断食四日ケ目には、炎天下の清掃活動に引っ張り出された。出席者の中では最高齢だ。早朝、草刈機のナイロンカッターをチプソーの刃に替え、腰の物、軍手、タオル、水分補給・・・と、出陣の準備にはぬかりがなかった・・・が、只、水分補給の為に家内が用意したポカリスエットの味の濃さには参った。体が余計なもの分別する体質に・・・やはり水の方が・・・身体は正直になった。
断食四日目の朝を迎えた。三日目のスッキリ感が五日間の決断の後押しをした。このスッキリ感を一日で終わらせるには勿体無い・・・と欲張りの伊豆ボケ老人は延命も・・・と、欲が深い。
義母の緊急入院の知らせを受け、翌日、病院へ・・・想像していたより元気であった。帰り道、断食三日ケ目の夕食の時間帯に、湯河原のエスポットの食品売り場で、目と香りの毒を浴び、度胸だめし、ならぬ誘惑だめし・・・その場は平然と過ごしたが、帰宅後、家内が買った、地元で獲れたとイワシの塩焼きの香りには・・・危ないと一瞬・・・クワバラ・クワバラだ。