釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

12月23日 こんな時もあるさ

2015年12月23日 | 日記
この時期、色々な釣りに置いて「食い渋り」が起きる頃なのだろう。


前日の天気予報で、南風が入ると言っていたこともあり、午前7時過ぎに出発。

沖合に出てみるが、まだ波は穏やかで西風が吹いている。



今がチャンスかな。

水深50メートルのポイントから、釣り始める。

魚探には、ベイトが徐々に増える様子が、映し出されている。



鍋島さんにアタリが来た。

竿が気持ちよく曲がり、針掛かりした獲物が走る。

しかし、次の瞬間

「あっ、外れた…」

竿先から生命反応が無くなった。

「大丈夫、又来る」

最近、針外れが多いこともあり、気持ちを切り替える意味で声に出す。

しかし、次に来たのは厄介者のエソ。

ここから、エソの襲来が始まる。

牛衛さん、鍋島さんとも「また、此奴か…」とガッカリした表情。

南風が吹き出す前に、ポイントを移動する。

このポイント移動直後から、鍋島さんに体調不良が襲いかかってくる。

風も、天気予報通り南風になってきた。

でも、それ程のウネリは出ない。

ここでは、ベイトが底付近に張り付いた感じになっている。

そこで牛衛さんが鯛ラバ、鍋島さんがジグと別々の攻め方をしていく。

すると、牛衛さんに明らかにエソとは違うアタリが来た。



竿が小気味よく曲がり、魚の引きを楽しむ。

上がってきたのは、カンパチ(ネリゴクラス)

小型だが、最初の一匹は嬉しい。

牛衛さんの爽やかな笑顔が、曇り空を吹き飛ばしてくれそうだ。

ここから、アタリが連続していけば、楽しい釣りになる。

しかし、鍋島さんの体調が優れない。

雨も降っているし、ウネリも徐々に高くなり始めた。

「波静かなところに移動しましょうか」

波静かなところに移動するが、体調不良は回復する様子がない。

「今日は、諦めて帰りましようか。こんな時もありますよ」

二人とも、口惜しそうだ。

でも、この二人なら次は大物を釣り上げる筈。

仲の良い二人を見ていると、私はそう言いきれる。

「大丈夫。必ず大物が釣れるよ!」

その為にも、私もポイントの確認を、怠りなくしておこう。