きたくなった 9月3日四条畷5×ー4市岡

2017-09-06 13:20:29 | 高校野球

序盤から四条畷が次の1点は防ぐなど守備で球際の強さを感じさせるビッグプレーが幾度か飛び出すも試合そのものは市岡が着々と加点して5回までで3-1と市岡リードで後半を迎える。

6回表市岡はさらに追加点のチャンスを迎え打者のあたりは右中間へ。これをやや細身ではあるが長身で大柄の4番センター背番号8が決死のダイブも及ばず手痛い4点目を献上。ライトに詫びるセンター。だがこのシーン。私はセンターを責めることはできない。むしろ賞賛に値するプレー。諸々の状況からあの場面であれができなければセンターではないと言っても過言ではない、プレー選択だったと思っています。追い方見ててもダイブして捕球するイメージはしっかりできて見えましたし、展開からして1点もやれない場面でしたし、この時の打球は低い弾道でセンターから逃げるように打球にスライスがかかっており、仮に後ろに逸らすリスクを恐れて無難にシングルで止めようとしたとしても、結局はフェンスまで達した可能性も十分に考えられる打球でした。この場面、四条畷に厳しく見るとすれば、むしろ詫びるべきはライトかもな?って素人ながら思ってみてました。センターがああいうギャンブルプレーを選択する可能性は十分に考えられる打球と状況でしたから、もっと早くカバーに向かっていかないといけない場面でしたが、ややカバーが遅れたようにも見えました。尚も続くピンチ、下手すれば一気にコールドまでもっていかれかねない状況で、外野から見る限り投手はこの手痛い失点に気落ちしても見えましたが、それでも踏ん張ってここでも、次の1点、は防いだということは、エースはエースらしく、ここでは結果は裏目に出てしまったとはいえ、センターの責任感あふれるプレーを意義に感じていたということだろう。このプレーが原因かどうかは?ですが結局このセンターは直後に下げられてしまうのですが、このプレーをはじめとして球際で失敗をいとわぬ責任感溢れるプレーの数々が、後の素晴らしい逆転劇につながっていくことになります。

 

4-1市岡リードで迎えた8回裏、ここまで終始市岡ペースで進んでいた試合でしたが、四条畷は次から次へと繰り出す代打がことごとくしぶとく運んで、サードランコーの好判断もあって一気に同点に追いつきます。そして9回、1死1塁から確か盗塁仕掛けたか記憶があやふやも、相手の送球が外野に少し逸れたのを、ここでもサードランコーが見逃さず、サードを一気に陥れる。この時カウント2-2.市岡がタイムをかけてマウンドに集まる。そして最後はその直後、これまた途中出場の打者がセーフティスリーバントスクイズを決めるという、まるで夏の最後を思わせるような戦いぶりで、新チーム公式戦初戦を、四条畷が制するのでした。

 

この試合、サードランコーが見せた終盤の好判断の数々と、それを信じて迷うことなく走り抜けた走者のプレーには、ともすれば自分たちの学校のグランドで戦えた利点もあったように思いますが、それにしたって、打球の転がり具合で成功の可否をランコーも走者も感覚的に分かっても見えた思い切りのよい終盤の判断と走塁は、日頃の練習がしっかりしてないとできないものですし、球際を恐れぬ守備に対する姿勢が、時には裏目に出るも、裏目に出たそれも含めて、最後にはそれが勝利につながったなと思いながら見てました。賞賛に値するギャンブルプレーが失敗に終わり、直後に下げられてしまったセンターも、報われたのではないかと思われます。途中いささか厳しいことを書いてしまった小柄な2番ライト君右投げ左打ち背番号9ですが、この選手が同校の中では最も振りが強く、走塁の鋭さを感じました。

 

敗れたとはいえ市岡も7回までは終始自分たちのペースで試合を進めることができていました。エースの長身のアンダー気味の右サイドは、軟投派で公立校のエースが強豪私学の打線を封じるお手本のようなピッチングはできていたと思います。ただ、ピンチを広げる四球を、あくまで外野から見る限りでは簡単に出してしまう場面が何度か見られたのが悔やまれるかもしれません。終始リードする試合展開だったからこそとも考えられ、だとすれば、勝負のあや、というのはどこに潜んでいるものやらほんまに分からぬものだと思います。新チーム公式戦初戦が悪夢のような逆転サヨナラ負けとなってしまった市岡ですが、これを肥やしに、今後、伝統の三本線の躍動につながると良いですね。

 

 


9月3日 野洲ボ━イズ 南山城ボ━イズ

2017-09-03 16:10:27 |  中学野球

✳野洲ボ━イズ

5投塚田右右15:大柄、本格派右腕。中学生としてはかなり力強く重たそうなストレート投げ込んでました。球速そのものもかなり感じました。

2中桜井右利き:守備範囲広かったです。

 

✳南山城ボ━イズ

投池島右投げ99:オ━バ━ハンドからお尻をしっかり落として投げるフォームが印象的。下半身の強さを感じました。

 

 


9月2日東海大仰星 大阪桐蔭

2017-09-02 12:37:23 | 高校サッカー

※守備
東海大仰星:序盤はボ━ルを持った相手に素早くチェックにいけてましたが途中から何故か自陣ふかくまで入られる場面が目立つようになって見えました。相手にうまくボ━ルを持たせてピンチを防いで見えた場面もありました。

大阪桐蔭:自陣での相手ボ━ルのセットプレ━でのゴ━ル前のマ━クに課題が残る場面もありましたが、個々に目を移せば、守備で目立つことができていた選手が非常に多かったです。


✳攻撃
東海大仰星:無得点に終わりましたが、FW矢野くん15番のシュ━トする瞬時の決断力など、インターハイ予選の時同様、ゴ━ルに向かっていく姿勢には、光るものがありました。他、MF阪本君のプレーや同じくMF尾花君7番が相手に寄せられ無理目な体勢からでも、精度の高いクロスを強引にあげてた姿に、ここ1,2年の仰星らしさを感じたようにも思います。

大阪桐蔭:インハイ予選の阪南大学高校戦の時より、ゴ━ルに向かっていく姿勢が多いに感じられた事が、リ━グ戦とはいえ強敵相手に3得点につながったと思います。ひとりでボ━ルを持ちすぎてしまったか相手にうまくもたされてしまったかは分からずも、それがためにチャンスはチャンスでもテレフォンチャンスになってしまい、得点のにおいをあまり感じない場面があったのは課題として残りました。ただ、そうした状況におかれながらでも、相手に怖さを与える決定的なとこまでもっていったFW今岡君のプレーは、見ごたえあるものだったと思います。他右MF大深君17の突破するテクニックも、見るべきものがあったと思います。


東海大仰星:この日は大敗に終わりましたが、リ━グ戦では実力五分でも大差がついたりなどは往々にしてあるもの。インハイ予選の頃より体が大きくなって見えましたし、ゴ━ルキックは徹底的にパントキックでシンプルに敵陣に入り込むスタイルはト━ナメント向きであり、この日の結果に関係なく、冬の選手権予選の優勝候補の一角であることに、変わりはないと思います。



大阪桐蔭:インハイ予選の頃は体格、感じる力に課題が残って見えましたが、3ヶ月ぶりに見るとその頃より体が大きくみえ、骨太感を感じる選手が多く見受けられました。感じる力がついてるかどうかは今日の試合展開のことだけではわかりませんが、少なくとも、観るがわの視点で言えば感じるものが出てきているとは思われ、インターハイを逃したことが、昨年に続いてチ━ムとして良い方に作用してきつつあるかとは思われます。