広島 200 300 020 7
阪神 310 000 001 5
勝利投手:ケムナ1勝
敗戦投手:西純1勝2敗
セーブ:栗林勝2敗6S
打線が初回に無死満塁として、マクブルームの適時打と西川の犠飛で2点を先制ましたが、先発のアンダーソンが直後2点の1回裏に無死1,3塁とされ、ノイジーの犠飛で1点を失い、さらに安打と四球で1死満塁として、井上の適時打と梅野の内野ゴロの間に2点を失って逆転を許しました。
続く2回にも1死満塁のピンチを招いて、大山の適時打で1点を失い、2回を投げて8安打1四球4失点で降板となりました。
3回はケムナが三者凡退に抑えると、打線が4回に無死満塁として、1死後に代打松山が3点適時2塁打を放って逆転に成功しました。
7回に1死1,2塁の追加点機を作るも、マクブルームが三振、西川は遊ゴロに倒れてしまいましたが、8回に無死2塁として、適時失策で1点を加え、さらに安打などで1死1,3塁から内野ゴロの間に1点を挙げて、リードを3点に広げました。
4回と5回は戸根が1安打無失点に抑えると、6回は島内が2死1,2塁のピンチを迎えるも、ノイジーを三振に斬って無失点で凌ぎました。
7回は松本が1四球無失点に抑え、8回はターリーが三者凡退に抑えるも、9回に登板した栗林が安打と失策で無死3塁のピンチを迎えて、ノイジーに適時打を浴びて1点を失い、さらに安打で1,2塁のピンチでしたが、佐藤輝を左飛、代打原口を遊直併殺に抑えて、リードを守り切って、チームの連敗を2で止めました。
味方打線が初回に2点を先制する幸先の良いスタートでしたが、先発のアンダーソンが大乱調で2回4失点で降板と暗雲が漂いました。それでも打線が奮起して直ぐに逆転し、終盤にも追加点を挙げて阪神に逆転勝ちしました。
打線の奮起や4回1死満塁で代打の切り札松山を送って勝負を掛けた新井監督の采配も素晴らしかったですが、それ以上に中継ぎ陣の踏ん張りが逆転劇を呼び込みました。
3回に登板したケムナは三者凡退に抑えて荒れていた試合を落ち着かせて直後の逆転に繋げると、4回と5回の2イニングをしっかりと無失点に抑えた戸根の投球も素晴らしかったと思います。
3連覇した時と同様に、中継ぎ投手がしっかりと抑えると、試合の流れを引き寄て逆転に繋げられるということを改めて感じる試合でした。今年は逆転のカープが復活しそうな雰囲気を感じるので、終盤まで諦めない戦いが見られそうですね。