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前田健完投14勝目

2010年09月16日 23時25分49秒 | 試合結果
中日 002 000 100 3
広島 010 200 11X 5
勝:前田健14勝6敗
敗:吉見12勝8敗
本:[中日]和田34号
  [広島]栗原10号、梵11号

 中日との今季最終戦は前田健と吉見のエース対決となりました。前田健は球のキレが今ひとつで、3回の無死3塁のピンチを2死まで取ったものの、和田に2ランを打たれて逆転を許してしまいました。
 前田健を援護したい打線は、2回に栗原のソロ本塁打で先制すると、逆転された4回には振り逃げ、安打に暴投で無死2,3塁のチャンスを貰い、廣瀬の3ゴロを森野が後逸して2点を頂いて逆転に成功しました。
 前田健は4,5回を三者凡退に抑えて立ち直ったかと思われましたが、6回に1死満塁のピンチを迎えてしまいました。このピンチは谷繁、堂上剛を打ち取り無失点に抑えたものの、7回に2死から大島と森野に連打を浴びて同点に追いつかれてしまいました。
 今日も負けパターンかと思われましたが、7回に梵がソロ本塁打を放って勝ち越すと、8回には天谷の2塁打を足がかりに、嶋の犠飛で追加点を挙げて点差を2に広げました。
 前田健は10安打を打たれながらも9回を投げ抜いて3失点完投でリーグトップの14勝目を挙げて、チームの連敗を5で止めて、対中日戦の連敗も11で止めました。

 ようやく中日に勝てました。やはり中日戦ではミスをした方が負けるということですね。これまではカープの方が失策にバント失敗、四球連発とミスの繰り返しで連敗が11にまで伸びてしまいました。しかし、今日は中日の方にミスが出ました。4回は先頭の栗原が振り逃げで出塁すると、吉見の暴投で進塁して、森野の失策で労せず2点を頂きました。
 これが今日の最大のポイントでしょうね。前田健相手に追いかける展開となっては、中日は自分のペースで試合運びができず、采配も後手に回ってしまいました。
 中日に勝つためには野村監督の目指す隙のない野球が実践することが一番だということです。来季もこんな対戦成績では上位進出は難しくなりますので、中日と互角に戦うための緻密な野球ができるチームに改革することが、来季に向けた大きな課題ですね。

 前田健は調子が悪かったにも関わらず中日打線を3点に抑えたところはさすがですね。10安打を浴びてピンチの連続でしたが要所を締めての3失点完投は素晴らしいですが、それ以上に153球を投げ抜いたことには驚かされます。さすがに9回は横山に交代するかと思われましたが、今日の前田健は自分が完投するという強い思いを持ってマウンドに上がっていたのでしょうね。
 残り試合が少ないとはいえ、153球も投げると次回登板に影響が出ないか心配してしまいます。しっかりと休養を取って次回も白星を挙げて、最多勝、防御率、奪三振の3冠を確実にしてほしいですね。
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