広島 110 000 000 2
ヤクルト 002 000 01X 3
勝利投手:星1勝
敗戦投手:松本1敗
セーブ:田口2S
本塁打:[広島]デビッドソン1号
[ヤクルト]山田1号
初回に秋山の適時3塁打で先制点挙げて、開幕からの連続無得点は18イニングで止まったものの、同点の8回に村上の2塁打に野間の失策が重なって勝ち越され、ヤクルトに競り負けて開幕から3連敗となりました。
打線は初回に1死1塁から秋山が適時3塁を放って先制すると、2回はデビッドソンの来日初安打が初本塁打となり、リードを2点に広げました。
先発の玉村は初回に無死1,2塁のピンチを迎えながらも、山田を三振、村上を左飛に打ち取り、四球を挟んで中村を遊ゴロに抑えて無失点で切り抜けましたが、3回1死2塁から山田に2点本塁打を浴びて同点に追いつかれてしまいました。
玉村は5回まで投げて3安打、4四死球、7奪三振、2失点に抑える上々の投球でした。
6回はアドゥワ、7回はターリーが無失点に抑えるも、8回に登板した松本が村上にフェンス直撃の大飛球を打たれると、野間が打球処理にもたついてファンブルすると足を滑らせて転倒し、さらに無理な体勢で送球するも野手のいない1塁方向に投げてしまい、村上が本塁へ生還して勝ち越し点を与えてしまいました。
打線は、4回以降も毎回のように走者を出しながらも後が続かず、8回2死1,2塁のチャンスでは西川が投ゴロに倒れてしまうなど、3回以降は無得点に終わり、ヤクルトに競り負けてしまいました。
初回に1死一塁から秋山の当たりをサンタナがスライディングキャッチを試みたが及ばず、打球が転々とする間に一走の菊池が一気に生還して、幸運な形で先制点を挙げ、さらに今季初得点を挙げて連続無得点イニングを止めると、2回にはデビッドソンにも待望の本塁打が飛び出して、良い雰囲気になったと思いましたが、3回に山田の本塁打で同点に追いつかれた後は、打線が繋がりを欠いてしまいました。
それでも投手陣が踏ん張って勝ち越しは許しませんでしたが、最後は痛恨のミスが出て決勝点を与えてしまいました。
この3連戦は投手陣は健闘しており、開幕前に懸念されていた中継ぎの不安は杞憂に終わりましたが、打線が貧打に苦しんでいます。
新井監督は、この3連戦のスタメンはメンバーの入れ替えを行っておらず、2戦目から1番と8番を入れ替えただけで、大きなテコ入れは行っていません。もちろんまだ3試合であり、まだ選手の状態を判断しかねているのかもしれませんが、野間と小園には当たりが出ていない一方で、まだ打席に立っていない松山や堂林など複数の選手がいます。
野間と小園は、まだ確固たるレギュラーではないと思うので、全員が戦力としてチーム一丸となって戦うのであれば、スタメンを変えてチーム内の競争を煽るのも良いのではないかと思います。
明後日からの地元6連戦では、この苦しい状況を打破する新井采配を見せてほしいですね。