釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

12月5日 当たるのに…

2015年12月05日 | 日記
水深40メートルのポイントに入り、直ぐにベイトを確認。

魚探には、ベイトの群れが幅10メートルくらいの厚みで映し出される。

「牛衛さん、鍋島さん、ベイトいますよ」

御二人が直ぐにジグを落としていく。



「ジグのシャクリは、頑張りすぎずにリズム良くしゃくると良いですよ」

簡単なアドバイスを送る。

暫くすると、牛衛さんにアタリ。

「あっ、今なんか触った。竿にびくっと来たのに」

牛衛さんのジグに、何かがバイトした様だ。

船の位置を戻し、上り潮に乗せて流す度に牛衛さんにバイトがある。

「当たるのに、何故乗らないの」

ジグの針が、小さいのかも知れない。

底潮が動いていない、2枚あるいは3枚潮かもしれない。

海面水温は、暖かい20度以上有りそうな感じだ。

海中の温度は、水深があるほどに下がるはずだから、海面付近とはまた違う。

鍋島さんが沖の方を見ていて「シーラが飛んだ」と海面を指さす。

しかし、よく見るとシーラとは違う。

牛衛さんが「イルカだ」と、驚きの声。



「イルカが、船の周りを泳ぎ回っていると魚は逃げるな」

ちょっと、気持ちが落ち込む。

一方でバイトはあるが、針掛かりしない状態から気分転換するため、ポイントを移動する。

すると、鍋島さんにアタリ。

「巻き上げ中に、何か当たった」

ゆっくりと巻き上げていると、竿にビクビクとアタリが出る。

「何か追ってきている」

牛衛さん、鍋島さんと海中を見ていると、白い大きなものが鯛ラバを追い掛けてくる。

「なんだ、これは」

海面近くの海中で、反転する様子が見える。

「大きな鮫に見えた」

牛衛さんも、私も同じだった。

そこで、再度のポイント移動。

鵜戸方面に船を走らせる。

水深50メートルのポイント、海底は起伏が激しい場所だ。

すると牛衛さんの1投目にアタリ。



鯛を思わせる引きだったが、上がってきたのはイトヒキ鰺。

続けて、鍋島さんにもアタリ。



上がってきたのは、スジアラ。

小型のスジアラだけど、美味しい魚だ。

しかし、この後アタリは出るのだが、針掛かりしない、または途中では擦れる状態が続く。

底潮の動きが、今一よくない様子だ。

水深80メートル付近は、上りが激流になっているとの連絡も入る。

水深が浅くなるほど、2枚潮の反転流になっているのかも知れない。

潮のリズムがイマイチの時に、針掛かり悪い状況がよくある。

上潮の上り潮に、気を取られすぎているのも、よくないのだろう。

明日に期待、牛衛さん、鍋島さんの次回に期待。

ちょっぴり口惜しい気持ちで帰港した。