じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪学芸 大阪桐蔭女子 大阪桐蔭男子 桃山学院

2019-05-11 21:40:09 | 高校サッカー

✳守備

大阪学芸:屈強そうな体格をした選手を揃えているなと感じた新人戦の時より小粒に感じましたため、一年生を含めた下級生が、その時より多く起用されてるのかもなと思いながら見てました。ガツガツいくスタイルにみえましたため、この日はなかったですが、今後無用なファウルで致命傷にならないよう、気をつける意識は、他校以上に必要になってくるかも知れないと感じた新人戦の時のような危なっかしいファウルの場面は皆無でしたが、その分ガツガツ感が失われた事が、新人戦の時のように危なげなく、とはいかなかった要因かも知れません。

大阪桐蔭女子:新人戦の時同様カウンターを喰らって失点。チャンスで用心、という課題がこの日も残ったかと思われます。1失点ですからよく抑えたと思いますが、この日のように一点も許されない試合もあります。無失点に抑えるには、相手のシュートの本数を抑える、これが大事になってくるかと思われます。この日は前半からかなりのシュートを浴びてました。終始GKのファインセーブが目立つようでは、無失点に抑えるのは難しいかと思われます。個々の頑張りをいかにチームとしての守備力に結びつけるか、という点については、新人戦の時より組織で守ることが出来ており、チームとしての進化の跡が感じられたかと思われます。

 大阪桐蔭男子:普段SBでプレーしてる選手をCBで起用した影響もあったのか、そこでボールを奪われる場面があったのは課題かもと思われます。そういう状態でよく1失点に抑えることが出来たと思います。相手の攻撃がカウンターが主で常に単発だったことに助けられたようにも見えました。

桃山学院:中盤より後ろでの相手への寄せがとにかく甘かったです。加えて後半は選手同士の距離が離れすぎてたり詰まりすぎてたりと、かなりいびつに見えた時間帯もあり、これらのコラボが、相手にPK内まで易々とドリブル突破を許してしまっていた要因かと思われ、延長含めると3失点しましたが、延長を除けば1失点というのは、上記内容でよく出来たと思いました。

 

✳攻撃

大阪学芸:屈強そうな体格をした選手を揃えているなと感じた新人戦の時より小粒に感じましたため、一年生を含めた下級生が、その時より多く起用されてるのかもなと思いながら見てました。序盤はシュート打つタイミングが一手遅れる場面が目立ちましたが、時間が経つにつれほぐれたのか、相手に怖さを与えるシュートを瞬時の判断で打つことが出来てたように思います。終了間際の一点に終わった要因は、前線の強い大型の選手たちを前半は控えに回していたからかも知れません。この日は左サイドがやたらと強かったのも、そうした起用法の影響だったのかも知れません。

大阪桐蔭女子:ほとんど相手に怖さを与える事が出来なかった新人戦よりかは、相手に得点の匂いという怖さを与える事は出来ていたと思います。それでも無得点に終わった要因は、シュートの手数にあると思います。やはり手数をある程度重ねていかないと、なかなか得点は難しいかと思われます。

大阪桐蔭男子:ここまで常に最終ラインのボール回しに課題が残り、加えてこの日は急造にも見えた選手起用や布陣のせいもあってか、ゴールキックは単純なパントキックが目立ったように思います。最終ラインの選手をトップに上げたりなど、攻撃面でもテコ入れがありましたが、あれほどやらしてくれる相手にオンタイムで1点しかとれずで、この日に関しては不発に終わったかと思われます。ただ、延長後半、途中出場の選手24右MFによる右サイドからの左足でのミドルループは素晴らしかった。周りがよく見えてることを表す、瞬時の判断力が光りました。直前にようやく一点勝ち越した直後によるもの。だめ押し、の言葉の意味を答えよ❗と問題が出て、この選手の3点目のシュートの事です。と回答すれば、国語の先生は❌をつけるでしょうが、大阪桐蔭のサッカー部の首脳陣は○をつけてくれるかもですね😃この選手、間違いなく下級生でしょうが、ひょっとしたら一年生かもですね😃

桃山学院:攻撃は前線の強い選手めがけたカウンターがほとんどだったことが、一点に終わった要因かと思われます。強敵を攻略するには、もっとつないでいけないと難しいかと思われます。

 

✳大阪学芸

新人戦の時ほど攻守に強さを感じさせるものではなかったですが、その分ボール捌きの粗さは新人戦の時より改善されてみえました。次から次へと交代カードをきってきたあたりに、新人戦の時より選手層の厚みが増して見えました。

 

✳大阪桐蔭女子

負けてインターハイへの道が閉ざされたとはいえ、完敗だった新人戦と違って強敵相手にがっぷりと組み合うことが出来ており、3年ぶりの全国の舞台にまで駒を進める力を、この約3ヶ月の間につけつつあるように見えました。この日も選手交代はありませんでしたが、控えの選手見てると選手層の分厚さも増して見え、過去に例を見ないくらい覚醒する可能性は、やはり感じさせるものがあって見えました。

 

✳大阪桐蔭男子:4年ぶりのインターハイを目指すのであれば、初戦同様、出来ればスコアメイクして勝ってほしかったです。前の試合で特に攻撃面で不安を残しましたが、攻守両面でメンバー、布陣とテコ入れするも勝つには勝ったが内容的には不発。特にやはり攻撃面で課題が残ったかと思われます。ちょっとしたきっかけで確信に満ちて走り出すのではという思いは、やはり先日から変わりません。

 

✳桃山学院:守備で厳しさ、攻めてつなぎの面で課題が残ったかと思われます。それらが克服されれば、今後浮上する可能性は秘めてるかと思われます。

 


履正社 大阪桐蔭 東海大仰星

2019-05-05 22:05:03 | 高校サッカー

✳守備

履正社:無失点に抑えましたが左サイドを攻められた際、逆サイドの選手がフォローしないと止められない場面があったのは、そういうケースだってある、とはいえやや気になる要素かも知れません。

大阪桐蔭:無失点に抑えましたが相手ckでゴール前からちょっと遠目のPKのあたりへ蹴られただけで相手にフリーでヘッドされて危なっかしかったのは気になりました。

東海大仰星:相手の鋭いカウンターにさらされる場面もありましたが、終始安定してました。

✳攻撃

履正社:前半はなかなか得点できず攻撃そのものが全般おとなしい感じでしたが、終了間際に先制したことでほぐれたのか、後半は躍動感溢れる攻撃で得点を重ねていました。各選手PK付近でシュートスペース出来たら瞬時の判断で打つことが出来ており、精度と意識の高さを感じました。

大阪桐蔭:この日も最終ラインのパス回しが相手に高い位置で奪われる場面が目立ち、課題として残ったかと思われます。特にこの日はCBとボランチ付近でのボール捌きに課題が残りました。シュートの意識には先日よりは見るべきものはありましたが、慌てて打つな仕掛けてからと言われてしまっては、またなかなか打てなくなるかも知れません。とにかくこの日はパスミス等でボールを失う場面が目立ちました。全般ボール捌きがやや軽く見えたのが原因と思われ、次に向けて要チェックかも知れません。後半開始早々に先制点を奪ってからは余裕をもったパス回しが出来ていたと思いますが、1点差では何がおこるかまだまだ分からず、2点目を捕ることにもう少し貪欲であるべきだったかと思われます。この日の相手は決して弱くないですが、この日の相手に一点しかとれないとなると、今後の戦いに不安が残り、次に向けて何らかのてこ入れ等が必要かと思われます。

東海大仰星:激しく攻めながら一点に終わった要因は強風の影響も感じましたがそれ以外に、やや攻撃が一本調子になってしまって見えたこともあるかと思われます。守りの意識の高い相手にただ激しくいくだけで剥がすことはなかなか出来ません。上記は同校の特徴でもありますが、崩すには時に、緩急も必要かと思われます。

 

✳履正社:得点出来ない時間帯が長く続いた前半のサッカーがややおとなしく見えたため、そういう時間帯でも観るものに強いと感じさせるサッカーが出来るようになれば、インターハイへの道も出来てくるかと思われます。右SB3,FW11あたりに強さを感じました。

 

✳大阪桐蔭:初戦からフィジカルの強そうな相手との戦いで手こずりましたが出来ればスコアメイクして勝ってほしかったです。過去のインターハイ予選でこの段階で嫌らしい相手だったとはいえこの日くらいの相手にスコアメイク出来なかったチームがインターハイへ進出した例はあまりないかと思われ、今後の戦い、特に1点しかとれなかった攻撃面で不安を残したかと思われます。プリンスリーグでの不振をそのまま引きずるような感じの内容、結果になってしまいましたが、力がないわけではないだけに、ちょっとしたきっかけで確信に満ちて走り出すのではという思いは、先日から変わりません。

 

✳東海大仰星:プリンスリーグで上位をひた走り、プレミアをも視野に入れるだけの強さを見せつけていますが、インターハイ予選初戦は、その片鱗を見せるにとどまったかと思われ、こちらも強風の影響あったとはいえ嫌らしい相手だったとはいえこの日くらいの相手にスコアメイク出来なかった事は、今後の戦いに不安が残ったかも知れません。とはいえ、ゴール前など何度ボール奪われてもしつこく相手にまとわりつき、最後まで懸命に走り抜く、やや不恰好ではあるが不恰好であるがゆえに余計に強さを引き立たせるサッカーは今期も健在。苦戦してなお強し、の印象も、周囲に十分与えることが出来たのではないかと、思われます。


大阪桐蔭 近大附属 履正社 大阪偕星 

2019-05-03 08:01:21 | 高校野球

✳投手力

大阪桐蔭:今大会全ての試合で先発してる2年生左腕藤江選手、これまでより球走ってましたしスライダーの切れも良かったです。緩い球投げるときに腕の振りも緩んで置きにいってしまってたのは課題として残りました。7回6失点。6回の4失点は自らのミスを連発でピンチを広げ一死二三塁となり0-0の展開からしてコースヒットの危険性が高まる前進守備をとらざるを得なくなり、その通りに打ち取った内野ゴロが前進守備の影響で抜けてしまい先制点献上。さらに一三塁でこれ以上点はやれないという追い詰められた気持ちと、ここまでまともな当たりはほとんど打たれていないという変な安心感のコラボだったのかどうかは実際は分かりませんが、スーっと中に入れてしまったところをガツンと3ランいかれたことによるもの。それ以外にもそれまでは外角低めワンバンなるスライダーがベース付近から曲がって空振りとるのに有効だったのが、失点した6,7回は6回に遥か手前でワンバンしてWPでピンチを広げたのを皮切りに、本人はボール球のそれで空振りさせるつもりでも中に入ってしまいファウルで粘られる場面が目立つようになる。秋の関大北陽戦でも追い詰められた場面で投げ、その時は膝元にズバッと突くなど度胸を感じた制球力で凌いで見せたがこの日はその時と違って長いイニング投げた末に追い詰められたこともあってかこらえきれず。まだ本当の意味で長いイニング投げる力がないということかと思われます。秋は4,5番手位の扱いでのそうした場面だったので無我夢中でいけたと思われますが、この日は下級生とはいえ主戦格でそうした場面を迎えたがためにこらえきれなかった。秋より成長はしているが大阪桐蔭で主戦格で投げるにはまだまだといったところかと思われます。最後2イニングだけ投げた本格派右腕中田選手、秋から進化した。というよりは、ようやく本来の力を出しつつある。という印象に変わりはありませんが、相手のレベルが上がればまだまだ危なっかしかったです。

近大付属:スリークォーターの本格派右腕のエース梅元君、ストレートの走りは秋ほどではなかったですが、秋より緩急自在で制球も良かった事が、大阪桐蔭を1失点に抑えた要因かと思われます。冬の間に腕のどこかでも痛めた事で秋ほど腕を振って投げれなくなり、その分緩急と制球で勝負が効を奏した。いわば怪我の功名だったりしてと邪推しながら見てました。初球、特にイニングの先頭打者へのそれがほとんどが外角のストレート、それも甘めのところでストライク取りにいってたのはこの日はうまくいきましたが、秋と同様、捕手のリードは課題に見えました。

履正社:切れのあるストレート投げる左腕エースの清水選手が先発し7回1失点。ですが成績以上に打たれた印象で、今後に向けやや不安も残ったかと思われます。割りとカンカン弾き返されてましたので、球威という点で課題が残るのかも知れません。残り2イニングは背番号11のオーバーハンド右腕坂口投手が締める。上体が流れてボールに力が加わっていなく見えた場面がちらほら見られ、この日もフォームに課題を感じました。

大阪偕星:この日の先発はオーバーハンドのエース右腕福田くん。秋と同様、いや、秋以上にストレート力を感じました。リリーフした投手はいずれも強敵相手や大事な試合、場面では難しそうに見えました。            

 

✳打力

大阪桐蔭:秋からここまでを見ていると威力あるストレート等で強く押してくるタイプの好投手には強いがストレートは及第点レベルで緩急自在に制球良く丁寧に投げる投手に3点以内に抑え込まれるケースが目立つように感じています。特に緩い球をしっかり引き付けて打てておらず、振ることは出来ているのにどこかそれが弱々しく見え力のない打球が飛ぶケースが目立って見えます。原因はいろいろ考えられますが、その中のひとつに配球読んで狙い球を絞る事が出来ていないということが考えられるかと思われます。入ってくる球をしばくというだけでは上記のようなタイプの投手は打てないかと思われ、イニングの先頭や一塁に走者がいる場面など、相手が四死球出したくない場面では配球が読みやすいかと思われ、そうした場面でまわってきた打者は特に配球読んで狙い球を絞って打ちにいく必要があるかと思われます。この日の相手バッテリーは初球外のストレート、それも甘めのでカウントとりにきた場面が目立って見えたにも関わらずそれをほとんど見逃してストライク先行されており、いかにどの打者も自分が打ちたい気持ちだけで打席に立っていたということかが、その事からも伺えるかと思われます。相手のあるスポーツで相手の立場に立って勝負に臨めなければ、勝つこと打つことなど出来ないかと思われます。そうした投手は四死球も与えてくれませんからなおさらです。

近大付属:秋同様、しぶとさを感じる打線に見えますが、例年通り、打線には不安が残るかと思われます。

履正社:この日は先日と違って打線がつながって見えました。

大阪偕星:上位には力のある打者もいるがチームとしては淡白さが目立つ。秋からの印象と変わりません。

 
 

✳大阪桐蔭:四球を与えてくれない相手への対応が課題かもと先日までの事で思った事がまさにもろに現実になってしまって見えました。走塁は向上の跡が見えますし守備も良くなってきていると思います。投手は中田投手が今大会短いイニングで発揮したポテンシャルを先発完投しても発揮出来るようになる。仲三河選手が投手として完全復活を果たす。中田投手のところで触れたことが出来る投手が新たに出現する。これらのうち最低2つ果たせてないと投手は夏は厳しいかと思われます。夏は投打に一年生が各1名はメンバー入りするかと推察しています。野手はもう1人くらい入ってくるかも知れません。専任の外野が手薄ですし。

 

✳近大付属

例年より得点力があるかもと秋思ったりもしましたが結局今年もエース中心のチームかと思われます。

 

✳履正社:走塁は先日よりは積極的に勝負出来ていたかと思われます。打つ方は先日よりつながり良く見えましたが、投手は夏も主戦格になるかと思われる清水、植木両選手が共に目立って打たれてはいないもどこかしら恒常的な不安を感じさせて見えることは、今後の懸念材料かも知れません。

 

✳大阪偕星:秋に投手として活躍した坪井君が秋の近畿大会同様何故最後まで投げなかったのかは分かりませんが、この選手が今後も投げないようなら、夏は厳しいかと思われます。坪井君以外の投手の育成という点では福田選手が秋より進化して見えたのは好材料、個々の打力に見合う得点力を身に付けることが課題かと思われた点は、秋から変わってないかと思われます。そこが克服されれば、夏、面白い存在になってくるかと思われます。

 

 


男子高校サッカーインターハイ大阪府予選展望

2019-05-02 09:27:56 | 高校サッカー

✳1~4

 大阪桐蔭がこのゾーンの本命と目される。プリンスリーグでは苦しい戦いが続くがトップスピードのなかでも精度の高いパスワークが発揮出来れば、最終順位決定リーグ進出の可能性も高まってくるかと思われる。そこで2位以内に入り4年ぶりのインターハイ出場を果たせるかどうかは、上記が出来た上で、さらに個々の守備の意識の高さをチームとしての守備力に反映させることが出来るか否かにかかっているかと思われる。上記がいずれもなされなければ、昨年度の冬の全国選手権代表の大阪学院や桃山学院の目も出てくるかと思われる。U18大阪一部リーグではいずれも上位とは水を空けられているが、一発の力はあるかと思われる。

 

✳5~8

東海大仰星が本命。プリンスリーグ関西で首位争いを演じ、来季のプレミアをも視野に入れる。力は少なくともプレミアで残留するくらいのものはあるかと思われ、それ以上のものも期待できる。全体的に大きさを感じる選手が多く、見るからに強そうな印象を与える。中に分厚さを感じる選手も。インターハイ出場に向け有力な学校のひとつ。同じくプリンスリーグ関西に所属する近大附属が対抗。両校は既にプリンスで一度対戦、そのときは引き分けている。

 

✳9~12

 U18大阪一部リーグで首位を走る履正社、同リーグで上位につける関大一、大阪産業大附属、さらには今季プリンス初参戦の興国も入り最激戦ゾーン。プリンスリーグ関西とU18大阪一部リーグのレベルに大きな差はないかと思われ、そこで上位につけているということは、プリンスでも上位につける力があると推察される。敢えて本命を挙げれば履正社か。東海大仰星やこれから紹介する阪南大学高校が中心と思われるインターハイ出場2枠の争いに割って入っても、不思議ではない

 

✳13~16

 阪南大学高校が本命。2年ぶりのプレミアリーグ復帰を視野に入れ、力は少なくともプレミアで残留するくらいのものはあるかと思われ、それ以上のものも期待できる。今季も体の分厚さを感じる選手が多く、強さを前面に押し出したサッカーを展開。一方で後ろからじっくりつなぐことも出来る。攻めてはシュートの意識高く、相手に寄せられた難しい体勢からでも、精度の高いパスやシュートが打て、守ってはGKと最終ラインの連携、ポジショニングが良く、相手に容易にシュートを打たせない。要は単に力任せのサッカーではなくバランスも良い。とはいえ前へ前へ強さを前面に押し出したサッカーであることに変わりはないため、引いて守られたときの対応には課題が残るかも知れず、見方を変えれば他校が付け入る隙があるとすればそこか。いずれにしても順当にいけば、東海大仰星と共にインターハイ出場となるかと思われ、実現すれば2年連続の出場となる。同じくプリンスリーグに所属する金光大阪が対抗、他昨年のインターハイ代表校の関大北陽、さらには清風の戦いにも注目か。

 

以上です。最終順位決定リーグの展望は気が向けばしようと思います。


大阪桐蔭 阪南大学高校

2019-05-02 09:15:59 | 高校サッカー

✳守備

大阪桐蔭:4失点。この日も個々の守備の意識の高さには見るべきものがあっただけに、それをチームとしての守備力にいかに繋げていくかという課題が継続してる状況かと思われます。この日は1、2失点目はいずれも攻撃から守備への切り替えの遅さが招いた失点に見えました。守備から攻撃、だけでなく逆の切り替えの速さも身につけなければ、なかなか勝てません。だめ押しの4失点目はそのちょっと前からGKがやおらPK外に出てプレーしなければならない場面が増えており、そうした場面が多いことそのものが問題かと思われます。

阪南大学高校:相手がシュート打てそうな場面でもなかなか打とうとしなかった事から、最終ラインとGKの連携が良いことが推察されます。最終ラインが防ぎきれないところにGKが立つ事が出来ているということかと推察されます。後半は相手にだいぶスペースを自陣深くまで与えていたのは、課題として残ったかもしれません。

✳攻撃

大阪桐蔭:この日もGKや最終ラインのパス回しが相手に高い位置で奪われる場面が目立ち、課題として残ったかと思われます。ゴールキックで味方の2列目のサイドを狙うようなのをもう少し増やした方が良いかもしれません。それ以上に印象に残ってしまったのはとにかくなかなかシュートを打とうとしない姿。観ていてシュートスペースが広く与えられて見えた場面が何度もありました。が、全て打たないか打ってもワンテンポ遅れてるかで結局相手に詰められてからになってしまってるから窮屈なそれになってしまい枠を捉えられない。捉えてもダフってしまう。いずれにしても相手に怖さを与えられないといった感じでした。観ていて感じたのが、まるでシュート決める選手が暗黙の了解で決まってしまって見える。該当する選手は一人で決めてやろうとするからスペースあってもPK内めがけてドリブルで突進してしまい、途中上手さと強さを見せつけるも結局は囲まれて玉砕、それ以外の選手がついてこれておずセカンドボール拾えず単発で終わってしまう。該当しない選手はシュートスペース出来ても、俺は決める選手じゃない。俺が打って外したら、決める、に該当する選手の気分を害してしまい、チーム全体の空気も外してしまう。だからやめとこう。そんな感じにすら見えました。邪推になってしまいましたが、各選手与えられたポジションがあるとはいえ、シュート打てる状況になったときは全員がFW、そんな意識も大切かと思われます。

阪南大学高校:シュートに対する意識の高さ、相手に詰められた難しい体勢からでもシュートが打て、クロスが上げられる体の強さ分厚さが、とにかく光りました。

 

✳大阪桐蔭:5戦終えて3分2敗という戦績ほど弱くはないという思いは変わらず。所属はプリンスもプレミアで残留するくらいの力はあるように感じた開幕戦ほどのものも、この日は片鱗程度には見せていたように思います。2月に見たBチームの試合で良い選手だな🎵と思った選手で時折試合に出ているのはFWの西山選手くらい。他にも良い選手だと感じた選手もいたため、彼らにそれ以外の選手も含めてメンバー、ポジションの再考がもっと大胆にあってもいいような気もします。ただ、中島選手、奥田選手、永野選手、岡田選手、武田選手、大野選手、才木選手、あたりは外せないかとも、思います。今はなかなか力を発揮出来てませんが、ちょっとしたことできっかけさえ掴めば、確信に満ちて走り出す可能性も十分あるかと思われます。

 

✳阪南大学高校:屈強そうな選手が多く、プレミアで残留かそれ以上の力を感じるという印象は、少し見た開幕戦と変わらず。2年連続のインターハイ、さらにはそこで上位進出。さらには2年ぶりのプレミア復帰も十分可能かと思われます。後ろからじっくり回す場面もありましたが、基本的には例年同様、強さを前面に押し出して前へ前へと押し上げるサッカースタイルかと思われるため、引いて守られたときの対応が課題かもしれません。