ひろい空き地で
球をなげられ
バットをふった
なんどふっても
なんどふっても
一度も、
当たらなかった球
投手は去ってしまった
そんな記憶が消えそうな今
何度当てられなくとも
投げてくる球があるのは不思議だ
どこかに
飽きない投手がいて
次
と球をほうるのだ
どこかに
高い空があるのだろう
返さなくてもいいのだ
と
教えてくれる
空があるのだろう
昨日の貌をした今日が
今日の貌をした昨日を 跨いでいく
R4.12.5
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