じゅんなおひと

スポーツジャーナリストもどき

大阪薫英女学院 大阪桐蔭 桜宮 好文学園女子

2020-11-14 08:54:52 | 高校バスケット

✳️薫英女学院

第1ピリオドは互角も第2ピリオドで一気に勝負を決め大勝。2月同様、勝負どころ等抜き差し加減をしっかり掴んでいるところを見せる。ミスもあるが勝負どころではそれがない。2月同様この日も佐藤さん10の強さが目立つ。さらに言えば、その時よりも、強さありきの巧さ、も身に付いて見えました。当然今期も力は全国クラス。
 
✳️大阪桐蔭女子
2月より選手層は厚くなって見え、レギュラー選手のスタミナもついて見えました。一つ一つのプレーの精度が欠けてみえた点は変わらず2月の薫英戦同様、それが為に流れをもっていかれて見えました。2月同様、北之坊さん10の強さが光りました。ボールを持ったプレーの精度が上がってくれば安定してスターターになれると思います。ガードの寺岡さん9も2月同様小柄ながら切れのあるプレーを見せており、プレーの精度が上がってくれば、スターターとして安定して起用されるかと思われます。ウィンターカップに向けて好文戦での勝利がまずは最低条件ですが、チーム全体としてはディフェンスにおいてボールに集中し過ぎない。シュートなどのイージーミスをなくすといったことが挙げられるかと思われます。条件はやや厳しくなりましたが、ウィンターカップへの道は、ルール上のみならず、力的にも、まだ残されてはいるかと思われます。
 
✳️桜宮
選手層が薄く主力の4番が出ずっぱりで足が釣る終盤苦しい展開ながら踏ん張って逃げ切れたのは序盤の大量リードがあったから。と言ってしまえばそれまでですが、それをもたらした要因は難しい体勢からでもシュートを決められる。イージーミスが少ない。等々個々の力量で勝って見えた点とグランドをワイドに使った視野の広いチームとしての攻撃の豊かさでも勝ったからかと思います。基本的な部分でも相手より勝っていたと思います。ガードの4番、センターの9番のボール捌きが特に印象に残りましたが4番の選手が最終ピリオドで足が釣りながらだめ押しの3ポイントを決めた。最後勝利に花を添えるフリースローを決めた事には、純粋に感動すら覚えました。諸々強さと巧さを兼ね備えた好選手だったと思います。チームとしても勝つべくして勝ち、勝者にふさわしいゲーム内容でした。大阪桐蔭ー好文の結果待ちになりますが、ウィンターカップに出る資格のあるチームだと思います。
 
✳️好文学園女子
試合開始前の選手紹介での各選手の表情等を見る限りでは木村さん9が毅然としていてキーマンに見える。試合が始まるとこの木村さんと後藤さん4の両ガードが起点となり他の強そうな体格した選手を活かしてといったチームに見えましたが第2ピリオドでこの二人を前で潰されて他の選手と分断されて一気に勝負を決められて見えました。とはいえ二人とも強さ鋭さ巧さいずれも感じるものはあったと思います。チーム全体を見ても難しい体勢からでもシュート決められますし二位に入るだけのものは見せていたと思います。この日は序盤こそ目立ったミスもなく互角の戦いでしたが第2ピリオド以降徐々にそれが目につきだし強引なプレーも目立ちましたが、それは相手を褒めるべきと思います。ウィンターカップ残り1枠ゲット向け現時点ではやや優位な状況かと察しますが、それを現実のものとするには、この日同様、後藤さん木村さんがいかに潰されることなく周りの選手を活かせるか、かと思われます。このチームもまた、ウィンターカップに出る資格のあるチームだと思います。

関西学院 報徳学園

2020-11-07 21:16:28 | 高校ラグビー
✳️FW
関西学院:あんこがた揃いの一列目など分厚さを感じる選手ばかりで体格に穴なし。スクラムで低く鋭く刺さり集散の速さでも圧倒。強い選手をNo8からフロントローにまわすことが出来たからかラインアウトも安定なだけでなく相手ボールを奪う事も二度三度。FW戦全般相手を圧倒
報徳学園:相手よりやや小柄もこちらも分厚さを感じる選手ばかりで体格に穴なし。だがスクラムではサイズの差のままに圧倒され、サイズで劣り集散の速さでも遅れをとってしまい、それが試合全般の劣勢につながってみえた。

✳️BK
関西学院:バックスも骨太さ分厚さを感じる選手ばかりで体格に穴なし。ハーフの球だし速く展開スピードもなかなかのものがあり、キッカーのそれはトライ後のゴールだけでなくゲームの中のそれの精度も高く試合に好影響をもたらしていた。
報徳学園:こちらのバックスも体格的にはなかなかのものがあった。だがFWの遅れの影響かハーフの球だしが遅れる場面が目立ち展開も立ってのものが目立ってしまうことに

✳️関西学院
2月に観たときより随分強くなって見えました。1年生のNo8が加入したことで元々そこの強い3年生を、それまでやや弱かったフロントローに回すことが出来たとありましたのでその影響もあったかと思われます。力的にはAシードに近いとこまで上げることができて見えました。今でも十分な展開スピードが全国制覇レベルにまでなってくれば、人気の名門の全国制覇も期待できるようになるかと思われます

✳️報徳学園
見た目には見劣り感ないながら完敗。近畿大会から全国へと進めるには、まずはとにかくFW負けないこと。これにつきるかと思われます。

大阪桐蔭 金光大阪

2020-11-07 19:09:32 | 高校サッカー
✳️守備
大阪桐蔭:敗けたとはいえ1失点ですからよく守ったと思います。後半立ち上がりの失点は密集のなかでゴールを決めた相手選手を褒めるべきと思います。一瞬の隙を突いてと解説者は言われてましたが大阪桐蔭が隙を見せたようには思えませんでした。
金光大阪:相手にボールを支配されたなかでよく無失点に抑えたと思います。先制点の効果にも見えました

✳️攻撃
大阪桐蔭:敗因はこちらにありと思います。攻撃を組み立ててゴールを奪う力がなかったように見えました。
金光大阪:ボールを支配する力が足らないためどうしても得点力は落ちてしまいますが、この日の虎の子の一点は泥臭いものでしたが選手権予選らしい見事なものでした。

✳️大阪桐蔭
コロナ禍で例年より試合数が大幅に少ないながら例年以上に印象に残る好ゲームが多かった世代だけにここで見納めは残念です。興国とのつぶしあいを制し東海大仰星が足元巣食われ同校に大会の流れがきたかと思われただけに尚更です。大会全般通してプリンスリーグでの戦いぶりがそのまま出ていたように思います。ボールを支配する相手に踏ん張る力は強いが自分達で組み立てる力は弱い。それがそのままこの大会にも出て見えました。課題もありましたが単に強いだけでなく記憶に残る好世代だったと思います。下級生世代は分厚い体をした選手やゴール嗅覚に優れた選手が多く残ります。キーパー次第では、現チームとはまた違った魅力的なチームになる可能性を秘めているかと思います。選手層がどれだけ厚くなるかもポイントかと思われます。

✳️金光大阪:プリンスでは下位だが割りと分厚いからだをした選手が多く、選手権予選でも戦えるかもしれないと感じた通りに決勝進出。主力二人を欠いての決勝進出は値打ちあるものであり主力二人を決勝にはというのがあったからこその勝利だったとも言えるかと思われます。決勝での勝利の鍵はカウンターからいかにハイスコア勝負に持ち込むかかと思われます。





常翔学園 大阪朝鮮 東海大大阪仰星 大阪桐蔭 同志社香里

2020-11-03 11:29:18 | 高校ラグビー
✳️FW
常翔学園:ロックはやや細身に見えるもがっちりしていてラインアウトのジャンパーとしては理想的。一列目など全体的に体格しっかりしていた。スクラムでは体格差も有りあり終始この日相手を圧倒
大阪朝鮮:あんこ型揃いの一列目など体格に穴なし。この日はスクラムは無理に押していないように見えた。
東海大大阪仰星:あんこ型揃いの一列目など体格に穴なし。ただ、この日は2月と違い最初から飛ばしてきた同じく全国クラスの体格を誇る相手にスクラムで前半劣勢に。密集でも束になって前に鋭く圧力をかける様の強さに加え、この日は同校ならではの高速展開を産み出す密集への寄りの速さにも例年同様見るべきものが。2月同様ラインアウトはやや不安定。
大阪桐蔭:あんこ型揃いとの一列目など体格に穴なしという印象に変わりなし。2月と違い体格が全国クラスなだけでなく強さも全国クラスの相手にスクラム特に前半は圧倒するなど堂々と渡り合う。だが後半はスタミナ切れで相手のモールになすすべなし。

✳️BK
常翔学園:やや線の細く見えた選手を相手から遠いポジションに据えて見え理想的な布陣に見えた。展開ラグビーを志向しているが全国レベルで見ればもう一段スピードアップができれば理想かと思われます。
大阪朝鮮:2月に見た時よりかは各選手の体格しっかりして見えた。球だしの速さは全国レベルで見ればまだまだこれからか。
東海大大阪仰星が:2月より選手の体の厚みが増して見える。そのとき以上の全国クラスの強く鋭い展開ラグビーを披露。ハーフの球だしの早さも出色
大阪桐蔭:2月同様体格に穴感じず。ハーフの球だしこちらも早いが仰星と比べるとまだまだな感も。それでも2月より全然展開スピードは上がってきた。それでも相手のFWの圧を受け後ろに下げられる場面も。
 
※常翔学園
今期もBシードクラスのクラスの力はあるかと思われます。ハーフ団の球出し、展開スピードがさらに上がってくれば楽しみかと思われます。
 
✳️大阪朝鮮
今期もBシードクラスの力に見えた点は2月から変わらず。FWの強さを前面に押し出すラグビーに見えたためまずはそこでどこにも負けない強さを付けること。その上でバックスの展開力が増してくれば、という印象も2月から変わらずかと思われます。
 
✳️東海大大阪仰星
今期も全国制覇を狙える力を誇る。目立った穴も見当たらなく見えましたという2月の印象がさらに強まる。


✳️大阪桐蔭
2月より随分チーム力上がってるが全国制覇を狙える力はまだなさそう。強さはあるだけにいかに鋭さを全国レベルに上げていくかという2月に感じた課題もまだ残る。この日は2月に大敗した相手に前半からぶっ飛ばしリードを奪うも後半頭、心も含めてスタミナ切れで逆転負け。下級生が多いチームの良し悪しがともに出た試合内容に見え、8-19という点差以上に力の差を感じた。例年なら花園への道が閉ざされるが今年はまだチャンスあり。優勝候補相手に惜敗だがそこへ向け視界良好とまでは言えずも悪くはない。全国的には少なくともBシードレベルの強さは誇る。2年生CTB中村選手13の攻守に渡る強さと巧みさが印象に。
 
※同志社香里
個々のスピードを活かすことができれば、新人戦同様、当たればの話ですが大阪桐蔭とも新人戦同様競り合い、近畿から全国への可能性もあるかと思われます。

興国 大阪桐蔭

2020-11-01 09:17:30 | 高校サッカー
✳️守備
興国:1点に抑えた要因はひとえにボール支配率の高さ。相手の攻撃を、特に後半は単発に抑える。前半の失点は間接フリーキックだからゴールに向かっては蹴りこんでこないと決めつけて見え、それがゆえに相手より一歩遅れて見えました。そのきっかけになる間接フリーキックを与えた軽微なファウルが命取りに。
大阪桐蔭:相手のポゼッションに対して前からいけず常に自陣まで持ち込まれてしまい、それがゆえに特に後半は幾度となく危ない場面もありましたが無失点に抑える。GKのセービング能力やGKとCB陣の連携力のたかさ、相手のシュートスペースを消し続けた集中力の高さが光りました。

✳️攻撃
興国:序盤こそ相手に寄せられた中でもシュートを放つ積極性と決断力が光りましたが先制されてからは終始攻め続けるもゴール前で慎重になりすぎしまいには相手に跳ね返される場面が目立つ。これは同校に限ったことではなく先制されるとどうしてもそうなってしまうもの。サッカーというスポーツにおいて先制点がいかに大事かを改めて思い知らされた、同校のこの日の攻撃だったと思います。
大阪桐蔭:圧倒的にボールを支配されセカンドボールもなかなか拾えず。苦しい展開のなかでの前半の虎の子の一点は、右SB深澤選手のクロスの精度の高さ、そこに見事にヘッドで合わせたボランチ西山選手によるもの。相手の一瞬の隙を見逃さなかったように見えましたが実際は⁉️

✳️興国:巧くて強い選手を揃えた、Jリーグ内定者を4人も輩出したチームならではの負けかただったと思います。巧く強いがゆえにどうしてもボールを長く持ってしまう。自分で何とかしなきゃと責任感が過度に働いてしまうものと思われます。こうした選手たちの球離れが良くなれば、額面通りに勝ちきれるかと思われます。冬の選手権予選の優勝候補の一角であったことに変わりはなく、全国でてれば間違いなく勝ち進めたと思います。旗も期待できたかと。


✳️大阪桐蔭
ヌヴェール戦同様好ゲームを制す。結果出てから言うのは卑怯ですが勝つとすればロースコアかと思ってました。優勝候補同士の潰しあいを制す大きな一勝を手に入れる。準決勝の相手は金光大阪。優勝候補仰星との打ち合いを制し波に乗る。ポゼッションサッカーの相手には苦しむもそうではない相手には爆発力を見せているだけに抜き差しならない相手。分厚い体をした選手が多くフィジカルコンタクトは強そう。大阪桐蔭が今年の特徴である組織ディフェンス力の高さ等で同校の爆発力を封じることが出来れば、決勝への視界が開けてくるかと思われます。背番号からして本来は二列目の選手ながらFWで起用されることの多い西選手、この選手大学などを経由か全国出ればひょっとしたら高卒でいきなり、J1からの指名を受けるかもですね。フィジカルコンタクトの強さと決定力がそう感じる理由です。