ヤクルト 000 202 000 4
広島 010 100 102 5
勝利投手:戸根1勝
敗戦投手:田口1敗4S
本塁打:[広島]西川1号、秋山1号
2回の無死満塁で坂倉の併殺の間に1点を先制するも、4回に先発床田が無死1,2塁からオスナの適時2塁と自らの失策で逆転を許しました。それでも4回裏に西川の本塁打で同点に追いつきました。
床田は、6回に1死満塁のピンチで長岡の適時打と代打青木の犠飛で2点の勝ち越しを許しましたが、打線が7回1死3塁から菊池の適時打で1点差に追い上げると、9回2死1塁から秋山が2点本塁打を放って、今季初のサヨナラ勝ちを収めて貯金2となり、ヤクルトと並んで2位タイに浮上しました。また、戸根が移籍後初勝利を挙げました。
打線は2回に無死満塁から坂倉の二ゴロ併殺の間に1点を先制ましたが、床田が4回にデビッドソンの失策から無死1,2塁とされて、オスナに適時2塁打を浴びて同点にされると、さらに赤羽の投ゴロを自らの失策により1点の勝ち越しを許しました。
直後の4回に西川が本塁打を放って同点に追いくも、床田が6回に2四死球などで1死満塁のピンチを招き、長岡の適時打と代打青木の犠飛を打たれて勝ち越しを許したところで降板となりました。代わった島内が後続を断ち、床田は5回2/3を投げて5安打、4四死球、4失点でした。
7回は河野が2死1,3塁のピンチを招くも、赤羽を三振に斬って無失点で凌ぐと、8回はケムナ、9回は戸根がともに三者凡退に抑えました。
打線は7回に1死3塁から菊池が適時打を放って1点差に追い上げると、9回2死後に代打堂林が四球を選び、続く秋山が2点本塁打を放って、今季チーム初のサヨナラ勝利となりました。
打線は、2回の無死満塁では併殺の間の1点のみで終わり、床田も4回に2失策が絡んで逆転を許してしまい、西川の本塁打で一旦は追いつくも、再び6回に四球をきっかけにピンチを招いて2点を失い、試合中盤まではヤクルトに試合の流れが傾いていました。
それでも床田の後を受けた、島内、河野、ケムナ、戸根がしっかりと無失点で凌いで追加点を与えず、ヤクルトに傾いていた流れを食い止めると、7回に菊池が適時打を放って1点差に追い上げると、9回は2死無走者から堂林が四球を選んで繋ぎ、秋山のサヨナラ本塁打を呼び込みました。
もちろん本塁打を放った秋山は素晴らしいですが、ヤクルトに追加点を与えなかった中継ぎ陣の踏ん張りが、サヨナラへの流れを作ったと思います。
最後の最後まで諦めない気持ちを持って戦うという選手達の思いが実を結んだ素晴らしい試合でした。この勢いで開幕カードで3タテを食らったヤクルトに対して、3タテし返したいですね。