１２月７日 海の変化待ち

黒潮が、可成り岸寄りに流れているとの情報が入っている。

知り合いの漁師さんによると、沖合の潮は速すぎて釣りにならないらしい。

実際、先週沖合の水深１００メートルのアタリでは、上り潮が３ノットの速さで流れて、潮流が波立っていた。

その一方で、岸寄りでは底潮が動かず、思う様なアタリが出ない状態が続いている。

磯釣りの時もそうだったが、黒潮が近づき沖合の上り潮が速くなったとき、反転流が２枚潮になったりしていた。

２枚潮で底潮が動かないときには、ベイトの反応も今一よくない。



水温は２２度から２４度くらい有るとの話だが、これはあくまで表面温度だ。

２枚潮や３枚潮になったとき、水温がどう変化するのか。

随分昔の話だが、潜りが得意だった頃、潜って海中のラインやハリスの状態、撒き餌の状態を確認したことがある。

深く潜るほどに、水温が冷たく感じたことを覚えている。

深くと言っても、たかだか１０メートル程度なので、余り偉そうには話せない。

今の海の状態は、もしかしたら宮崎や鹿児島の東側では、同じ状況かも知れない。



今日、私の釣り仲間のＷさんからの電話では

「鹿児島の佐多岬あたりには、黒潮の分流が近寄っているらしいですよ」

との話だった。

「こちらと同じく、志布志アタリでも食いがイマイチのようですね」

とも教えて貰った。

昨日も、一昨日も日南の沖合では、狙った青物は出ていない。

一応に「底潮が動いていない感じです」

「ジグが軽く感じて、テンションが上がってこない」

との感想だった。

潮の色は青くて、透明感もあり今にも調子が上がりそうな色はしている。

でも、思う様にアタリが出てこないジレンマがある。

今日は若潮だが、明日からは中潮。

これも磯釣りの経験なのだが、大潮に向かう上げの中潮よりも、下げの中潮が潮の動きが良い様に感じている。

これまでのデータを見ても、大潮から下っていく中潮の時が、アタリが多く出ている。

潮のデータは、釣り人一人一人で違うと思っている。

私が付けているデータとは、また違う情報が底にはあるだろう。

今は、明日からの上げの中潮に、先ずは期待しようと思っている。

大潮を経過して、次の下げの中潮で調子が上がってくれば、とっても有り難い。

自然が相手の釣りだから、人の思う様にはいかないだろうな。

そうなれば、走ってベイトを探して回るかな。