ヤクルト 000 000 000 5
広島 000 001 01 4
勝利投手:大瀬良2勝1敗
敗戦投手:小川1勝1敗
セーブ:ターリー1S
先発の大瀬良は毎回のように走者を背負いながらも、6回を無失点に抑えると、打線は4回まで完璧に抑えられていましたが、6回に1死2,3塁から野間の適時打で1点を先制しました。
7回は松本、8回はターリーが無失点に抑えると、8回表終了後に雨脚が強まり、降雨コールドゲームとなり、ヤクルトに零封勝ちしました。
大瀬良は、試合開始前から雨が降る悪条件もあり、5回まで毎回走者を背負う苦しい投球でしたが、4回1死2塁のピンチは太田を三振、中村を三ゴロに打ち取ると、5回2死2塁も青木を左飛に抑えるなど、6回まで投げて4安打、1四球、8奪三振、無失点に抑える好投でした。
打線は、小川に対して5回まで1安打に封じられていましたが、6回に1死2,3塁のチャンスを作ると、野間の適時打で1点を先制しました。
7回は松本がマウンドに上がり、三者凡退に抑えると、8回はターリーが1四球無失点に抑えたところで、雨脚が強まり、この試合3回目の中断となり、そのままコールドゲームで対ヤクルト戦の今季初勝利を挙げました。
試合開始前から雨が降り、回復が望めない予報が出る中での試合は、絶対にヤクルトに勝つという選手達の気迫を感じました。
大瀬良は、再三のピンチでも足元が悪い中踏ん張って、絶対に先制点を与えないという投球を見せると、その大瀬良の代打で打席に入った松山の安打をきっかけにして、菊池も進塁打で繋ぐ意識を持って打席に入り、相手のミスも誘ってチャンスを拡大させました。そして、最後は野間が執念の適時打を放ち、大きな価値ある1点を挙げました。
さらに新井監督も、早く先制点がほしいという状況だったことから、チャンスではない場面で代打松山を起用して先制点を取りに行く積極的采配を見せて、見事的中させました。
ベンチと選手が一丸となった見事な勝利だったと思います。この1勝はチームの結束をさらに強固なものにすると思われます。明日からの戦いも良い試合が見られると思われるので、とても楽しみですね。