釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

12月19日 高級魚と仲良し3人組み

2015年12月19日 | 日記
今日も、出航前の風が、気になる。

予報では、西風となっていたが、実際は東の風が吹いている。

海から見る山手に掛かる雲が、気になるところだ。



水平線の雲も、風を呼んでいる様で、速くお日様の顔を見たい物だ。



「今日は、予定通りここから釣りを始めましょう」

今日のお客様の、近藤さん、李さん、古田さんに、ポイントのベイトの様子等を説明して、釣りを開始する。

近場のポイントではあるが、最近は真鯛のアタリが連続しているポイントだ。

東風が回り込んで、北風になっている。

その風に押されながら、ゆっくりと船を流していく。

早速、近藤さんにアタリ。



上がってきたのは、ホウボウ。

期待した鯛ではなかったが、次は、鯛が来ることを期待する。

その直後、李さんにアタリ。

竿先を叩くアタリは、真鯛のようだ。



上がってきたのは、1キロクラスの真鯛。

予想通りの鯛に少し、ホッとする。

船首に立って、ジグをしゃくっていた、近藤さんに再びアタリが来た。



良型のオオモンハタ。

アタリが続いてくる。

ポイントを移動しようとしたとき、魚探に大きなベイトの固まりが映し出された。

「近藤さん、直ぐにジグを落として」

すると、李さんの鯛ラバにアタリが来た。



ほぼ同時に、近藤さんにもアタリが来た。



真ん中にいた、古田さんが「えっ、ダブルヒット!」と少し、焦り気味の様子だ。



上がってきたのは、李さんにカンパチ(ネリゴクラス)、近藤さんにヒラマサ。

小型ではあるが、狙いの青物が来たことにホッとする。

後は、サイズアップを狙うだけだ。

そう思っていたら、李さんに強烈なアタリが来た。

竿が、海面に突き刺さるくらいに曲がり、獲物が沖に向けて走り出す。

ラインが、引き出されている。

「あっ、外れた…」

走りの抵抗を受けて、針が外れた様だ。

大物だっただけに、残念でたまらない。

気が付くと、この頃から東からのウネリが高くなり始め、沖合に出ていた仲間達の船も帰って来始めた。



「東風が強くなって、ウネリも高くなってきました。ポイントを移動しましょう」

船を大島の内場へと、移動する。

ここから、力を発揮し始めたのが古田さん。

近藤さんと、李さんのダブルヒットに少々焦り気味だった分を取り戻し始める。



「アタリ!」

竿先を叩くアタリに、私も古田さんも鯛を予想した。

上がってきたのは、良型のイトヨリ鯛。



「高級魚ですよ」

最初の1枚に、少しホッとした様子の笑顔が良い。

東からの強風は、大島の内場にも吹き込んで、風波を立たせている。

大きなエソが連発したこともあって、又してもポイントを移動する。

水深30メートルの、夫婦浦方向の海域。

1流し目に李さんに、大きなアタリ。

竿が大きく曲がり、重々しい感じが伝わってくる。

「あっ、外れた…」

この時化で水温が下がって、食いが浅くなっているのだろうか。

近藤さんには、この日2匹目のホウボウが来た。



ここから、古田さんにアタリが連発する。



型は、小さいがアラの子、ガンゾウヒラメと楽しそうだ。

船を元に戻して、魚探でベイトを確認していると、李さんに又しても大きなアタリが来た。

いきなり、竿が海面に突き刺さる様な大当たりに、ラインが切れた。

「なに、今のアタリは…何も出来ない内に切られた」

今日は、李さんには大物が連続して当たってくる。

何とかして、この大物を獲りたい物だ。

しかし、なかなか構えているときには、アタリが来ない物だ。

「最後の1流しにしましょうか」

此処で、アタリを捉えたのが古田さん。

「来た」

大きく、合わせを入れる。



上がってきたのは、超高級魚のアコウだった。

これには、みんなでビックリ。

「キジハタは最高級魚やど」

近藤さんと李さんからの祝福に、古田さんも笑顔。

仲の良い三人の笑顔が、とっても爽やかだ。



カンパチ、ヒラマサ、キジハタ等々の高級魚が釣れ、一方で、針外れやラインを切られる「口惜しい」思いも楽しい会話にして帰港した。