ツイッターで、この本を知り、発注すると、翌日届くというので
楽しみに待っていたら夜8時過ぎに届いた(私は9時頃就眠する)。
伊藤比呂美は詩人で、25年前頃、文庫や詩集を買って読んでいた。
記憶力ぜろの私が記憶している彼女の言葉は(のどかなしいたけ)
笑っている私の前を、10代の娘が通過して(詩を読んで、笑っている人を初めて見た)と言った。
確か最後に「わたしはあんじゅひめ子である」という詩集を買い、その詩が見開き上下みっしり書き言葉で埋められていて、それから、私は彼女から離れた。
図書館通いをしていたが、彼女の小説もエッセイも、そこにはなかったので、読まずにきた。
今回、まず検索し、内容を把握してから購入した。
1冊位、詩以外のものを、読んでみようと思ったのだ。
夜中の8時過ぎに届いたが、1時間は、読んだと思う。
不幸な事に、その晩から発熱していて、発熱は5日続いた。
全く、何が、書いてあるのか、分からなかった。
翌日も続きを読んだが、全236ページ中、日本語として、頭に入ってきたのは、180ページ以降だった。
これはエッセイ版「わたしはあんじゅひめ子である」なのではと
仕方なく再読。
再読では、日本語として、頭に入ってきたのは、100ページ以降だった。
凝視し、眺めると、難しい言葉も・難しい事も、書いてはいなかった。
仕方なく4回、読んだ。
人生相談もしているというので、検索して読んだが、わーっという勢いの回答だった。
文字で分かろうとするから駄目なのでは、と彼女の写真を検索した。余計、分からなかった。
その最中、ここ10年追っていた樹木希林が亡くなり、ユーチューブを次々見ていたので。
彼女のしゃべりもユーチューブにあるのではと、検索したらあった。
かなり少人数の講演会というか、悩み事相談(25年位しているらしい)をしていた。
小さな黄色い紙に、悩み事が書かれ、彼女は音読した途端、即断・即決、一刀両断にアドバイスしていた。
気になったのが、その黄色い紙片を、読んだら、机の上に、ぽんと放るのだ。
言い足りない場合は、再度取り上げ、また、ぽんと放っていた。
私は早送りの仕方が分からず、15〜20分位見て、切った。
最近読んだエッセイは85の曽野綾子、90以上の佐藤愛子。
63の彼女の85以上の書き言葉を読んでみたいが、私はその時、この世にはいないだろう。
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