5月7日(月)
嬉しい雨となりました。
雨で庭の木々の若葉が繁り、庭が一段と賑やかになりました。
夜ともなると農耕地から賑やかなカエルの合唱が聞こえてきます。
我が家で収穫したお茶の葉を製茶して新茶が出来ました。
3日前からいただいていますが、いい仕上がりで、香りもよく美味しいです。
我が家で摘んだお茶といっても2本ですから 製茶して100gほどです
夫もお茶の葉を一緒にもんで手伝ってくれました。
二人で「おいしいね」と言いながらいただいています。
自分で作った美味しいお茶をいただける、そんな何でもないことに幸せを感じています。
昨日は友人と3人で我が家の離れの家でお茶を点てました。
最初は濃茶を、次に薄茶を点てました。
その後、友人が私にお茶をたてて下さり、お開きにしました。
正式なお茶事ではなく、割り稽古でお茶を楽しみました。
そんなに茶道具があるわけではありませんが、
友人を招くとなると、道具の取り合わせなどを考えたりするのも楽しみでした。
離れは古い家なのであまり大きくアップできませんが
水差しがどっしりしているので棚は使わず、平手前です。
水差し 備前焼き (伊勢崎満作)
香合(利平焼き)
花
花 紫蘭・バイカウツギ
花器 古伊万里
(花は少し開きすぎです。 紫蘭だけの方がすっきりしたかな?)
香合は実は茶掛けの左側に来るようです。
友人が持って来てくださったキングサリの花を後で入れ替えました。
寒い気候が合うこの花はこの辺りでは見たことがありませんでした。
以前、札幌市郊外のスエーデンヒルズに住む姉から送ってもらった花です。アップしたことがあるのですが
主菓子用の器
七賢人 (九谷焼 庄三)
二人なのですが器が大きいので お菓子は4個盛りました。
(5個の方がよかったのかしら?)
薄茶用の干菓子は専門店が近くにないので、詰め合わせを利用しました。
鮎とアヤメ それに飾りに蝶を一頭飛ばしました。
菓子器の左にある濃茶用の黒楽茶碗は九代大樋長左衛門
銘 山景
二重箱になっています。
キセルがないのですが煙草盆も古いものです。少し珍しいものを転用しました。
薄器(棗)
柳の模様を使いました。
お茶は漉して器に入れ、菓子を取る箸は濡れ布巾でくるんで湿しておき、黒楽茶碗はぬるま湯に浸し温めておきます。
(いきなり熱い湯でお茶を点てるとひび割れすることがあります)
床の花には霧吹きで水を吹きかけ・玄関や路地には水を打ち、
友人を迎えました。
久し振りに着物を着てお茶の手前をしました。
これで心残りなく炉を塞ぎますます。