釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

12月29日 兄弟で楽しく、締めはシロアマダイ

2015年12月29日 | 日記
鯛ラバ初挑戦の、金丸さん兄弟。



お兄さんの金丸貴行さんは、市役所時代の後輩であり、色々な思い出がある。

弟の金丸紘一さんは、今回が初顔合わせになる。

先ずは、鯛ラバの引き方を練習する。



暫く練習して、水深40メートルのポイントへ移動。

魚探には、ベイトの影が映っているが、なかなかアタリが来ない。

最近は強く吹いて、釣りの邪魔をしている西風も、今日は穏やか。

潮自体も、上り潮が沖に払い出す、良い潮だと思うのだが、アタリが来ない。

「ポイントを変えてみようか」

大島の東側、水深70メートルのポイントへ、移動する。

何カ所かのポイントを見て回り、ベイトがいるか確認する。

すると、昨日は映らなかったベイトの群れが、魚探に映し出された。

しかし、見覚えのあるベイトの影だ。

そう、きっとサバの群だ。

「金丸さん、サバの大群が映っていますよ。これ、使ってみます?」

「鯛ラバにサビキを付けて、遊んでみましょうか」

と言うことで、鯛ラバにサビキ針をつけて暫く、サバの群と遊ぶことにした。

最初のアタリは、お兄さんの貴行さん。

塩焼きサイズのカイワリが来た。



海底まで仕掛けを落とすと、サバとは違うアタリが来た。

ゆっくりと巻き上げると、型の良いマアジが来た。



マアジが来て、船中が賑やかになってきた。

弟の、紘一さんにアタリが来た。



これも、型の良いアジだ。

「刺身が美味しそうですね」

この時、沖から上り潮の潮目が入ってきた。

明らかに潮の色が青くて、何か沢山の魚が居そうな気がする。

潮もウネリが立つくらいの、迫力ある感じの良い潮だ。

魚探を見ると、ビックリするくらいのサバの群が映っている。

潮目を見て、場所を移動しようとしたとき、紘一さんにアタリ。

魚が思い切り走り回っている。



サバが、2匹絡まった状態で上がってきた。

「どおりで暴れるはずだ」

お兄さんの貴行さんのタモ入れで、大笑い。

これが、サバ祭りのスタートとなった。

貴行さんが3匹掛ければ、紘一さんが5匹掛ける。

その中に時折、型の良い大きなアジも、針掛かりしてくる。

サバの処理に手間取り、写真を撮るのを忘れた。

その型の良い鰺を狙って、仕掛けを落とすと直ぐにサバが食いついてくる。

船から見ていると、サビキに掛かったサバの周りに、沢山のサバが付いてきている。



潮目の中にナブラが立った。

急ぎ船を走らせ、仕掛けを入れると、ナブラの正体もサバだった。

「ナブラの下に、大物がいるかと思ったね」

別のナブラは、ボラの大群。

「こんな大群のボラ初めて見た」

紘一さんがビックリしている。

ボラの群から離れ、再び仕掛けを落とすと、サバのアタリが連続してくる。

その中から、今までと違うアタリが貴行さんに来た。

上がってきたのは、なんとシロアマダイ。



「サバかと思って、思い切り巻き上げた」

釣り上げた本人も、ビックリだ。

目指した鯛は釣れなかったが、大きなアジとサバで船中は大騒ぎの「サバ祭り」だった。

締めは、高級魚のシロアマダイ。

兄弟仲良く、楽しい気持ちで、帰港した。